木戸・旅・背戸

旅の記録です。

2012/9/26 鎌倉・江の島バックパッカー 三日目

2013-01-22 00:52:05 | 
漫画喫茶にて、8:18起床、というかまさかの寝坊。昨日の疲れか…
8:38チェックアウト、超過料金280円。
大寝坊というほどではないにしても、少し凹む。金銭的というよりも、気分的に痛い。
「これから一日が始まる」という時においてやっぱり余裕を持ってスタートできるか、あたふたして準備もままならないかでは雲泥の差。
それがわかっているので、起きた時点で時間オーバーにもかかわらず心にゆとりを持つことを意識して準備した。こういう場合は、目先の時間やお金よりもその方が大事だと思う。しつこいようだけどゆとりがないと何も楽しめないしね!
 さて、今日はこの地でどうしようか。だいたいのプランはできている。現在地は藤沢で江ノ電の終着駅、こちらには寺社仏閣もあまりない。寺社仏閣がメインではなく江ノ電に乗ることとか、海岸線を歩くこととか、トレッキングコースを利用するとかやりたいことはたくさんある。これらから総合的に考えて
「江ノ電で鎌倉駅に戻り、天園ハイキングコースを経て、その辺りの寺社仏閣を見てから海岸線を歩く、モノレールにも乗る」という超欲張りコース。
 まずは早速、昨日は買えなかった鎌倉・江ノ島パスを買うべく藤沢駅へ!

藤沢駅

パスゲット!
このパスが江ノ電の駅で売ってないのはどういうことなんだろう笑
 さて、これで江ノ電と湘南モノレールが乗り放題!それはそうと、藤沢駅では早速修学旅行生の集団に会った。シーズンだからなんだろうけど、まさに今回の旅は修学旅行生と共にあり。向こうにとっては迷惑な話。
藤沢駅はさすがというか、ターミナルステーションだけあって大きいし駅前も栄えていました。旅情を感じる場所の他に、こういう場所も旅には必要ですよね。
 
駅においてあるパンフなんかも適当にもらいつつ、路線のホームへ。昨日は長谷~江ノ島間のみ乗ったけど、今日はひとまず藤沢~鎌倉まで全区間乗り、江ノ電と海岸線の風景を堪能の予定。早速楽しみ!
江ノ電の車両も何種類かあるらしく、昨日偶然乗ることができた車両はいかにもって感じで好きです。昨日乗れたのは運がよかったのだと思う知らないけど。
 自分は旅の間は割と奇異な(いかにもな)恰好をしていると思うのだけれど、別段恥ずかしさはない。気持ちが違うからだろうか。いわゆる「旅モード」というやつなのか。それだけでなく、普段よりも有効に時間や機会を使えている気がするし、何より楽しい。
非日常だからだと思うけれど、日常でも常にこうだったらいろいろ違っていたのかな、とか思いつつ、そうだったら逆にいけないのかとか。難しい問題
 さてさて、車内ではパンフを見つつ、今日どうするかのプランを練る。車内は平日ということもあって混んでいないし、景色はもちろん最高。今日という日への期待も嫌が応にも高まる。ところで今回一番活躍したと言っても過言ではないのがこのパンフレットの地図。鎌倉、湘南周辺、江ノ電と湘南モノレールの周辺についてわかりやすく解説してあり一目でよくわかる。旅先で手に取ったこのパンフひとつ、あるかないかで影響もあったと考えればまさに「思いがけない出会い」ってやつなのか。もちろん大げさだけど、人と人との出会いで同じようなことがあれば強烈に印象に残るだろうなあーと思った。思えば昨日江ノ島に行こうと決めたのも知人に聞いたからということもあり、これもその一つと考えたら大げさなのかな?
 、 、と経由して江ノ島駅に着くと、昨日いたところなのに「帰ってきた。江ノ島よかったなあ」とまた実感。今回はもう行かないだろうけど、また今度是非改めて来たい!
 それからは、昨日通った路線を逆方向へ。昨日見た景色も反対方向から見るとまた違ったものに見えるというのもあり、同じように感じられるということもありいずれにしても感無量。
 電車に乗る前、神奈川在住の友人より連絡。昨日は会うのを断念したので、今日はどうしようか。久しぶりだし、会いたい気持ちはもちろんあるが、スケジュール的にどうか。また後で検討するとして、こうしたやりとりももちろんまた一興。前は日常的に会っていた人も、時間が経って環境が変わり旅先で会うのでは全く違った味わいになることは間違いない。夕方くらいまでに予定を消化できれば、正直鎌倉にそれ以上いなくてもいいので、
そういう方向で検討。
 電車に乗る前には、ふと忘れ物がないか、とかつい考えてしまう。普段忘れ物が多いだけに、こういう時にそういうことをするとまさに致命的。初日の二の舞になってしまうので。そのこと自体より、せっかく順調にきていたのにそれが狂うことで大いに気分的にダメージを負うため。
それなので、とにかくトラブルが起こらない、気持ちに余裕があるということがなんといっても一番大事。でも、心配ばかりしていてもはじまらないのでひとまず電車に乗り込む。

