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看護師における勤務体制の違い

2022-05-25 10:09:58 | 夜勤

看護師として働く場合、夜勤があることが大半であると言える。


夜勤がある勤務体制としては、2交替制と3交替制に分けることができる。2交替制と3交替制では日勤については大差はないが、夜勤の扱いが大きく異なる。


2交替制の夜勤は、夕方から朝までの16時間勤務と通常の2倍の勤務時間となっている。途中、数時間の休憩時間があるが、それを差し引いても長時間勤務になることは変わらない。


一方、3交替制では2交替制の夜勤の時間帯を半分に分け、夕方から深夜までの準夜勤と深夜から朝までの夜勤に分けている。準夜勤も夜勤も8時間勤務としているのが一般的だ。2交替制の医療機関が多い中、3交替制に変えているところが増えてきている。


この3交替制の最大のメリットと言えるのが勤務時間の短さだ。ミスが許されない医療現場において、長時間勤務では集中力の維持が難しくなることがある。その点、8時間勤務となっている3交替制は、より集中力を維持したまま働けると言える。


また、残業が少なめであることもメリットになっている。3交替制のシフトでは休みの間隔が短くなる傾向があり、こまめに休みが取れ働きやすいと感じる人も多い。


ただし、日勤の次に夜勤となるシフトなどでは、あまり休む間もなく次の勤務となってしまうことがある。このことを理解しているシフト作成者は、できるだけこのようなシフトにならないよう、休日を挟んだりして調整している。勤務時間の融通が利きやすいのも3交替制のメリットだ。


しかし、3交替制には生活リズムが定まりにくいというデメリットもあるため、そのあたりをよく理解してから職場選びを行うと良いだろう。勤務体制についてあまり理解できてない人は、3交替制の他、2交替制のメリット・デメリットなど看護師の働き方を分かりやすく解説してあるサイトがおすすめだ。