リチウム電池の各種豆知識(EEMB)

リチウム電池メーカーで、各種リチウム電池豆知識をご紹介いたします。

リチウム電池貯蔵の注意事項(EEMB)

2015-12-18 11:59:15 | リチウム電池

1、環境湿度と温度
リチウムポリマー電池、リチウムイオン電池とリン酸鉄リチウム電池に対して
相対湿度:65±20%
貯蔵温度:一ヶ月間以内:-20~+50℃;3ヶ月間以内:-20 ~ +45 ℃;一年間以内:-20 ~ +25℃
ニッケル水素電池に対して
相対湿度:65±20%
貯蔵温度:一ヶ月間以内:-20~+50℃;3ヶ月間以内:-20 ~ +40 ℃;一年間以内:-20 ~ +30℃
2、充放電メンテナンス
全ての二次電池は自己放電がありますので、電池正常な電気性能と電池状態をチェックすすために、2~3ヶ月間にて充放電メンテナンスしなければならないです。特に、容量が小さい電池に対して、電池内部抵抗が相対的に大きいなので、充放電メンテナンスが非常に必要
3、貯蔵時の電量
一般的に、50~70%まで充電すれば貯蔵できます。電池電圧より電池の電量が判断できます。例えば、公称電圧が3.7Vセルに対して、3.7~4.0Vまで充電すればいいです。
4、取扱注意
電池内部は化学物質なので、丁寧に取扱してください。これは内部の隔膜が破損され、内部ショートを起こす可能性がある。

5、ショート禁止
 リチウムイオン電池を外部又は内部でショートしたりすると過大な電流が流れ、電池が発熱、破損する恐れがある。特に電池を接続する際には絶縁処理された工具を使用しなければならない。

6、加熱禁止
 ストーブなどの熱源の側に放置しない。熱により樹脂製のセパレータが損傷した場合、電池が内部で短絡し、電池の発熱、破裂、発火の原因となる。

7、水濡れ禁止
 電池を水や海水等で濡らしたり浸けたりしない。電池に組み込まれている保護機構が壊れると、異常な電流、電圧で電池が充電され、電池の発熱、破裂、発火の原因となる。