こんにちは
昨日、今日と雨が降り続いていますね・・・
少し肌寒い月曜日です。
さて。
土曜日のことです
いつもお世話になっているライブハウス、桐生VAROCKさんに、国内外でご活躍中の有名なプロドラマーである「菅沼孝三さん」がいらっしゃいました。
私の歌のお師匠様に、「プロの音というものを、間近で体感してごらん。全然ちがうから。」とすすめていただき、土曜日は胸を膨らませてライブハウスに足を踏み入れました。
馴染みのライブハウス。
当然、いつもの場所にあって、いつものスタッフさんがいて・・・。
だけど、一歩足を踏み入れた瞬間、そこは異空間でした。
空気感が全然ちがうんです。
“いつものVAROCKさんじゃない!”
私が、まず感じたことです。
ステージの上を見ると・・・
菅沼さんのドラムセット。
目に入った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
そして、開演時間になり、菅沼さんが登場。
ライブとドラムクリニックが始まりました。
菅沼さんのお話は、何時間聞いていても全く飽きることがありませんでした。
真面目なお話の中に、巧みに面白いお話を交えながらテンポよく進んでいくドラムセミナー。
私はボーカリストであり、ドラムのことは詳しくありません。
そんな私でも、菅沼さんのお話には引き込まれました。
菅沼さんはスランプに陥ったときに、「初心に戻る」「基礎をやり直す」ということを、何度も何度も繰り返されたそうです。
一度積み上げたものを、もったいないけれど一度全て崩し、また最初から積み上げる、という作業を繰り返されてきたそうです。
プロとしてご活躍されている現在でも、1日に20時間以上、ドラムと向き合っている日もあるそうです。
そんな菅沼さんの音楽に対する真摯な姿勢をお聞きし、私は震えが止まりませんでした。
ひとつのことをずっとやり続けること。
それって簡単そうだけど、すごく大変なこと。
ひとつのことをやり続けるために、大きな犠牲を払わなければならないこともあると思う。
ひとつのことをやり続けるために、大事なものを捨てなければならないときもあると思う。
人生はいつも選択だから、ひとつのことをやり続けるには、自分の信念にしたがって、そのひとつのことを選び続けていく精神の強さが必要だと思う。
きっと、音楽に限らず、プロになれる人というのは、それらができる人なんだと思いました。
「信念にしたがって、ひとつのことを緻密にやり続けることができる」
これも才能のひとつだ、と私は感じました。
そして、自らの襟を正しました。
セミナーの合間に組み込まれた菅沼さんのライブは、言葉では言い表せないものでした。
とにかく、ライブを見ながら涙が止まらないんです。
ちょっと気をゆるめたら、失神して倒れるところでした。
リズムの粒が繊細なのに輪郭がくっきりとしていて、なによりも力強い。
ドラムセットの真ん中に心臓がついていて、それが力強く血液を送り出している。
そんなイメージ。
菅沼さんのドラムセットは、菅沼さんに演奏されることで呼吸をしていました。
だから、聴いていて涙が出るんだなって思った。
鮮やかで巧みなドラムの音色の裏で、私の目には、菅沼さんの苦悩の日々がときどき見え隠れしていました。
現在に至るまでの並々ならぬご苦労を、菅沼さんの音で感じることができた。
何枚もの高くて硬い壁を、きっとたった一人で壊してきたんだ。
そう思いました。
菅沼さんのいる場所から見える景色はどんなだろう。
きっと、その場所から見えるものはきれいなものばかりじゃないよね。
私にも、その景色をみることができるのかな・・・。
なんて、おこがましくも思ったりして・・・。
菅沼さんの娘さんが、おっしゃっていました。
「父は、優しい人なんですよ」
と。
菅沼さんは、すごく人間味あふれていて、ご家族を大切にされているんだなということがわかりました。
そうじゃなきゃ、お年頃の娘さんがお父さんと一緒にライブ会場をまわるなんてこと、絶対にするわけないもの。
第一線で活躍されている方は本当に腰が低くて、私のような者に対しても菅沼さんは「今日はありがとう」と深々と頭を下げてくださいました。
私は、そういう人間でありたいと思った。
いくつになっても、どんな場所に上ったとしても、常に謙虚であり続けたい。
音楽に対しても謙虚でありたい。
自信を持つのは大事なこと。
だけど、それはほんのちょっぴりでいい。
ありすぎる自信は、何も生みださないと思うから。
私は、2010年5月22日という日を、決して忘れません。
お金では買うことのできない体験をさせていただきました。
初心を忘れず、常に基本にかえって、これからも真摯に音楽と向き合っていきます。
これからも信念を胸に、生きていきます。
菅沼さんのライブに連れていってくれた相方さん。
本当にどうもありがとう。
最後に菅沼さんとセッションをさせていただくことができたのは、一生の宝物だよね。
あんなにキラキラしているあなたを、私は初めて見ました。
土曜日の夢みたいな時間を胸に、これからもふたりでbluemarieをつくりあげていこうね。
最後に。
素晴らしい時間を提供してくださった桐生VAROCKの皆様、本当にどうもありがとうございました。
これからもbluemarieを、どうぞよろしくお願いいたします。
ライブ後、VARCKのスタッフさんに囲まれる菅沼さん。
あたたかな笑顔が、とても印象的でした。
昨日、今日と雨が降り続いていますね・・・
少し肌寒い月曜日です。
さて。
土曜日のことです
いつもお世話になっているライブハウス、桐生VAROCKさんに、国内外でご活躍中の有名なプロドラマーである「菅沼孝三さん」がいらっしゃいました。
私の歌のお師匠様に、「プロの音というものを、間近で体感してごらん。全然ちがうから。」とすすめていただき、土曜日は胸を膨らませてライブハウスに足を踏み入れました。
馴染みのライブハウス。
当然、いつもの場所にあって、いつものスタッフさんがいて・・・。
だけど、一歩足を踏み入れた瞬間、そこは異空間でした。
空気感が全然ちがうんです。
“いつものVAROCKさんじゃない!”
