豊臣秀吉の妻、ねねゆかりの寺として知られる京都市東山区の高台寺で11日、春の夜間特別拝観を前に試験点灯が行われ、庭園や建築物が幻想的に照らし出された。
今年のテーマは「悠久=絆(きずな)」。今年も庭師、北山安夫氏(61)の監修で、秀吉とねねのつながりや思いを方丈(本堂)前の「波心庭」に表現。白砂と苔(こけ)、石で描かれた市松模様を京都市内の「碁盤の目」にたとえ、波打った2本の砂紋は2人が交わる様子を、都を守る2匹の龍の姿になぞらえて表した。
LEDライトなどのほのかな明かりが4分50秒の間に28シーンを演出。3月下旬には庭のしだれ桜も見ごろになるという。拝観期間は13日~5月5日の午後5時~9時半。拝観料は大人600円、中高生250円、小学生以下は無料。
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