大島椿VS黒ばら

ドライヤー前に髪になじませ・・・髪を熱から守り、しなやかにさせる。
私がずっと使い続けている椿オイル。大島椿の椿オイル。

先日、切れてしまったことを思い出し、ドラッグストアに寄って購入。
あった、あった、大島椿！と見つけた、その隣りに黒ばらの椿オイルが並んでいる。

醤油だったら、キッコーマン。マヨネーズだったらキューピー。

そんなノリで、いつも大島椿本舗の製品を手にしていたのだけれど。
匂いのない大島椿の椿オイルは黒ばらのそれよりも値段も高く、なんとなく効能も良さそうな気がしていたのだけれど。
ふっと、黒ばらの椿オイルを手に取り・・・パッケージを読んでみる。

目にとまったのは、黒ばら特有の純正ろ過の内容。
従来の精製方法と黒ばらの純正ろ過精製の比較。
前者は、椿油に水を加えて加熱し遠心分離をさせた後、脱色と脱臭をして、精製椿油として製品とされているそう。
後者は、椿油を活性炭でろ過した生搾りのまま。
加熱をしないから、天然の有効成分がそのまま生きる・・・という。そして、だからこそ、その天然の香りが残るのだそう。

また驚いたのは黒ばらの椿オイルは全身のケアにも使えるという。
人間の肌の構成の60%を占めるという皮脂成分、オレイン酸グリセリドを80%含むというのだ。
ヘアケア製品№１を誇る大島椿では、髪のケアに対しての内容は謳っているけれど、全身に対しての記述はない。

化粧品全般に言えることなのだけれど、化粧品類に限っては、値段が高いことが製品のクオリティも高いことを示すとは・・・到底言えはしない。
消費者の化粧品へ払う代金のほとんどは、高い広告費用となって消え、商品に反映されてはいないという事実がある。

製造のステップから、値段が黒ばらのオイルの方が安価なのにも納得が行く。
工程が多くなればなるほど、それに伴う人件費及びその他経費もかかり、当然、製品の値段も上がる。
シンプルな工程ならば、それらは省かれる。
正しくシンプルな工程、そしてだからこそ天然の有効性が期待されるのが、黒ばらの製品なのだということを、確かめたい・・・と・・・私は、初めて黒ばら製品を手にしてレジへ向かった。