デザイン制作の極意~谷宜樹~

デザイン制作の極意を紹介していきます。

WEBデザインは実例から学ぼう!トップページから伝わる企業のメッセージ

2022年05月02日 | 実例

これまでWEBデザインの仕事内容や、WEBデザインをする上で必要になる基礎知識などを谷宜樹が解説してきました。
しかし、知識さえ身に付ければ今日からWEBデザイナーとしてやっていけるというわけではありません。
すでに多くのデザイナーが利用している理論やデザインを使っただけでは、クライアントに選ばれるデザイナーにはなれないのです。
自分にしかできないデザインができることも、WEBデザイナーの強みです。
今回は、谷宜樹が「上手い!」と思ったWEBデザインの実例を通して、どんなものが魅力的なのか考えていただこうと思います。


■一緒にやりたい!話を聞いてみたい!そう思わせる広告とは

ある会社の求人情報ページは、実際に働いている人の写真が使われていました。
若い男性と管理職らしき初老の男性が、にこやかに会話をしています。
これを見た人は、「役職や立場が違っても意見を言い合える人間関係の良さそうな職場だな」と感じるでしょう。
また、あるビューティーサロンの求人募集には、若い女性がランチを囲んで笑い合う写真がありました。
そこには「お姉ちゃんみたいな先輩、プライベートな相談もしています」という言葉もあります。
アットホームな職場のイメージになり、人間関係が心配な人も安心して応募できそうですね。
募集条件や会社情報では分からないような実際の職場の雰囲気が伝わります。


■おいしそう!映える写真を活用

食品メーカーのトップページには、子どもがおいしそうにごはんを食べる写真が貼ってあります。
このメーカーの商品は調味料ですが、より商品のイメージを理解してもらうには料理にかけてある写真や、それをおいしそうに食べている人物の写真が有効です。
「こんな料理に使える」「子どもでも安心して食べられる原材料を使っている」
ということが伝わりますよね。
これが容器に入れられた調味料の写真だけだったら、印象に残らないかもしれません。
このサイトは子どもの写真を使っているので、ページの文字や背景画像も可愛らしくポップなものにしてイメージを統一しています。


■本当に必要なものは?情報は最小限に

ファッションブランドのWEBサイトの場合、トップページの画像はモデルの着用イメージのみであることが多いです。
ブランド名やロゴの表記はありますが、「○サイズ」「○円」という説明は書かれていないのが一般的です。
商品詳細ページに飛べば確認できるので、トップページには明記する必要はありませんね。
ブランドの洗練されたイメージを伝えるために、余計な情報を取り除くのも大切なことです。


今回は谷宜樹が「上手い!」と思ったWEBサイトについて紹介しました。
この他にも広告や企業サイトで面白いものがあったので、また後日お話します。



コメントを投稿