Windows Embeddedな日常

Windows Embeddedについての話や、雑談を綴っていくブログです。

CE 6.0 用のアプリケーションを開発する (5)

2011-12-09 | Windows Embedded
デバイス エミュレータの OS をビルドできたので、その OS を起動してします。

まず、接続の設定をします。開発対象のデバイスと開発環境は別のコンピュータなので、その間の接続を設定します。この設定をしておくと、開発環境から対象デバイスに OS イメージをダウンロードしたり、デバッグをしたりすることができます。
Visual Studio のメニューで [ターゲット] - [接続オプション] をクリックします。[ターゲット デバイスの接続オプション] ダイアログが表示されますので、左側のペインで [サービス構成] - [カーネル サービス マップ] をクリックします。
右側のペインに移り、[ダウンロード] で [Device Emulator (DMA)] を選択します。右横の [設定] ボタンをクリックします。[エミュレータのプロパティ] ダイアログが表示されますので、表示タブをクリックします。画面の幅、高さ、色の深度を設定します。ここでは 640×480 16ビット にします。設定ができたら [OK] をクリックします。
ターゲット デバイスの接続オプション] ダイアログに戻るので、[トランスポート] も同様に [Device Emulator (DMA)] を選択します。最後の [デバッガ] は [KdStub] を選択します。
ここまで設定したら、一番下の [適用] をクリックし、[閉じる] をクリックします。



接続設定が終わったので、実際に OS イメージをダウンロードして起動してみます。
Visual Studio のメニューで [ターゲット] - [デバイスの接続] をクリックします。自動的にダウンロードが始まり、そのまましばらく待つと CE 6.0 の OS が起動します。

終わるときは、エミュレータを終了して Visual Studio のメニューで [ターゲット] - [デバイスの切断] をクリックします。