ザボンの香り

喜びや悲しみ、
ささやかな日常の想いを、エッセイで・・・

鹿島コーチのおにぎり

2009-07-30 11:00:54 | 体操競技
数日前に、他サイトで教えていただいたこの記事↓

 スポーツドクター奮闘記『ベオグラードでにぎるおにぎり』

鹿島選手は引退して早々から、大東文化大学講師の傍ら、
セントラルスポーツコーチとして、
またナショナル強化コーチとして、
日本代表選手たちの裏方として、ご活躍です。

 選手のために、外国でおにぎりを握る。
 日本から、お米や炊飯器を持参して。

「今まで自分が先輩から受けてきた恩を、少しでも後輩たちに返したい」


この鹿島選手の発想こそ、
先日私が書いた記事にある
「プラウト主義」に通じるものではないでしょうか。

日本体操界って、実は世界に先駆けて、とっくの昔から、
無意識のうちに、プラウトを実践していたのではないでしょうか。



・・・・なんて、よく内部事情も知らない外部の人間が、
勝手に憶測して、つぶやいた戯言です。
 失礼しました。
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26時間テレビの感想

2009-07-27 13:45:39 | TV番組
32年前、初めて日テレ24時間テレビが放送された時は、
新鮮な衝撃だった。
全スポンサーが一致団結して、大きなテーマに挑み、
これこそが果たすべきテレビの役割だなと、
考えさせられ、感動したものだ。
フィナーレで、萩本欽一や大竹しのぶが、目の下に隈を作って、
疲労でフラフラになりながら手を振っていた姿は、忘れられない。

そして、時代は流れ、数年前からフジテレビが、
(対抗して、アンチテーゼとして)27時間テレビを始めた。

私は、今まで一度も見たことはなかったが、
今年だけは、ヘキサゴンの崎本くん見たさに、録画して見た。
(プラス、総合司会・島田紳助の才能見たさに)

番組開始前に、紳助が言った。
「12時間も三輪車こいで、そのうち11時間50分は地獄の苦しみだろう。
 なんでこんな無意味なことやってるのか、
 空しさとの戦いになるかも知れない。
 しかし、約束します!
 最後の10分で、必ず涙が止まらなくなる。
 最後の10分で、今までの苦しさの意味が分かるんです。
 それは、まるで人生のように」

これがテーマだったろう。
30人以上のヘキサゴンメンバーをそれぞれ、
華やかな現場、楽な仕事、地味な仕事、辛い現場などに割り振り、
非情な不公平感と、イジメに近い罵倒などの仕打ちを味わわせる。
しかも、それぞれの苦労とは“全く無関係なところ”で、
他の人たちと面白おかしく盛り上がる。
混沌とした不条理や、疎外感の中で、
それでも人は懸命に生き、笑い、涙する。
なんか、ある種の人生の縮図のように感じられた、そんな26時間テレビだった。

“全く無関係なところ”というよりは、
“一見無関係なようでいて、実は巡り巡ってリンクしているところ”
といった方が正しい。
人間社会とは、そういうところであるように思う。

三輪車チームの涙は、美しかった。
特に、水野裕子に響くものがあった。
女性版・崎本というか、若くてスポーツ万能で、美人で、
頭脳明晰な彼女が、あえて挑んだ過酷な現場。
彼女にも、今後一層様々な方面での活躍を、祈りたく思う。

全国会場での歌声をかぶせるという、最後の合唱に、
とても期待していた。
けれど、カメラワークに大変がっかりした。
羞恥心ばかりをアップで追いかけたり、
野久保や紳助たちが抱き合うシーンが、
中心を占めたりする必要はなかったのではあるまいか。
片隅に映る程度で、視聴者は納得したと思う。
それよりも、ヘキサメンバー全員を少しずつ
アップで映すべきだったろう。

最後の最後で、感動を裏切られた気がして、
それが残念でならない。
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広瀬隆、ラビ・バトラ

2009-07-23 15:36:21 | 社会のこと
先日の「たかじんのそこまで言って委員会」。
ゲストは、反骨のジャーナリスト・広瀬隆。
緻密な数字資料を挙げて、アメリカ資本主義の問題点を解説してくれて、
大変興味深い内容だったのに、
なぜか途中で出演者たちの「つまんな~い」という白けコールを浴び、退場。

おかげで今週ずっと、ざらついた違和感に悩まされてきた。
昨日、ネットサーフィンして、あるキーワードに辿り着き、
ようやく違和感から解放された。

 そのキーワードとは、『プラウト主義』。

こういう考え方が、既に経済界で、成立していたとは知らなかった。
嬉しい驚きである。
早く、こういう社会が来てほしい。
戦争など勃発せず、なんとか平和裡に
搾取的資本主義からプラウト主義の世界へ、
交代してはくれないものだろうか。

 資本主義でも、共産主義でもない。
 新しい経済の在り方こそ、人類が渇望してやまないものだろう。

経済学者ラビ・バトラが言う、
「昭和30年代半ばから昭和40年代の日本こそ、最もプラウトに近い」
一億総中流の経済。
心がけさえ間違わなければ、幸せになれた社会。

そうあってほしい。
搾取ではなく、生産で、人類は生きるべきだ。
強欲ではなく、謙虚に、
自分に与えられた能力を、それぞれが精一杯発揮して。
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崎本大海 その2

2009-07-17 15:30:48 | TV番組
今年2月に放送されたという、NHKドラマ『ガラス色の恋人』を観た。

沖縄の海と空、そして琉球ガラスの青が、
主人公たちの悲しみと重なって、
観る者の胸に、透明感のある、美しい余韻を残す。

でも、時間が短か過ぎて慌ただしく感じられたのが、少し残念。
45分ではなく、倍の90分だったら良かったのに、と思った。
クライマックスであんなに暴れた月野くんが、
どのようにして葛藤を乗り越えたのか、あの理由ではやや不満。

 脳死・臓器提供という重いテーマ。

 沖縄の懐ろ深い自然や人情の中で、癒され再生していく心。

90分あれば、じっくり描かれたのではあるまいか。
45分では、吹石一恵の美しさくらいしか印象に残らない。


崎本大海は、病床の美少年から、年下の可愛い青年から、
激しい恋情の表出から、死体(瀕死)から、
最後は大人の男性の力強い表情まで、見事に熱演。

俳優として、貴重な素材だな、これからも伸びてほしいな、と思う。

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ヘキサゴンはどこへ行く?