 9:40鎌倉駅着。1327歩。
 当然のことながら、まだ全然歩いていない。それよりも、気になるのはかかとと小指の違和感である。これだけ歩いていれば、いくら自分の足に合った靴をはいていてもずれは生じる可能性がある。その上、長い間履いているというわけでもないのでこれくらいは仕方ないか…と思いつつ、駅のトイレへ。こういう時のために、もちろん備えはしてある。靴と靴下を脱ぎ、テーピングと絆創膏で処置。
 鎌倉駅は、今回の旅3日目にしてようやく訪れた。人がはけた後のホームの雰囲気や、終点駅ならではの線路の端も含めてまたよい。改札を通って外に出ると、あわや観光地ならではの喧騒へ。鎌倉駅は、外観もレトロでシンプルでよい感じ。

 しかしながら、いつものことながら「いかにも観光地」という雰囲気はあまり好きではない。少しだけならいいんだけどね。早速目的地に向かうことに。
 はじめの目的地は銭洗弁天堂。昨日も訪れた場所だが、昨日高徳院(大仏)でも悩み、旅のお土産はやはり銭洗弁天のお守りにすると決定。お金もまた洗い、自分のお守りも欲しかったので。そしてそれだけでなく、昨日北鎌倉駅から到達したことと今日鎌倉駅から向かうことではまた違う。その過程もすべて含めて旅なのである。
昨日はお参りの順序も適当だったしね(笑)よく見ると、旅行情報誌に書いてありました
 途中、外人のバックパッカーと遭遇、自分の前を歩いていました。今回の旅では修学旅行生と外国人観光客によく会うのだけれど、ソロのバックパッカーははじめて。自分のよりも一回り大きいものを背負っていました。一方足元はなぜかサンダルだったので、そこにはこだわらないんだ…と思ってやや複雑な気持ちに。もしかしてこだわった結果そうなのかもしれないけど、よくわかりません。

 鎌倉駅からは、少し離れるとあっという間に喧騒を抜ける。そもそも喧騒というほどのものでもないけど。一般の観光客の人はどういうルートをたどるのだろう?と、少し興味もあったりなかったり。徒歩で移動するのは最小限の気がするから、おそらくそこではバッティングしないのだと思う。有名な寺社仏閣ではわんさといるけどね!
 途中でまた修学旅行生と遭遇、しばらく並んで歩く。鎌倉の街並みを見つつ、子供たちも少し観察してみる。そこまで太い道ではないのできちっと並んで歩いているというよりは、ある程度の隊列を保ちつつ自由に動いている感じ。転んでひざをすりむいている子供なんかもいて、痛そうだなあと思う反面なぜかほほえましくもあったり。昨日元覚寺で会った一行よりもいかにも小学生ぽくていいと思った。だからといってずっと一緒に歩くつもりのないのだけど…と思っていたら、 に入って行ってうまい具合に別れた。これだけいると、今回の旅でまた会っている人や集団もいるのかもなあ、とか思ったり。
 このあたりの裏道は、それはそれで雰囲気があって好きだった。天候も上々。目的地の銭洗弁財天まではそれなりに遠いのかなあと思っていたら、この坂に行き着いた。

