画像は主に3DCGです。

3DCGの制作課程や配布アイテムの取説等。
たまにCGと無関係な記事もあったり。
自分のためのメモ的なブログ。

謹賀新年

2019-01-05 | POSER
旧年中はようやくオリジナルのPOSERフィギュアを完成させることができ、いくらかの方々にも可愛がっていただき、作る楽しみも喜びも一入の思いです。一応「フィギュアの完成」が目標というわけではなく「オリジナルの着せ替え人形の提供」が目標でしたので、今後も衣装や小道具など作っていくつもりであります。どうぞ本年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願いいたします♪

新年最初のPOSER絵はSannzi様が干支マスコットの【Inoido】君を配布してくださったので、遂に「猪・鹿・蝶」が描けるぞ、と花札チックにしてみました。

猪札に必要な【萩】ははる様作。【猪】をはじめ【鹿】も【紅葉】もsannzi様作。以前和風展用の制作をしていて「猪作るの難しそうなので他の物で誤魔化すか…」と思ったことを思い出しました。蝶や雲、牡丹、金色の何かはその時に作っていたものです。

☆SpecialThanks 其の一☆
はる様【萩】←ホームページは消してしまわれたのでしょうか?ジオシティーズだったようなので(^_^;)
sannzi【urikoro】【Inoido】【GlassDeer】【New-fallenLeaves-set】【MovingFrame02】【BlackHorizont2】
kyotaro【KYO’s Superfly materials 01 - Rosy -】よりGold05(トップ画像の背景部分)
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さて、年を跨いでしまいましたが、LPG用【Angel】についての補足記事です↓
特に難しい使い方があるわけではないのですが、言われないと気が付かないかもしれない細工もあるので既にご購入いただいた方も一読いただければ幸いです。
★まずAngel_OP(ワンピース)について。
①bodyパーツにfitというパラメータがあります。上半身の形状を体にfitさせるものです。

②hipパーツの下部はskirtというパーツになっています。
・ボーンが入っているので全体的な動きを付けることが出来ます。
・skirtというモーフは裾を狭める~広げるものです。
・yScale(y拡大縮小)で長さを調整できます。

・LegPoseというパラメータは0~10まであり、LPG本体の足のポーズ(03_Leg)の番号に合わせた形状に変形できるようにしてあります。
下図左例)本体の足に04のポーズを適用したなら、LegPoseの数値を4.0にすればOK。下図右例)本体の足に09のポーズを適用したなら、LegPoseの数値を9.0にすればOK。

これはモーフグループにあるLeg_01~08のモーフを総括したマスターパラメータです。アニメーションでの使用は不向きです。
他のモーフや、scale調整をしている場合、またはLPG本体が6頭身以外の場合、LegPoseのパラメータだけではピッタリにはならないこともあります。その場合はこのモーフ群(Leg_01~08)で微調整するか、エクストラボーンで調整、もしくはシミュレーションで解決してください(後述のコツ必読)。
③skirtパーツ以下に8方向のエクストラボーン(★マーク)があります。
これらを動かして裾に動きを付けることが可能です。
プレビューレンダリングをする際はポーズのtweety/LPG/000_Specialty/にあるEXbone_HideをAngel_OPに適用すると便利です。
④chestパーツのモーフは本体のモーフにほぼ追従しますが、Fitモーフとの兼合い等で上手くいかない場合はワンピース側のchestのモーフで微調整してください。


⑤どうしてもシミュレーションを使いたい場合は、コツ(?)があります。
1.アニメーション編集の最初のキーフレームでモーフやエクストラボーンを使い、シミュレーションを始めたい状態の形状にする。
2.次のフレームでskirtパーツのモーフを全て0にする。エクストラボーンも初期状態にする。
3.LPG本体がローポリゴンなので衝突対象(LPG)に対する衝突オフセットを大きめ(2.0くらい)に設定してシミュレーションする。ドレープの計算はしない。
ゆったりしたフレアースカートにしたい場合とか床に引きずりたい場合に使えるかな…。
モーフを適用したままシミュレーションすると、シミュレーション後に「シミュレーション結果に更にモーフを適用した状態」になってしまいます。
逆に正しくシミュレーションした後でモーフやエクストラボーンを使って微調整することは可能です。しかし、シミュレーションで意図した形状に仕上げるのは非常に難しいので、一応「基本的にはシミュレーションを使わずに意図的な動きが作れるシンプルなワンピース、でも一応シミュレーションも使える」というアイテムになっています。
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★次に翼を他のフィギュアに使う方法。
【例1】chestが存在するフィギュアであればまず「フィギュアに着用」することで大体胸の後ろ辺りの位置にセットされます。
その後Wingというパーツ(レンダリングされない背中の■)で翼の付け根の位置や角度、大きさを調整してください。その後、付属のポーズも使えます。

ロード→着用→Wingパーツ■でサイズ、位置調整
※Wing■パーツを移動したい場合はパラメーターダイヤルで動かしてください。マニピュレーターで直接移動しようとすると上手くできません。これはWing■がchestと連結しているボーン構造だからです。

【例2】かなりサイズが異なる、あるいはchestパーツが存在しない、chest以外の部分に付けたい場合。
翼のbodyパーツのscaleで大まかな位置、サイズ調整をして、Wingパーツで翼の付け根の位置や角度、幅(xScale)を調整した後に付けたいパーツに「フィギュアのペアレント設定」をする。その後、付属のポーズも使えます。

