デトロイト・メタル・シティ 第４巻 若杉公徳

オシャレでポップなミュージシャンを目指してきた青年根岸崇一は、何故か悪魔系デスメタルバンドＤＭＣ(デトロイト・メタル・シティ)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーⅡ世」としてカリスマ的人気を獲得してゆく痛快デスメタルギャグ漫画。


実写映画化＆アニメ化おめでとうございます！！クラウザーさん！！

◎４巻のおおまかなあらすじ
世界一のメタルバンドを決めるメタルの祭典"サタニック・エンペラー"もついにクライマックス！！
"ポアゾン"と"パイパニック・チェーンソー"を倒し４バンドの中に残ったＤＭＣは、スカトロメタルバンド"デズム"と日本一のメタルバンドの座を賭けて激しいバトルを繰り広げる！！
そして、ついに明かされる謎のバンド"ヘルヴェタ"の正体！！
我らが魔王クラウザーさんの新たな伝説が始まる！！


サタニック・エンペラー編の感想

◎対デズム戦
ジャック・イル・ダークとの戦いの後に名前が出てきたデズム。
彼らが正統派デスメタルからスカトロメタルに路線変更したのもＤＭＣがジャックを倒したことがきっかけと実は因縁のある対決だった。
本格的なデスメタルバンドとして注目を集めたが、ＤＭＣという大きな壁にぶつかり悩み続けた結果の末にたどり着いた、スカトロメタルという新たなジャンルの確立。
富樫と毅の確執、そして世界崩壊ツアー以来のリベンジでＤＭＣ打倒のため一丸となるメンバー。
とデズムはＤＭＣと戦ったバンドの中でもかなり熱い奴らで大好きです。
でもクソだけはカンベンだぜ！！

◎対ヘルヴェタ戦
サタニック・エンペラー編のクライマックスにふさわしい盛り上がり！！
信者を煽って会場を破壊させるヘルヴェタ！！クラウザー化し圧倒的にヘルヴェタを追い詰める根岸！！まさかの逆転負け‥‥そして復活大勝利！！とドラマティックな展開で読んでて興奮しました！！
特にＴＲＡＣＫ４３は名言・名シーンの宝庫！！
「この世には殺れる側と殺れない側の人間に分けられる‥‥だが奴はそのどちらでもない　殺ったことある側だ」「これはまさに"卑猥の雨"だわー」「もうここは‥‥下ネタの向こう側だ」「あ　凄い　音楽が世界を壊しよん」「音楽は人を殺れる！！」これらのセリフが絵と合わさって凄い破壊力をもったものになっている！！
特に「音楽は人を殺れる！！」のシーンのクラウザーさんのかっこよさに脳みそが濡れた！！
クラウザーさんにレイプしてもらいたいです！！！！


よっしゃー！！次巻も最高に濡れる展開に期待するぜ！！
‥‥えっ！？「心温まるメタルストーリー」って一体なんですかー！！！？