勾配はかなりのもの、それも昨日行ったのでわかっているつもりだったけど。でも辛いとか嫌だというよりは、その過程も楽しめたのは心にゆとりがあるからだろうな。
 ここでも修学旅行生、ただし団体ではなく班別の一行に会った。(坂がきつそうでした)
修学旅行はどちらかといえば、やはり班別行動が醍醐味だと思う。
 この坂を上ると、二度目の銭洗弁財天に到着。お土産を売っている時間なんかは決まっているので、時間もいい感じだ。昨日来た場所なので、改めて一通りまわるようなことはしない。早速お土産を検討。目当ての根付はあるかなと…
 一通り見たが、よくわからなかった。少なくとも、昨日インターネットで確認したものはないようだ。あれれ、どうしよう。根付はどれですかと聞いてみると、ストラップは全部そうだということ。確かに現代では同じようなものというか、根付の現代版がストラップですよねえ。と妙に納得したが、その中で気に入ったものはナシ。うーんどうしよう、残念だけど仕方ない、諦めるかと思ったが、不意にお守りが目に留った。小判のデザインで小型のもの。しかもむき出しでなく紙で包んであるため見た目もよい。買うとしたらこれだな、と思い一回検討することに。とりあえずお金を洗ってこよう。
 
 昨日はあまり写真も撮らない(というか混んでいて撮れない)ということもあり、空いている午前中に来るというのはまた違ってよいと思った。ところで昨日は順序も適当で勝手にザルを借りて洗っていたりしたのだけれど、本当は正式な手順というか作法というか、とにかくあるそうな。まず線香とロウソクを購入し、ザルを借りる。ロウソクから線香に火を移して供える。次に御社にお参り。
 そして、中にも御社があるのでお参り。そしてお金を洗う。でも、これを知っていてその通りにする人の方が圧倒的に少ないと思う。どうせなのでこういった儀式めいたことをすることも一興だと思うし、その方が御利益もありそうな気がするので訪れる方にはオススメです。

 さて、お金を洗っている間にある考えが思い当たる。それは、小銭を洗うのもアリだな、ということ。ついでにスーベニアメダルも。それだけでなく、ここで洗った小銭とお守りをセットにしたらいいお土産になるのではないかと。昨日インターネットで見た根付もここで洗った五円玉だそうだし。あわてて小銭を確認すると、うまい具合に10円玉がたくさんある。10円玉は安価だし、重厚感があるし5円玉と並んでお守りに最適だと思った。5円玉は一枚だけ持っていたので自分用にすることに。しかし、ここで事件発生!
 ザルは古いものもあるので、穴があいていたりするものも、あったみたいで…自分が使っていたのもそうだったみたいで。お札なら落ちないんですけどね(――〆)
 しかも、落ちたのがよりによって「5円玉」5円玉はご存じのように「ご縁」とかけて演技がよく、お賽銭に使われたりします。つまり、まさに「ご縁」を落としたと連想するのは容易いでしょう。これには凹んだ。よく確認しなかった自分のミスなんだけど、たくさんある中でたった一枚の五円玉を落としたことには特別な意味があるような気がしてならず、おみくじで大凶を引くより凹んだ。引いたことないけど
 まあ、誰との「ご縁」がそんなに大事なんだって話だけど笑 要するに人間関係。
 ちなみにここでは(当然だけど)落ちている小銭を落ちていることは禁止されています。賽銭泥棒みたいなもんだからね!しかも、腕を伸ばせば届くものの結構深い。ここで拾うかどうかは本気で悩んだ。いっそお賽銭のつもりでここに置いていくか。しかし、ご縁を「落とした」に加えて「置いてきた」って…縁起が悪すぎる!
 なので、覚悟を決めて拾うことに← 
結局拾って正解だったのかどうかはよくわからないけど、おそらく落とした時点で終わってたんでしょう笑
 さて、いつまでも気にしても仕方がないのでお守りを買って、予定通り10円玉と組み合わせお土産に。これでお土産は完璧!たぶん。あと、持ち歩くお土産用ケースがあるとよいと思いました。それと、今回のように寺社仏閣を訪れる予定のある時は小銭入れもよいかもね!
 銭洗弁天を後にし、昨日は通らなかった切通通りへ。ここの由来は
 昨日来て通らず、また来て通るのもまたなんだか不思議だったが、ここは割と本気で山道。勾配もきついし道も荒い。軽装で歩きづらい靴とかはオススメしません。