2009-07-16 12:45:21 | TV番組
私は、番組や出演者のファンではないし、熱心な視聴者ではないと思う。

でも、以前も書いたとおり、すごく面白い番組だと思うし、
なんとなく毎週楽しみにして観てきた。

上地が地図を鹿に食べられた、京都合宿の回から観始めたから、
羞恥心のデビューも、その大ヒットも、むべなるかなと頷けた。

今回のフレンズも、名曲だと思う。
しかし、初回は非常に胸打たれたが、
2回目・3回目の放送は、崎本の疲れが目立ち、感動できない。
(収録日が、思い入れ深い舞台の千秋楽一日前、
しかも昼公演終了直後ということで、
精神的にも推して知るべしだが、とても集中できる状態ではなかっただろう)

もし崎本が、集中して全力を注ぎ込めるスケジュールであったなら、
2回目・3回目歌う度にこの曲のファンが増え、
チケット特典関係なく、爆発的大ヒットが実現できたのではないか、と残念に思う。
もし今後、他の歌番組に出演するチャンスがあるなら、望みは消えないが。

TV界や芸能界の(事務所同士の争いなど)殺伐とした裏事情など、
知りたくもないが、視聴者は、タレントたちに夢を託している。
そのタレントたちが生み出し、織り成す空気によって、番組の
“なぜか分からんがすごい面白さ”が発生していたのだろう。
それを生かすも殺すも、編集の仕事だなぁ、
と、昨日の締まりのない放送を観て思った。
収録観覧客が、
「オードリーなどによる、面白い場面は他にたくさんあったのに、
全部カットされていた」と嘆いていたそうだ。

誰かの意図で、一部のタレントをごり押しするのではなく、
視聴者の身になって、公平な面白さを拾って編集してくれれば、
ヘキサゴンの面白さは復活するのではないか?

復活してほしいな、と思うところである。
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崎本大海(さきもと・ひろみ)

2009-07-08 11:31:26 | つぶやき
『泣いてもいいですか』で注目するまで、私も知らなかったが、
子役から芸歴十数年にもなるという、俳優・崎本大海。
若くて賢くて美形で人柄も良く、
芝居はもちろん歌も上手く運動神経もいい、
「天は、二物どころか六物も七物も与える」好例の彼。

慶応大学法学部政治学科を、今年卒業したばかりの22歳。
小学校低学年の頃から、
NHKを始めとする多くのドラマに出演しながら、
中高一貫の名門進学校 → 難関トップ大学
その間一度も浪人・留年なく卒業という、
正真正銘の頭脳の持ち主。

ニコニコ動画で、彼の動画が50件ほどUPされているが、
そのうちの1つ。
彼が参加していたPureBoysの、ネット配信トーク動画。
彼が初登場の(3:45頃から登場)を見ると、
けっこう人柄が伝わってくる。

  芯から、良い子だ~~~

常識をわきまえ、
誠実で優しく、繊細な感性はもちろん、
妥協せず意志は強く、硬派だが、しなやか。
何より、聡明で謙虚。

と言うと、なんか固いイメージになってしまうが、
彼の場合、まだ新芽というか、真っ白で柔軟で、
これからどのようにも変化し得そうな感じがする。

PureBoysのメンバーたちもいい。
仲間でありライバルでもある彼ら、
刺激し合って、化学反応を起こしてゆくエネルギーを感じる。

こういう若者たちこそ、どんどん活躍してほしいと願う。
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ヘキサゴン 「泣いても~」

2009-07-02 22:36:02 | TV番組
昨晩の、ヘキサゴンⅡで聴いた歌である。
つるの剛士と崎本大海のペアで、フレンズ『泣いてもいいですか』

最初、
 うわっ、なんちゅう女々しいタイトル、あざといわぁ
・・・と思って、聴き始めたのだが、途中からそんなイメージは消し飛び、
すっかり引き込まれて、
思わず居住まいを正して、聴き入ってしまった。
 これは、胸を打つ歌だよ

今日になって、You-Tubeに何本もアップされているのを観た。
みんなそれぞれ、画質も音質も異なるのだが、
アップした人の気持ちも、
また寄せられたコメントも、
皆、同じ感動を伝えているように感じられた。
繰り返し観ていると、涙が止まらなくなる。

「この人に会うために生まれてきたんだ!」
それほどに大切な相手の幸せのために、身を引いて、背を押す勇気。
痛みを伴う別れの悲しみに、耐える姿は、
神々しく優しく、逞しく見える。

 嫉妬したり、妨害したりする輩が多い中、
 きみの真心の尊さは、必ず、大切な人の心の奥に届くよ。

そう言って肩を叩き、共に涙したくなる歌だ。
それは、女々しい涙ではなく、
明日からまた、新しく歩み始めるための、
力を得るための涙。
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