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プロボクシング団体の歴史①

2011-10-09 | ボクシングうんちく
1900~1950年代:NBAの誕生

この頃は、
各地域のコミッションが独自の世界王者を認定していた。
(例えばニューヨーク州コミッション認定世界王者、全米ボクシング協会認定世界王者など。)
ただし、
表向きは世界xx級王者として表記されていた。


欧州では、
欧州各国のボクシングコミッションが参加して、
IBU(国際ボクシング連合、現在のEBU。WBC発足時に改称)が成立し、
欧州王者を認定。

しかし、
たびたび米国と対立を起こし世界王者を別に認定していた。
つまり、
世界王者の認定方法は最初各国(州)のコミッション単位で認定
(他の国はそれに同意することが条件)。
そして、
その後は米国はそれぞれ各州、BBBC、IBUで認定し
全てに認定されれば統一王者(本物の世界王者)ということになる。


1921年に、
アメリカ国内の13州が参加して全米ボクシング協会(NBA)が設立。
これは1918年にイギリスボクシング管理委員会(BBBC)が設立され、
英国内のボクサーを管轄、
そして英国内及び大英帝国(現在の英連邦)王座を認定するという、
単独国のボクシングコミッション的な要素を持ちつつも、
欧州と同じように時には独自の世界王者を擁立されるという動きもみせた為、
それに対抗する為に設立されたと言われている。

ここで注意すべき点は、
設立当初は決して団体自体で世界王者を認定する存在ではなかったという点である。
あくまでアメリカ国内の参加各州のコミッションの集合体に過ぎなかった。

しかし、
未参加州であるニューヨーク州やカリフォルニア州などが、
たびたび独自に世界王者を認定し、
米国内で統一した世界王者の認定が出来ないことにより、
このままではイギリス認定、
ヨーロッパ認定の世界王者に対抗できなくなる恐れが出てきたため、
NBAは独自に世界王者を認定するようになった。
アメリカ以外の国々にも門戸を開き、
加盟を受け付けた。


1950年代以降~1970年代後半:WBAへの改称とWBCの設立

1962年全米ボクシング協会(NBA)が世界ボクシング協会(WBA)へと改称。
同時に、北米、南米、欧州、東洋に、組織を分割。
しかし4つの地域に分けたことにより、
各地域に平等に チャンスを与える必要があったが、
相変わらず米国偏重は変わらなかった。

1年後の1963年にWBAの総会で、
評議機関(監視機構)の下部組織の設立が決定される。
選手権やランキングの適正を意見する(米国偏重を監視するため)ための機関として
世界ボクシング評議会(WBC)が設立される。
同年、WBCが世界ボクシング協会(WBA)から独立。
この時、
WBCはWBA側に残った国(コミッション)から王座を剥奪する方針をとった。


1972年4月7日に、
初めてメジャーな世界王座認定団体間で王座統一戦が行われた。
WBA世界王者ビセンテ・ポール・ロンドンと、
WBC世界王者ボブ・フォスターとの、
世界ライトヘビー級王座統一戦である。





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