私の子供たちは、小さい頃よく不思議な話をしました。
これは、上の子がまだ3歳くらいの時の話です。
子 「ママ、あのね、知ってる?ママのお腹の中って、あったかいんだよ!」
ママ「ん? え? ママのお腹の中にいたの?」
子 「うん。だって、ママのお腹から出てきたんだもん」
ママ「そうなの?ママのお腹の中にどうやって入っていたの?」
子 「うんとね、こうして~こうやって入っていたの」
そう言いながら、よく見るお腹の中の胎児の恰好してみせました。足をクロスさせて、頭を足の間にいれて…。
ママ「苦しくなかったの?」
子 「苦しくないよ。」
ママ「お腹すいたとき、どうしていたの?」
子 「お腹が空いたときは、ママのお腹のお水を飲むの。おしっこもするよ。」
私はびっくりしました。まさか、わが子がこんなこと言うなんて
子供のお話は止まらず…
子「ママ、いつもお歌唄ってたね。時々パパと喧嘩もしてたよね。」
またまたびっくり 当時はよくカラオケに行ってたし、旦那の女癖が原因で、よくケンカしてました
ママ「あのね、どうやってお腹から出てきたの?」
子 「あのね、明るい光が見えたの。そうしたら出たい!って。出たいって思って出てきたの。」
ママ「どんな風に?」
子 「こんなふうに。苦しかった~。でもすぐ出たかったの。頑張ったの。」
って、言いながら、産道を通ってくる時みたいな形で、あごを引いて頭をぐりぐり動かして~の真似をしました。
実際、この子を産むときは予定日より早く、破水して生まれてきました。
仮死胎児として生まれてきたので、実際、私のところに来たのは次の日でした。
今じゃ~立派に成長して、あの頃の話をすると
「え~!うそでしょ?覚えてないよママの作り話でしょ?」
と 記憶を忘れるって、本当なんだなあ~と思ったのでした。