上州に大きくすそ野を広げる「赤城山」は、深田久弥が選別した「日本百名山」。最高峰の「黒檜山(くろびさん1827.7m)」をはじめ、「駒ヶ岳(こまがたけ1685m)」、「地蔵岳」「篭山」「陣笠山」「薬師岳」などの総称を「赤城山」と呼んでいます。
今回は県立赤城公園ビジターセンターを起点とし、駒ヶ岳、黒檜山を巡る周回コースを紹介!尾根に上がったルートは展望がよく、山頂までの上り下りはつつじの季節は素晴らしい美しさで彩られます。今回のルートは、標準時間4時間30分(休憩挟まず)、距離7.15km、累計標高差上り下りとも580mほどです。
スタートは県立赤城公園ビジターセンター
赤城山周辺には駐車場もたくさんありますが、今回は県立赤城公園ビジターセンターをスタート!
トイレや自販機、さらに登山への情報が入手できるポイント!バス停も近く赤城山登山にはもってこいの起点。
ビジターセンターから車道を駒ヶ岳登山口まで行けますが、少し覚満淵へ立ち寄ります。
昔は大沼とつながっていたそうですが、現在は静かな湖畔として周遊遊歩道も整備されています。
駒ヶ岳、黒檜山登山口から駒ヶ岳への急登を上る
車道に戻り大沼側へ進むと駒ヶ岳、黒檜山登山口があります。ここにも駐車場はありますがトイレはありません。
ここから登りだすとすぐに鉄製の長い階段が出てきます。これとともに九十九折れに登山道が続きます。
途中からつつじの花が散見されるようになります。
急登を登りきると栃木側の山並みが美しく広がります。
ほどなくして駒ヶ岳山頂に到着。この日は若干天候が思わしくなく、栃木側のみの展望でしたが、天候に恵まれたらもっと素晴らしいと思います。
美しい尾根伝いに御黒檜大神を経て最高峰「黒檜山」を目指す
しばらく穏やかな稜線を進みます。
つつじもまだつぼみ
小沼も観える
山頂直下には御黒檜大神が祀ってあります。登山の無事をお参りしましょう。
山頂まで静かな樹林帯を進みます。
黒檜山は赤城山の最高峰!素晴らしい景色が楽しめるはずですが、この日は残念!再び分岐に戻り黒檜山登山口へ下ります。
大沼と美しいつつじが出迎える岩稜を下る
山頂から分岐まで戻り黒檜山登山口方面へ下ります。しばらくすると眼前に大沼が見えてきます。
こちらのルートは岩稜を行くもの。駒ヶ岳登山口から山頂までのルートより、少しハード!岩斜面のスキルによっては、こちらを登って逆回りを選択するのもいいかも。
山頂より少し標高が下がり、つつじも咲いています。この辺りはルートわきにつつじが咲き乱れ、大沼の緑とつつじのピンク、さらに新緑の緑と彩り豊かな印象。
岩場がほぼ終了すると、緩くトラバースする道へ。
黒檜山登山口に出たら、大沼沿いにビジターセンターをめざします。
美しい新緑とつつじの季節に「赤城山」へ
日本百名山の赤城山はアクセスも良くルート整備もばっちり!スキルに合わせて様々なルートが選べ、高原のすがすがしさを楽しめるリゾート登山が楽しめます。春の時期にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
赤城山の基本情報
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山1(県立赤城公園ビジターセンター)
電話:027-287-8402
アクセス:関越自動車道渋川伊香保ICより車で40分 JR両毛線前橋駅より赤城山直通バス(季節運行)大人¥3200 1日フリー乗車(0279-24-511)
2021年6月現在の情報です。詳しくは現地にお問い合わせください。