 ここを通り抜けると今度は下り坂。急な下り坂もそれはそれで、楽ではありませんね。勢いがつきすぎるのと、足の別の筋肉を使うのと、バランスをとるのとで。ゆるい下り坂が一番楽だと思うけど、個人的には普通に平地が好きだと思う。

 さて、続いては天園ハイキングコースを目指す。地図によると建長寺の脇を通るらしいが、それらしい道はナシ。建長寺の案内板を見る限りでは、なんと建長寺の奥から入るらしい。まさかハイキングコース有料とは思わなかった…と思ったが、まあ建長寺拝観も悪くないかと思って突入。昨日行った元覚寺も広かったけど、建長寺は更に広い!
 とりあえずだいたいの感じで見て奥に行こうと思った。

建長寺入口
 では、お坊さんが大勢集まって読経?をしていた。ちょうどタイミングがよかったな、と思った。
 

 途中、 というところがあった。あまり人がいない感じで自分は好きだと思った。

 さて、どこからハイキングコースに入るのか…なんかだんだん境内の外に来てないか?と思ったが、実際どこまでが建長寺だったのか未だに正確にわからない、というくらい広い。でも、確実に山道になっているしところどころ「天園ハイキングコース」の案内板も見える。確実に道は険しく、石段や林、竹林を両脇に携えて雰囲気をは十分出しつつ結局どこからが「天園ハイキングコース」だったのか笑

 たいして重要なことではないかもしれないが、個人的にははっきりここから!という確信と、そこでの写真が一枚欲しかった。
 さて、本格的になると境内よりは確実に人は減るものの、それでも確実にいる。間違えて迷い込んできた人たちはどこでひきかえすのだろうと思うと、やっぱり不親切なんじゃないか?と少しだけ思った。今回自分には関係ないけどね!
 それはそうと、ある程度登ると展望台がありそこからの眺めは素晴らしかった。

 建長寺を一望できるのもそうだし、違う方向では、天気がよければ富士山も見えるそう。実際微かには見えた気がしたけど、この写真ではよくわからない。やっぱり一眼欲しいなあとまた思った。

ここからも石段とか、石畳とか、烏の像とか、旗とかあってまだ十分お寺っぽい。ということはまだここは建長寺なのか?って、しつこいか。
 それはそうと、ここまで本格的な?登山ぽいことをするならやはり高度計があるとよいなあと思った。初日になくしたからね!でももう一台PRO TREKを持っているので、当分はそれを使うけど。
ゆくゆくはSUUNTOのVECTORが欲しいですね。
 それと、昨日通った ハイキングコースよりもこちらの方が間違いなくきつくて長いコースだった。結果的はステップアップする形で順序良くコースを通れた形になったのでよかったけれど、事前調査はやはり大事だなあと思った。それと、昨日に引き続き体感したのがトレッキングブーツの威力だった。山間部においては、普通の運動靴と比べてはまさに雲泥の差。足元の締まり具合、地面とのフィット感、堅牢さ、グリップ力、すべてにおいて段違いでやっぱり買ってよかったなあと思った。それ用の靴なので、当然といえば当然ですが
 
 途中からすっかりお寺ぽさはなくなり、いかにもハイキングコースという雰囲気に。平地あり、登りも下りももちろんある充実したコースで自然も、歩きも存分に満喫。やっぱり人も少ないようだし。
 これをきっかけに、軽登山にも興味が出ました。だけど山はやっぱり自然そのものなだけに甘くみれず、したがって軽々には手を出せない。と思って保留に。どちらかといえば、今はやっぱり自転車でしょう!
 
 それと、山での自然の脅威はやはり恐ろしかった…というのは、山中でヘビとハチに会いました。はっきり言ってどちらも怖い。山はそういう危険もあるのだから、やはり迂闊には手を出せないなあと思った。自然が豊かな証拠でもあるけれど。
 さて、途中で地図や現在地なんかを確認しつつルート確認。どうやら途中で二つのコースに分かれるらしくひとつは鎌倉宮、ひとつは へ。ここまで結構がっつり山を歩いたし、時間も使った。トレッキングがメインなら迷わず だけど、今回はそうではなく複数あるうちのひとつ。時間もそこまであるわけではないので鎌倉宮のコースへ。 のコースは正直距離もかなりあるしね。
 12:40 鎌倉宮14694歩。