ロード→bodyパーツでサイズ、位置調整→ペアレントしてからポーズ適用

【例1】のほうは翼を付けたいフィギュアが原点に居なくても正面を向いていなくても「着用」で大体の位置にくっつくのが利点。
【例2】のほうは翼を付けたいフィギュアが原点に居て正面を向いている場合や、chest以外のパーツに付けたい場合に有効。

WingパーツのscaleのパラメータはLPGに着用した状態でサイズ変更した場合、付け根の位置が変にならないように連動パラメータになっているので「着用した場合はWingパーツ■でサイズ調整」もしくは「ペアレントするならbodyでサイズ調整」ということを覚えておいてください。…これに関しては何かもっといい方法があるんじゃないかという気もするんですが…(・_・)

ちなみにWing■パーツのxScaleは右翼と左翼の間隔を調整できます。翼の横幅が広がるわけではありません。
蛇足ですが今回の翼のポーズは悪魔の翼にも適用できます。でも構造が少し違うので全く別の形になります。逆もまた然りなのでモーションは天使用、悪魔用でそれぞれ分けて作っています。20フレームで揃えてあるので、同時に使うとこうなります↓
これはどちらも天使だ…(=^ω^=)

★羽根のWingパーツ(エクストラボーン)はハート型なのですが、エクストラボーンなのでSuperflyやFireflyではレンダリングはされません。ワンピースの★も。どうしても小道具として使いたい(=レンダリングしたい)場合はプレビューレンダリングで使うか、
方法1)グルーピングツールでその部分を新規小道具作成する→好きな位置に動かせる。
方法2)ボーンの特性の「フィギュアとは別に細分化」の項目のチェックを外す→位置は変えられない。
等の方法でレンダリングできるようになります。方法2に関しては…どうなんだろ、これ。正常な仕様なのかな?逆にユニメッシュではないフィギュアをユニメッシュに変更した場合も、CR2で非レンダに設定していたとしてもエクストラボーンがレンダリングされるようになるみたいです。ま、そういうことみたいです。方法1のほうが使い勝手が良いですし。ハート形は小道具化してからSubDivレベルを1にしてね。

★ジオメトリックエッジラインをONにした場合、翼は他のアイテムより細く・羽根は線が描画されないように設定してあります。
ジオメトリックエッジラインはPOSER11からの機能で、ツールバーの表示>スケッチシェーディングトーンの項目でON/OFFが出来ます。または作業画面下部にあるマークをクリックすると、線の太さを調整できます。

羽根の輪郭線を描画したい場合はスケッチシェーディング(ライン付き)を選択すると良いです。ちなみにスケッチシェーディング(ライン付き)の輪郭線の太さはレンダリング設定のほうで調節します。
スケッチシェーディング(ライン付き)、ジオメトリックエッジライン(値0.8)、トゥーンエッジの線の幅=0.5、コミックブックフィルター(モノクロ)使用。この絵の線あり・なし画像はPixivに置いておきますので良かったらそちらを見てやってください。
テクスチャシェーディング、右のみジオメトリックエッジライン(値1.0)。太めの線を付ければ力強い絵になりますね!
私はエッジラインの値は0.2~1.0くらいで使っています。トゥーンの輪郭線は0.5~1.5とか。画像サイズやら雰囲気に合わせて色々ですが。
スケッチシェーディング(ライン付き)と何が違うかと言うと、カメラとの距離やマテリアルごとに線の強弱が付けられる点かな?
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次回は履物セット(サンダル、ローファー(未定)、靴下等)を作る予定です。バレエシューズみたいなのも良いかなぁ、とか…これまでの衣装との相性も考えながら作ってみようと思います(^^)

☆SpecialThanks 其の二☆
sannzi様【MomiPlus(モミモミ君)】【MomiBell】【Inoido】

2 コメント

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此方でも改めまして (sannzi)
2019-01-07 22:03:04
明けましておめでとうございます(#^.^#)。
猪鹿蝶、華やかで良いですね。
確かにメカっぽいイノイドがいるのに、全体的に違和感が無いです。
色彩が有っているのかも。

はるさのHPは閉鎖されましたが、一応再開したいのでお楽しみに、とは聞いています。
私も期待しています。

悪魔モミモミも天使モミモミも可愛い(#^.^#)!。

ジオメトリックエッジラインの解説も有難うございます。
11からの機能だとか、少しも知りませんでした、解って良かったです。

それではLPGちゃんの履物セット、楽しみにしております。
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sannziさんへ (tweety)
2019-01-09 17:17:17
改めましてお年賀ありがとうございます。
Sannziさんのイノイド君やウリコロちゃんのおかげで今年(亥年)らしい新年の絵が作れました。イノイド君は直線的な形状なのでジオメトリックラインを付けるととても似合っているように思います。機会があれば試してみてください(^^)

気が付いたらはるさんのホームページが無くなっていたので、せめてブログのURLを控えておけばよかったなと思っていたのですが、再開予定があるようなら一安心ですね。楽しみに待ちたいと思います。

momimomi君に翼を付ける場合は例2の方が手っ取り早い気がしました。ガラスの馬は例1のほうがやりやすいかな、と。良かったらそちらも試してみてくださいませ(^^)v
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