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わからないことを知ろう

読書ブログを中心に政治、古代史、民俗学、小説などについて書きたいと思います

里山資本主義 藻谷浩介 NHK広島取材班

2014-09-05 20:46:17 | 日記
以前買っておいた本を再読した。
前読んだときは、バイオマス発電とか確かもとがとれなくてだめになったケースが多いんじゃなかったけ?とか、藻谷さんは日本の経済はそう悪くないと言っているけど、本当かな?と半信半疑だったと思う。それに「里山資本主義」という言葉も、田舎暮らしを楽しもうってことかなと思っていた。

でも、そうではないのだ。
政治が悪い、世の中が悪いと人のせいにしないで、自分達の幸せは、自分達でつくっていこうということなのだ。
自分の足元から見直して、自分にできることをしていこうということ。
近代社会によって解体していきつつある共同体をこんどはゆるやかにつないでいこう。
お金で買えない価値を大切にしよう。
成長経済で豊かになれるという幻想を捨てよう。
地域の中で経済がまわるしくみを考えよう。
といった価値観の転換の話なのだ。

なんだか、私にも少し努力すれば出来そうな気がします。

まずは、地域をゆるやかにつなぐことから。