 鎌倉宮の由来は知らないけれど、とりあえず行くことに。拝観料はかからないし、そこまで広くもない。行くと、本殿の脇に
鎌倉宮には、本殿(多分)の脇に、「身代わりさま」がいました。詳しい由来などは知りませんが、とりあえずあやかっておきました。
 
 そういえば (大仏)でも身代わりお守りを買ったな~。ご利益があるとよいのだけれど。その手前には「厄割り石」なるものがありました。

ここだけじゃなくていろんなところにあったような気がしたけど、忘れた。要するに自分の中の「厄」を石に移し、それを割ることで厄払いをするそうな。こういうのは、気持ちの問題だよな!と思う。それだけに気合を入れるのが難しい。というか緊張する。もし石が割れなかったら厄が残ってしまうということですからね。でも、なんとか普通に割れました(というか、割れるようにできています)
 鎌倉宮の脇には休憩所(飲食処)があり、ここで休むのもいいなー。というか、山道を通ってきて疲れているのだし休むのが普通だと思うのですが…ここでは休まない!
 誰か連れがいれば休むだろうけど、というかこんな旅についてくるような人はいませんけど。なんなんでしょうか、無駄にストイックになっていて時間がもったいないとか、今はまだ休むほどじゃないとか、その時はそう思ったんでしょう、こういったことも全部自分で決めることができるのが一人旅のいいところ!でも、単に無理をしているだけならどこかでその反動が来るわけなので、その辺は自分とよく相談する必要が。
 さて、では次はどこへ行くか、と、少し立ち止まって考える。自分が思うに、休憩中に予定を立てたりいろいろ整理したりするのが最も合理的なのだけどそれと身体の疲れ具合が必ずしも同じタイミングでないことが問題なのだと思う。まあ、適宜調整するしかないですね!
 周辺に寺社仏閣は多数あり、そのこともあってこちらのコースを(鎌倉駅周辺)選んだというのもある。一方で、それがメインではないというのもある。何がしたいかといえば、海岸線を歩きたい!
 ということで、鶴岡八幡宮に行った後に鎌倉駅をかすめ、そのまま若宮大路を通って海へ出ることに。
 まず、鶴岡八幡宮までは近い。土地勘のある人なら経路検索するほどでもないのだけど、いかんせん方向音痴。
 距離はだいたい mといったところ。歩いていると、だんだんと賑やかになっていく。鎌倉駅から小町通り、そして鶴岡八幡宮ときたら、最もメジャーな観光ルートなのでその余波だと思う。実際、八幡宮も人が多かった。
 
 人も多いが、かなり広いので写真は普通に撮れた。由来は例によって知らないのだけれど、右手に浮島がありました。
 
 長い境内を歩くと、本殿がだんだんと近づいてくる。そういえば、珍しくここでは修学旅行生に会ったという記憶がないのだけれど覚えていないだけかな?
 
 個人的な正面から向かって左手の、石段と林の雰囲気が好きだった。
 
 ここにも休憩処があり、さすがに休もうと思って入ったのだけれど、せっかくなら小町通りで何か食べようと思って踵を返す。休憩の時にはもう一つ、そこの名物なり印象に残ったり、話のタネになるようなものを食べるのがいいですね。そこはたとえ多少高くても。毎回というわけにはいかないかもしれないけれど。
 一通りまわったので鶴岡八幡宮を後に。境内、長いです。

 さて、鎌倉駅方面に向かうのに小町通りを通る道と、そうでない道があるけどどうしようか?せっかくなので小町通りを通ることに。今回の旅で最も人が多かったのがこの通りではないでしょうか。
 
 鎌倉のツートップであるところの江ノ島とここでは、江ノ島の方が好きだったかな!というか、全体を通して江ノ島が一番素晴らしかった!特に夕暮れの景色。
るるぶなんかを見ると小町通りにある店なんかがたくさん紹介されているのだけれど、ほとんど通るだけでスルー。普通に観光に来たのならいろいろまわるのだろうけど、今回はそうでないので雰囲気を味わうだけで。
 途中でおせんべい屋を見つけてお土産用のぬれせんべいセットを購入。理由は…そう、安いからと、かさばらないから。(薄い)悲しきバックパッカーはかさばる菓子折りとか絶対買えない。まあ郵送すればいいんですけど
 小町通りも佳境にさしかかり、ここで昨日断念した「しらす丼」の店を見つけて本気で迷う。といっても、ここで食べるのと江ノ島で食べるのではやっぱり違うんだろうなあ、とうすうす考えてはいたのだけれど、値段が魅力的すぎた。(卵、味噌汁付き 円)さすがに休もうと思って入ることに。

