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踊る日記帳

Dance On The GrooveパーソナリティChikaの日々踊る日記帳

「湯女(ゆな)」...MOGA野球拳

2007-06-04 | Weblog
今月、MOGAに立て続けにイベントの出演依頼がありました。
全国旅館組合?の全国大会に、道後のホテルでのイベント、道後温泉本館前広場でのイベント...どれも、四国四大祭として、各県から阿波踊り、よさこい踊りなどが肩を並べて出演する規模の大きいものです。

で、MOGAはレペゼン松山として「野球拳」を踊ります。

毎年、夏祭りの野球拳踊りでは、毎年様々な趣向を凝らしたMOGAオリジナルの野球拳踊りを創って踊っています。去年は坊ちゃんの中に登場する「赤シャツ」をモチーフに...「お笑い」で踊ったり(笑)。でも、中でも道後温泉をモチーフとして2003年に初演した「湯女(ゆな)」の野球拳はとても好評で、4年経った今でも、出演依頼が後を絶ちません。

とはいえ、常時踊っているナンバーではないので、出演依頼が来るたびに、MOGAのスタジオの生徒さんにも手伝ってもらって、振り起しや練習をするのですが、新しいメンバーが加わりながらも、回を重ねるごとに、だんだんと踊りなれているメンバーが多くなってきて、とても助かっています。


で、ちょっと思うこと。。。


みなさん子どもの頃、着物や浴衣って、着ました??
浴衣着て縁日に行ったり、近所の盆踊り大会なんかで、手馴れなおばあちゃんの踊りを真似て、踊ったりしませんでしたか?

日本の風情って、やっぱり着物の文化の中にあって、その着物を着ることによって自然と生まれる所作には、独特の趣があると思うんです。きっと日本人にしか分からない感覚や動きが、そこにはあるハズ。

でも、今の若い子達や子どもたちって、どーなんでしょう。
着物を着る機会も減ってるだろうし、浴衣が流行って着たとしても、ミニスカートばりの着こなしだったり...そんな中で、日本人の持つ趣って、確実に消えていってる気がしてなりません。

MOGAの湯女は、浴衣をアレンジした衣装で踊ります。でも、決しておしとやかに踊るだけではなく、豪快に元気よく飛んだり跳ねたり、湯桶をパーカッションのように叩いてリズムを作ったりと、いろんなシーンで構成されています。...でも、基本、日本の風情...みたいなものは大切にしたい作品なんです。

今回の練習の中...浴衣を着て、美しく、色っぽく、艶っぽく...正直、若い参加者の人達は、立ち姿やポーズなどに四苦八苦しています。若いから出来ないとか、普段ストリートダンスしか踊ってないから出来ないという問題では全くなく...そういうのって、感覚だったりセンスだったりっていうのが大きいと思うんだけど、そういう文化自体にに触れたことがない若者にとっては、全く????だと思うんですよね。

MOGAでは普段、浴衣も着ないし、盆踊りも踊らないけれど...せめてこういう機会にでも、作品を通して、ちょっぴし日本の風情みたいなものを感じてもらえる機会になればいいのになぁ~って...願います。



松山といえば 道後温泉
温泉と言えば セッケン、手ぬぐい、おけ、ゆかた

温泉に響く湯の音
ここちよい響きを出す おけの音、音楽

ゆかたをたくしあげ
力強く、かつ繊細に踊る全員の舞い姿をとくとご正味あれ

「桶の音に こころ踊らせ た・とん・とん」



見たい方は、6/6(水)夜、道後温泉本館前にお越しください。

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