北栄町議会報告

議会の審議内容を詳細に・・・・  文責:青亀恵一

反対討論 図書館長の報酬

2008-03-22 07:08:11 | 条例
反対討論 図書館長の報酬


図書館長の報酬が決定しました。
月額16万7,000円。
まさか、退職職員の受け皿つくりではないのかなどとの憶測も生む。
今、図書館長の採用について疑問を持つ大栄地区の住民もいる。


以下、私の反対討論です。

図書館長の設置については、反対するものではありませんが、
その職責の重大さと提案された報酬を見たとき、
果たして、求められる有能な人材を確保できる処遇であるのか、
疑問があります。

まず、図書館長の資質として、
資格は求めないとされています。


図書館行政・図書館運営は、
通常の行政事務や社会教育事務とは内容を異にしています。

図書館法では、
図書館長は、館務をしょうり掌理し、所属職員を監督して、
図書館奉仕の機能の達成に努めなければならない 
と規定しています。
「図書館奉仕の機能」の達成を謳っています。

資格要件はないようですが、
せめて、図書司書の資格は必要ではないでしょうか。

そして、図書館長の求められる資質・能力については、
私見ではありますが、
基本的に、図書に関する深い知識や造詣があり、
それらに元にして運営・マネージメント能力を発揮し、
受益者である町民へのプロモーションや働きかけによって、
有効・有益かつ迅速なサービスを提供することができること
と考えます。

今回提案の図書館長の処遇を見ると、
週30時間の勤務とはいえ、
この処遇で、元気で有能な人材を採用できるでしょうか。
この処遇で対応できるのは、
定年退職者等の人たちなど、特殊な立場の人に限られ、
一般行政職員の定年退職者の受け皿とも
受け取られかねません。

有能で元気な人材を求めるのに、
適切な処遇の内容の検討をされる必要があると考えます。

本条例は、その点に対する精査が十分でないと考えます。

以上の理由により、今回の議案に対しては、反対いたします。


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