 しらす丼
 なんか、有名人とかも来てるらしいですねこの店…。この店が有名なのかどうかは知らないけど。そして、店内がらがらで俺しかいない笑

 肝心の食事は、そうですねえ。コストパフォーマンスを考えれば悪くないでしょう。ただ、江ノ島で高いしらす丼も食べてみたいとは思った。次回是非!
 ここで予定を見直すが、予定通り鎌倉駅をかすめて海岸線に出ることに。

鎌倉駅は、朝来たばかりなのにもう懐かしくて不思議だった。これもたぶん、いわゆる旅マジック←

 ここからは広い通りを、ひたすら歩く。これも悪くないし、むしろだんだん海に近づいているという期待感でいっぱいだった。雰囲気もそこはかとなく湘南!て感じで。うまく伝えられないけど。
 高校に通りかかったりしたけど、それはそれで独自の雰囲気があり、こういう場所の学校に通う人はどういう気持ちなんだろうと思った。軽井沢の高校に通う人の心理にも似たものがあるのだろうか。
 しばらく歩くと海が見えてきて、海岸線に到着。昨日はここの砂浜には来ていないので、これはこれで新鮮。手前にコンビニがあったので軽く栄養補給した。
 由比ヶ浜 歩
 
 江ノ島も右手に見え、懐かしいだけでなくまた行きたくなった。こうやって見るのと中に行くのではやっぱり違うものがあり、なんだか不思議な気持ちになった。
 これからは昨日通った長谷駅なんかを通過し、適当なところで江ノ電に乗り、湘南モノレールにも乗り…でも、どこにしよう?考え込んでも仕方がないので適当なところで適当に乗ることに。でも、江ノ電の駅って必ずしも海岸線沿いにあるわけじゃないんですよね、当たり前だけど。正直かなり迷った。まあそれも含めて旅なのだけど、駅の位置くらいは調べておいてもよかった。
 結局、極楽寺駅で乗車することに。目の前で車両が通過したのは軽くショックだったけど、その分ゆっくり写真が撮れました。
 
 改札には人がいない無人駅で、そういえば江ノ電てローカル線だったんだと思い出す。この駅の周辺には何かあったのかな?ああ、そうか極楽寺があるのか…とか思いつつ、iPhoneではサーフブンガクカマクラがループ。極楽寺ハートブレイク。
 個人的には、鎌倉行きの直前にこのアルバムで出会ったのはタイミングがよすぎて狙ってんのか?と思うくらいだった。でも、今回の旅ではひたすら流してたなあ。江ノ島では江ノ島エスカー、七里ガ浜では七里ガ浜スカイウォークといった具合に。あまり冗長でなく、すぐに聴き終わる点もよいと思った。詳しくは知らないけれど、ASIAN―KUNG-FU―GENERATIONのメンバーもきっと鎌倉や湘南に思い入れがあるとか好きだったりして、ここで時間をかけて感じとったものを表現したのだな、ということが伝わってくるアルバムでした。曲目だけでなく、個人的にはそのコンセプトもすごく好きだと思った。
 極楽寺駅乗車、七里ガ浜下車。七里ガ浜駅は海が目と鼻の先でまさに湘南!て感じの駅でした。
 
 ここからまた、海岸線をひたすら歩く。
 
 江ノ島の真上に太陽がきてとても綺麗でした。また、海岸線だけでなく線路沿いも歩いたよ!線路沿いを歩くのも好きです。右手には江ノ電の線路、左手には湘南の海岸、奥手には江ノ島が、そして雲にかかった太陽と、なんだかすごく贅沢な気がした。