私が、まず感じたことです。
ステージの上を見ると・・・
菅沼さんのドラムセット。
目に入った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
そして、開演時間になり、菅沼さんが登場。
ライブとドラムクリニックが始まりました。
菅沼さんのお話は、何時間聞いていても全く飽きることがありませんでした。
真面目なお話の中に、巧みに面白いお話を交えながらテンポよく進んでいくドラムセミナー。
私はボーカリストであり、ドラムのことは詳しくありません。
そんな私でも、菅沼さんのお話には引き込まれました。
菅沼さんはスランプに陥ったときに、「初心に戻る」「基礎をやり直す」ということを、何度も何度も繰り返されたそうです。
一度積み上げたものを、もったいないけれど一度全て崩し、また最初から積み上げる、という作業を繰り返されてきたそうです。
プロとしてご活躍されている現在でも、1日に20時間以上、ドラムと向き合っている日もあるそうです。
そんな菅沼さんの音楽に対する真摯な姿勢をお聞きし、私は震えが止まりませんでした。
ひとつのことをずっとやり続けること。
それって簡単そうだけど、すごく大変なこと。
ひとつのことをやり続けるために、大きな犠牲を払わなければならないこともあると思う。
ひとつのことをやり続けるために、大事なものを捨てなければならないときもあると思う。
人生はいつも選択だから、ひとつのことをやり続けるには、自分の信念にしたがって、そのひとつのことを選び続けていく精神の強さが必要だと思う。
きっと、音楽に限らず、プロになれる人というのは、それらができる人なんだと思いました。
「信念にしたがって、ひとつのことを緻密にやり続けることができる」
これも才能のひとつだ、と私は感じました。
そして、自らの襟を正しました。
セミナーの合間に組み込まれた菅沼さんのライブは、言葉では言い表せないものでした。
とにかく、ライブを見ながら涙が止まらないんです。
ちょっと気をゆるめたら、失神して倒れるところでした。
リズムの粒が繊細なのに輪郭がくっきりとしていて、なによりも力強い。
ドラムセットの真ん中に心臓がついていて、それが力強く血液を送り出している。
そんなイメージ。
菅沼さんのドラムセットは、菅沼さんに演奏されることで呼吸をしていました。
だから、聴いていて涙が出るんだなって思った。
鮮やかで巧みなドラムの音色の裏で、私の目には、菅沼さんの苦悩の日々がときどき見え隠れしていました。
現在に至るまでの並々ならぬご苦労を、菅沼さんの音で感じることができた。
何枚もの高くて硬い壁を、きっとたった一人で壊してきたんだ。
そう思いました。
菅沼さんのいる場所から見える景色はどんなだろう。
きっと、その場所から見えるものはきれいなものばかりじゃないよね。
私にも、その景色をみることができるのかな・・・。
なんて、おこがましくも思ったりして・・・。
菅沼さんの娘さんが、おっしゃっていました。
「父は、優しい人なんですよ」
と。
菅沼さんは、すごく人間味あふれていて、ご家族を大切にされているんだなということがわかりました。
そうじゃなきゃ、お年頃の娘さんがお父さんと一緒にライブ会場をまわるなんてこと、絶対にするわけないもの。
第一線で活躍されている方は本当に腰が低くて、私のような者に対しても菅沼さんは「今日はありがとう」と深々と頭を下げてくださいました。
私は、そういう人間でありたいと思った。
いくつになっても、どんな場所に上ったとしても、常に謙虚であり続けたい。
音楽に対しても謙虚でありたい。
自信を持つのは大事なこと。
だけど、それはほんのちょっぴりでいい。
ありすぎる自信は、何も生みださないと思うから。
私は、2010年5月22日という日を、決して忘れません。
お金では買うことのできない体験をさせていただきました。
初心を忘れず、常に基本にかえって、これからも真摯に音楽と向き合っていきます。
これからも信念を胸に、生きていきます。
菅沼さんのライブに連れていってくれた相方さん。
本当にどうもありがとう。
最後に菅沼さんとセッションをさせていただくことができたのは、一生の宝物だよね。
あんなにキラキラしているあなたを、私は初めて見ました。
土曜日の夢みたいな時間を胸に、これからもふたりでbluemarieをつくりあげていこうね。
最後に。
素晴らしい時間を提供してくださった桐生VAROCKの皆様、本当にどうもありがとうございました。
これからもbluemarieを、どうぞよろしくお願いいたします。
ライブ後、VARCKのスタッフさんに囲まれる菅沼さん。
あたたかな笑顔が、とても印象的でした。
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