台風10号の進路が定まらない。当初大阪湾を目指して来ると思われたが、少しして東に向かうように見えたがすぐにまた西に進路が変わり、2018年の関空を水浸しにした台風21号と同じ進路をたどるように見えた。だがその後更に進路が西寄りになるとともに速度も遅くなっていった。はじめ27日に来る予定が、28日、29日、30日と毎日台風情報を聞くたびに遅れ、今日の予想では31日に来そうとなっている。台風が進路をどんどん西向きから北東に変えるのがどんどん遅くなっているからだがこの調子では更に遅れて来るのは9月になるのでは、ついでに遠くを回っている間に勢力を落としてくれればいいのだが。
ただ、今の状態では九州あたりからこちらにくる予想だが結構風も強そう。思い出せば2004年の台風18号。九州から中国地方を抜け日本海を通り抜けたのだが、最強で９４５ｈPa、当地から近い日本海上を通る時には９５０ｈPaになっていたが、ものすごい強風でJRなどは止まり、家のフェンスが壊れ更に一晩停電して真っ暗な中この家もつかなと不安な夜を過ごした。当地でGが体験した台風で一番被害が大きかった。あんなのはもう来てほしくない。
Gは子供の頃に伊勢湾台風を経験しているが、ほとんど何も覚えてない。朝起きたら確か秋晴のいい天気で古い家も特に壊れたという記憶もないが、外に出ると道路という道路に木が倒れていて通るのが大変だったのをぼんやりとだが覚えている。停電もひと月くらい続いたようでどんな生活をしていたのか、まだ冷蔵庫はなかった。何日かたってやっときた新聞でその名前が「伊勢湾台風」で木曽三川下流域が大洪水に見舞われ5000人以上の犠牲者が出たことを知った。
台風という言葉がGの頭に入ったのがこの伊勢湾台風でそれまで台風という概念はなかった。今から思えば日本に来た最大級の台風だが、よくも大過なく過ごせたなと思う。
ともかくこの調子で台風10号の進路はまだ変わりそうだができるだけ西に行ってそのうちに勢力を落とすか、そのまま東シナ海にぬけてほしいものだ。ただ毎日雨が降らず暑くてたまらないので、どうせ来るなら雨を降らし夏を追い出してほしい。
29-36,2,99-57,5
