梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

介護力不足

2014年05月10日 | さえずり
介護サービス申込時のフレーズ

「介護力不足」

ここでの”力”とは何を指すのでしょうか?

物理的なモノ
経済的なモノ
精神的なモノ

この分析が為されてないことが非常に多いのです
突っ込んだ内容を聞くと悪い...
そんな思いでしょうか

これが
介護難民をつくる一つの要因でもあるのです

おそらく家族側は本音で語ってることが殆どです
後は、その理由を双方で確認していないだけ、というより
その作業を避けているのでは無いでしょうか

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3K

環境・経済力・家族愛

この3つのKがあれば在宅ケアは上手くいくと言われます

環境は、 福祉用具や住宅改修などで改善が期待できます
経済力は、介護予算とその家の収支を考えることで可能性を模索できます
家族愛、 これが一番難しいところです

介護力不足という表現は実は誤っており、家族愛不足とすることが正しいのかもしれません

この話を以前話した時に、エライ剣幕で抗議を受けた記憶があります
その時に、的を得ていたのだと確信しました
タブー視されがちな話題をいかに理解して納得いただくかも
私たちの大切な役目です
それを放棄して”いい顔”だけなら誰でも出来ます

二つ目の経済力と言うのも実は課題山積で
介護予算という考え方、見方が無い人が多過ぎます
不動産や預貯金まで全般の資産を見ながら
介護予算の概算をはじき出してるケースは皆無です

ついつい人は自分の物差しで物事を決めていこうとします
なぜなら、その方が予想しやすいからです


中長期のケアパスの作成には
介護予算と言う経済力調査と家族愛の構築作業

これらが不可欠だと考えています

こうした混み入った内容は時間を要しますが
目先のケアにばかり気が行き抜け落ちていくことが殆どです

その部分こそが
本当の意味でのケアと考えていますが...違うでしょうか

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