晴走雨寝

六波羅蜜多を少しずつ

諸嶽山總持寺

2013年12月01日 19時57分52秒 | 曹洞宗
平成二十五年十一月二十三日

横浜は鶴見におわします,永平寺と双璧を成す曹洞宗の大本山であります.


能登の祖院を訪れて以来,行きたいと思っていたお寺です.


三松関

扁額には「三樹松関」,祖院の門前にある三本松に由来しています.

三門

三門の両脚には御存知の通り,阿吽の仁王像が安置されています.
本刹の仁王像は齢十五の北の湖関がモデルになっているとか...ホントカ?!

三門の扁額は山号「諸嶽山」

第十九世岩本勝俊禅師によるものです.

香積台

總持寺の総受付です,御朱印も此方で頂けます.
堂内には大きな大黒尊像が安置されています.

金鶏門

内苑と外苑を隔てる三つの門の一つで,
「金鶏」は星の中に住むという想像上の鳥で「朝」を意味するそうです.

待鳳館
  
總持寺の迎賓館です,前方に反り出した風貌が印象的でした.

紫雲臺
  
宗門の僧侶,全国の檀信徒と親しく相見する大書院,とのこと.
説明書きから察するに内部はそれはそれは豪華絢爛な装飾が施されているとのこと.

大祖堂

寺地内で最も大きい,鉄筋コンクリート製の大建築物です.
高祖大師・太祖大師・二祖国師・五院開基の尊像及び独住禅師のご真牌が奉安されています

この日は檀家の法要が行われていたようです.

謹んで御冥福をお祈り致します.

仏殿(大雄宝殿)
 
堂内には禅宗の本尊である釈迦牟尼如来を祀っています.

少し離れて角度を変えて
  

放光堂

總持寺が鶴見に移転してから初めて法要が営まれたお堂です.

衆寮

「古教照心」学問を修めるお堂で,坐禅堂として一般の参禅者に開放されています.

玉兔門

内苑と外苑を隔てる三つの門の一つで,
「玉兔」は月に住む兎のことで「夜」を意味するそうです.

「昼」の門が金鶏門と玉兔門の中間に位置します,その前に...

向唐門

三門の先には開かずの門があります.

年に数回,特別な祭典が行われる際に一般に向けて開扉されます.


門を通ることはできませんがその裏手に回ることはできます.


向唐門の先に内苑と外苑を隔てる「昼」の中雀門があります.

「中雀」とは「真鍮」のことを指すらしく,ここだけ動物ではないようです.

大梵鐘

三門の東を登った雙眸丘にあり,休むことなく時を告げ続けています.



三寶殿

仏法僧の三寶を守護する荒神様が祀られています.

広大な寺地を有する鶴見の總持寺では寺地内でスタンプラリーができます.

絵柄は親しみやすくデフォルメされているので小さなお子様も楽しめるのではなかろうかと.

拝し奉る 太祖常済大師

合掌