そろそろ日暮れに向かって加速する時間ですね。

  ちょうど江ノ電が通過したので、撮影。

 乗るのと、外から見るのとではまた違った印象だった。そうか、今朝はこれに乗って鎌倉駅まで行ったのかという実感がわかず、また不思議な感じだった。

 腰越駅
 どうでもいいんだけど、サーフブンガクカマクラの中では江ノ島エスカーと並んで腰越クライベイビーが好きだった。♫ 腰上まで君は波に浸かって 仰向けで浮かぶブイの遊泳
      ズブ濡れで僕も泣いてしまって 涙目で滲む味の浜 ♫
 確かに、この駅とこの海岸にはそんなエピソードがあってもおかしくない気がする…
  驚いたのは、江ノ電が路面電車のように走っているところでした。って、今朝乗ってきたはずなんだけど、わかんなかった…
 
 こういうのも旅情があって面白いですよね。
 それと、線路沿いを歩いていると一眼レフで写真を撮っている人がたくさんいて、やはり写真と旅は密接に結びついていると思った。そして、やはりうらやましくなった。
 さて、ここから湘南モノレールの 駅に向かって歩く。海岸線&線路沿いとはここでお別れ。鎌倉とも、もうすぐお別れ。個人的には満喫したからいいのだけれど、まだいたい!というよりはまた来たい!と強く思った。
 海岸線や線路沿いでない普通の道でも、それはそれで楽しい。でも、さすがに少し疲れたかな…というよりは、時間間に合うかな?実は少し前から今朝連絡をとっていた友人とまたやりとりしていて、藤沢を経由して相模大野駅で合流することに。ここで間に合わなければ時間的に少しきつい。でも、結果的には間に合ったのでよかった。

 写真とるひまがあるくらいだからw と思うかもしれないけれど、乗り遅れてでも写真は撮ります←
 せっかくパスを買ったからと進路変更してまで、ようやく乗った湘南モノレール。感想としては…存在意義が一つもわからなかった笑 でも、乗らなかったらそれはそれで心残りだっただろうから、とにもかくにも乗れてよかったです!多分もう用がなければ乗らないけど!

 湘南モノレールで江ノ島 駅に到着。それからまた江ノ電の江ノ島駅で乗り換え。個人的には、最後にまたこの駅に来れて、再確認できたのは鎌倉旅の締めとしてはよかったと思う。
 
 何を再確認したのかは知らないけど…(笑)
 すぐ電車は来たので、あまり駅に浸れなかったけどまあ時間もないしね…これから藤沢駅から 線に乗り換え、今回はJR含め4路線を利用したということは、やっぱり電車中心の旅と言ってもよいと思った。かなり自分の足でも歩いたけれども。

 藤沢駅 線ホーム。藤沢駅からして、もううってかわって都会の雰囲気。それが電車に乗ると加速し、今までのゆったりとした時間も加速していくような気がした。それがいいか悪いかは置いておいて…とにかく、体が移動すると同時に心も鎌倉からは離れていくのだなあ…と思った。

 相模大野駅
 ここだけ見ても、かなり大きいターミナル・ステーションであることがわかる。嫌が応にも都会に来たという実感。これはこれで、もちろん嫌いじゃないけどね。
 駅の外で友人と待ち合わせ。
 
 ちなみに、会ったときの友人の第一声が「相変わらず怪しいな!」だったのだけど、そりゃそうだw
 さて、これからどこへ行くのか。まあ飯か飲みだなーと思って、この場所は不案内なのでまかせてついていくと、この駅に来るのは初めてらしい。そうか、普段はこっちまで来ないのか。普段どこにいるのか知らないけど。
 相模大野駅自体は大きい駅で、待ち合わせた場所の目の前は広い通りの商店街が広がっていました。そっちもいろいろとお店はありそうだったけど、きれいで大きな店がたくさん並んでいるかどうかよりは
 結局その通りの雰囲気とか その店の雰囲気を気に入るかどうかとかそっちが個人的には大事。
 でも、お店に関しては自分ひとりではいいな、とか入ってみたい、とか気になった店があってもなかなか敷居が高い。いかにもって恰好だしね(笑) 結局は大衆店とか、価格優先でどこでも入れる店に入ってしまったりことも多々あり。前にも書いたけど、せっかく普段は来ない場所に来ているのだから多少お金をかけても行ったことのないお店や場所に行きたいです。まあ、経済的にゆとりがあればなんだけど…(笑)
 やっぱり下調べが重要ですね。
 友人についていくと、駅から少し外れた裏通りへ。個人的には、路地裏とかパッとしない場所の方が好き。特に悪目立ちするのが嫌いだしね。この裏通りは裏通りで、ひっそりと栄えているという感じで印象がよかった。駅から離れすぎてないし。さて、この商店街の  に入ることに。中はおしゃれな居酒屋という感じ。

