「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

主体性学

2019-02-16 17:34:24 | 日記

例えば、医者が自己の専門とは異なる話題を頻りにマスコミを用い露出するような現象には、どこか違和感が起こる。領域の技術力を話題の中心に備えながら、間接要素が視界に入り、直接的課題への対策のみならず、幅の広がる要素への改善の施策へ及んで、軸足の適正な動静が映る。まるで関係性が弱いような話題づくりを持って、特定技術を商売的に繁栄させる筋道へ外れるような態度に映ると、根の感性に歪さが浮かび上がり、正よりも負の心象が増す。

確かな特定領域の技術力の向上を求め、軸足を備えた規則性を常態しながら、間接要素への対策も補完的に狭まれ、全体性の概念と広がる根本性と特定観と全体性の体系が起こり、質実の良い動態が進む。外界をかき乱し一過的な話題をもって特定領域の繁栄を望むような振る舞いに外れるほどに根の精神性に負の心象が進む。

根本性と特定観と全体性なる静的観点を横軸に浮かべ、概念形成と観測と評価と方法と検証と改善の動態性による動静の枠組みを持って、万人的な普遍の原理が浮かび上がる。主体性一般の適正基準と及び、これから自己や他者へ対する基準と過不足の算定へ及び、主体性の健全性を浮かび上がらせる働きが生まれる。どのような関心を常態し、自領域の内包性を備え外界との健全な交流を遂げられるか。一定の適正化の基準概念が揃い、基礎の安定と自由の適正な制御を果たす基準と適用が進む。

健康な精神性を土台にして、創造力に軸足を備えた生産性や人間性を映し出す鏡と働く概念の集約性において、質実の良い感性と実測と評価の同一性に及ばせる創造を遂げる。特定領域に備わる固有的な技術や内包性に対し、どこの領域においても同一性の基準という性格の尺度が起こり、更に時空を超え普遍的且つ不変性の基準を求め、個別と共通と普遍等という価値体系が導出され、社会の安定と躍動と永続という万人的理念と実現の工程が描かれる。

あまりに根の性質が崩れ、内外へ混乱した態度を進め、自利を強めるような感性の崩れに陥らぬ健全な精神性を表す概念と観測の安定した様式の認識が浸透し、人間や社会の定番が備わる。こうした関心や探求が根強く欲求と出現し、特定生産性に留まらず主体性の根源性への適正を求め、自他との共有を望む創造力が投じられる。主体性学や人間学等という領域体系が整えられ、広く万人的な同一感性の厚みを持ち、特定観の適正に連ねる作為が出現する。

個々の正負の体験と反省と学びの熱意が持続し、質実のよい概念や理論が引き出され、自他との同一的な観念と広がり、基礎基盤性の盤石性を持って、特定個性と個性間の尊重と協業や共生の世界を実現する。物質的な力への依存感覚が強まるほどに、根本的な精神性に歪性が起こり主体性の適正像と外れた個別現象が生まれる。変わりづらい適正概念が確立され、定番と組みこまれ良し悪しへ対する同一性の評価に回り、良性と悪性への適切な反応が出現して変わりづらい価値の存続を果たす。根源的な面からの適正を問い変わりづらい基準尺度と確立される。表現の自由をどこか取り違え、混乱を広げるような現象に対しては、その前段的な原理を問い制約と自由の適正化の施策が投じられる。こうした観点や文脈となって、「主体性学や人間学や領域化の原理」等という基準が引き出され特定的な個性が作られる。万人性の原理と共に特定観を合わせた静的概念を常態して、自他との健全な動態性が進む。

 憲法等の国家の主体性への見解を起こすに際し、個々人的な面からの適正基準が基礎になり、基礎と応用の構図が進んで、健全な特定観が生み出される。基礎への見解が乏しいままに、国家等という複雑な範囲を対象にすると、どこか歪な精神性が言葉や考えに出現し、精神面の悪性と伝わる。動静の規則性の歪な主体性による産出事物が現れる。妙に力みの激しい自存性の欲求と態度が顕在化し、外界からの抑制的なエネルギーが注がれる。憲法学等という専門性を築かれる前段的な基礎として、根源的な面からの主体性概念を問い適正像への見解が備えられ、特定対象への応用と回る工程にあって、健全な動静概念と規則性が浮かび上がる。根の貧素な専門性は歪性が顕在化する。長期的な様式化の原理の確立が進んで、いつの時代にも変わらぬ精神面の良性が引き継がれる。人間の外形的な様相に対し、精神面が外形と伝わる変わりづらい尺度となる概念の整備が進み、安定した評価が作り出される。歪な性質が大きな力を持ち中心的な配置に備わると、基礎の狂った常識が広がり、長期利益を喪失させる。これに陥らぬ対処と予防の施策が強化されて、「主体性学」等という領域が確立される。こうした点の弱いメディの出現などが進むほどに空間への悪性が広がる。


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