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自動車用シートとシートレールのお話

自動車用シート(レカロ、ブリッド、スパルコ etc)のこといろいろ!

マツダ純正シートの分解(シートの分別廃棄&リサイクルに挑戦!①)

2011年07月28日 | シートについて
不要になった自動車用シート(マツダのデミオかアクセラ)、そのまま産廃に出すと4000円前後の廃棄コストがかかります。
分解してちょっとお勉強と分別廃棄&リサイクルしてみました。
男はいくつになっても分解くんですね。
特殊な工具は全く必要ありません。
金属、プラスチック、表皮材、に分別できます。

試してみたい(あまりいないと思いますが)という方はあくまで自己責任で!
おおよそ3時間程度の作業です。
作業ですが、プレス物はシャープエッジがあり、必ず軍手をはめ作業しましょう。
下手に怪我をするとなえてしまいますから・・・

自動車シートを理解する上で、分別だけではなく、
分解するといろいろなことが見えてきます。
設計者の意図、コスト意識、プラスチック設計、プレス技術、振動吸収技術、快適設計、人間工学、-----。

組み立てマニュアルも分解の順序も覚えておく必要ありません。
分解して再度組み立てること無いから気楽な分解です。。
目につくパーツをどんどん取っ払っていきます。

今回見たかった機構は手動高さ調整機構(ドアー側のレバーを上下することでアイポイントが4,50ミリ調整)。
いまや日本車は軽自動車にも当たり前の装備になってますが、はしりは大昔のオペル ベクトラAと記憶してます。
夫婦で使用の車にはありがたい機構です。


それでは少しその他のお勉強です。

スライドレール
マツダ独自のスライドレールでリリースレバーがレールの中にロック機構があります。
ミューレンSN2に使用されています。

ミューレン=まだ、あまり有名ではありませんが、国内の大手自動車部品メーカーのアフター用シートです。
AAR(トヨタの子会社製)も良かったですがミューレンも良いシートです。



背もたれ構造
昔ながらのパイプフレームにSばね構造



座面構造
スライドレールに左右のプレスものをリベット固定、リクライナー機構を併設。
センター部は薄型鋼板のプレス物のためその上のウレタンはかなり厚めに製造され、クッション性を確保。


古いシートの割りに錆びひとつありませんでした。



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