 写真はあまりおおっぴらに撮れる雰囲気ではなかったのでこんな写真しか撮れなかった。というか、感度の関係でこうなっちゃいます。でも、薄暗くて雰囲気のいい店内でした。さて、この友人とは元バイト仲間なのだけれど、二人で会うということはあまりなかった。
一番はクロスバイクが欲しいということで自転車店に相談に行ったことかな。まだ現役で活躍しているのだろうか。あとは何か用がある時とか、流れでとか。話を聞くとやはり今日のこともあまり深く考えずに決めたらしい(店も含めて)自分は普段考えすぎて行動できなくなるタイプなので(旅の間は別)、その辺は年下ながらすげえなあと思った。まあ一般的にはそれが普通なんでしょうけど。
 あとは、まあバイト先の人の話題だったり、人生指南を受けたりした←
 あとは、金銭感覚の話をした。自分はたぶん他人とはずれているのかもしれない。要は何に価値を見いだせるかについて。他人が普通に使う点にはかけたくないと思ったり、逆に自分の好きなことには惜しまなかったり。でも、結局価値があるかどうかなんてその時はっきりわかるわけでもないしなあ… 要は、とにかく行動するということが大事だと思いました(まとまってないな)。
人生指南に関しては、今回は年下(しかも一個下)の人に縁があり、しかもその人たちからいろいろ学んだ旅だったなあと思った。偶然のことながら
 あとはー、やっぱりおしゃれ居酒屋だけあって値段が気になった。いろんな意味で大衆居酒屋よりもワンランク上という感じ。まあもとはとって帰ってきました。
 店の前で一枚。撮ってもらいました

 さて、時間はだいたい 時というところ。ここは大きい駅だから漫画喫茶もあるだろうなあ~と思ってどうするんだか話していたら、不憫に思ったんだかうちに泊まってもよいとのこと。おお、助かる…けどいいの!?
 思えば初日は予定していた友人の家には諸事情で泊まれず、それはいいんだけどそれがこんな形で返ってくるとは。やっぱり旅は何が起こるかわからず、またそれがよいと思った。でも、たぶん友人からしたら迷惑だったと思う。ごめんよ、今度おごるから…!
 行く途中泊めてもらう代わりに弁当を作るという話になり、自分は割と本気で受け取ったのだけどどうやら冗談だったらしい。そりゃそうだ。相手がどこまで本気なのかがわからないからコミュ障なんですかね。
 友人宅へはここから 線に乗って鶴巻温泉という駅まで行き(温泉町?と思ったが温泉にはまだ行ってないらしい)そこから歩いてしばらく。自分は大丈夫だったけど、毎日駅まで歩くとなると地味につらいと思う。自転車があれば楽だけど、今日は別のところにあるらしい。

 鶴巻温泉駅にて
 この辺りは地味に住宅街。と、田園とか。のどかでいいところだけど都会ではなく、でも電車に少し乗れば都会に出れる、という立地的には自分好みだった。その辺も西荻窪に住む知人と共通点あるなあ~と思うのはこじつけでしょうか←
 写真は撮らなかったけど、友人宅はきれいで広くて片付いていました。俺みたいに無駄なものをため込まないね。でも、何をどうしてよいのかわからずテンパった(笑) 俺はかなり本気で玄関先で寝るつもりだったんだけど、そりゃあ逆に向こうが気を遣う。 あとは洗面所を借りて顔を洗ったりひげを剃ったり。人の家でどうふるまえばよいのかが本気でわからなくて焦った。まあこれも経験でしょう、たぶん。こんな突発的に泊めてもらったわけだしね。
 身体は疲れているはずなのに、人の家はやっぱりなかなか落ち着かないのは自分だけでしょうか。でも、気付いたら寝ていた。
 →4日目へ続く→


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