BLUESKY

アラフォーCAのひとりごと。
現在マタニティライフを楽しんでおります♡
旦那さん、ポコちゃんと私の日常。

機内でケイタイ使用はダメです。

2007年06月18日 | お仕事
機内でケイタイ使用で、再三の注意にもかかわらず従わなかった為、全日空で逮捕者がでました。*詳細*


実際、機内で携帯を使用するお客様はよくいらっしゃいます。
搭乗中なんかは、
『今切るところです。』
といっていっこうに切る気配のないお客様、ほんとに多いです(特に土日)。
何度か注意してやっと…っていう感じです。
しかも、JRと勘違いしているのでしょうか。
マナーモードに設定しているお客様。
電源の切り方がわからないお客様もいらっしゃって、
『切ってください。』
と携帯を渡されたりします。


離陸前に電源を切ればいいと思ってらっしゃるお客様も多く、搭乗してからオフにする光景をよく目にしますが、
飛行機に乗る前にオフにしないといけないのです。
ご存知でしたか?
アナウンスでも聞いたことがあると思いますが、着陸後も飛行機を降りるまでは、電源をオンにしたらダメなのです。

これらの行為は全て法律で禁じられています。




航空機にはいろんな規制がありますが、このような行為を見つけても、
注意に従っていただければそれで済むのです。
今回のケースは、この注意に従わなかった為、法律違反として逮捕に至ったわけです。



このニュースがこんなに大きくなったのは、2004年1月の航空法改正で機内の安全に関わる行為が明文化され、今回のように罰則が科せられるようになってから初めての逮捕者だったからです。





明文化された安全阻害行為をご紹介します。

①乗降口又は非常口の開閉装置を操作すること
②化粧室で喫煙すること
③乗務員の職務を妨害し、安全の保持等に支障を及ぼすおそれがあるもの
④禁止された電子機器を使用すること←今回のパターン
⑤座席ベルトを着用しないこと
⑥座席の背、テーブル等を所定の位置に戻さないこと
⑦非常脱出の妨げになる場所へ手荷物を放置すること
⑧消火器、非常用警報装置、救命胴衣等を操作・移動すること


これらの行為を幾度の注意にもかかわらず、反復、継続した場合には、
機長の支持で『命令書』という書類をかわし、禁止命令を行います。


私たちも、これらの行為はしっかり頭に入ってないといけないと、
新人のころは、プリブリーフィングでよくパーサーに質問されて、
口がすっぱくなるほど言わされました・・・。







と、こんな感じで、空の安全は法律でしっかりと守られています。
今回のニュースで、機内で携帯使っただけで逮捕!?って驚いた方もいらっしゃると思いますが、
安全のためのこういった背景があるのです。


うーん、サービスと保安の兼ね合いってホントに難しい…。
お客様にいやな思いをさせないように注意するって未だに試行錯誤です…。

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