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バードトレーニング

行動分析学の理論に基づく鳥のトレーニングやしつけのサイト。

クレバーハンス 計算できる馬

2004年11月03日 | コラム
 計算ができる賢い馬として有名なハンスという馬がいた。

 ハンスの飼い主のオステンさんが算数の問題を出すと、計算して答えの数だけ前足で床を打って合図するのだ。足し算、引き算だけでなく、わり算やかけ算もできた。

 馬が計算できる訳がないと疑う人が、調査に乗り出した。飼い主が合図しているのではないかと、問題を出す人を変えてみたが、ハンスはやはり正しい解答を出した。ハンスは、計算できる賢い馬として、大変有名になった。

 しかし、ある心理学者が、ハンスは計算していたのではないと立証した。問題を出す人が答えを知らなかったり、誰もいないところでは、ハンスは、ずっと足を踏みならし続けたのだ。

 実は、調教師や観客が解答を知っている場合、彼らは無意識にハンスが答えの数だけ足を踏みならした時に無意識にちょっとした身振りや嘆声を出していた。

ハンスは、これを合図に足を踏みならすのをやめていただけだったのだ。



伊豆シャボテン公園のコンゴウインコのショー
もちろん、インコは足し算をしているのではなく…。



温湿度計

2004年11月02日 | コラム
 体温を一定に保つことができる恒温動物には温度に対する適応力があります。鳥も恒温動物なので、ある程度の温度の変化には対応できるのでそれほど神経質になる必要はないかもしれませんが、ケージの中の鳥たちは、仲間と身を寄せあったり、涼しいところに移動できないので、温度と湿度に気を配る必要があります。温湿度計を一つ用意して、その日の体重と共に温度と湿度を記録しておきましょう。
 どれくらいの温度や湿度に設定したらよいかに迷ったら、野生の鳥が暮らす生息環境を調べてみると、温度や湿度管理のヒントが得られます。

 特に体の弱い子を飼っている場合は、温度の変化を把握するために24時間の温度と湿度が記録できる温湿度計をお勧めします。温度と湿度の記録は、急に体調を崩した時の原因を調べる時にとても役に立ちます。


体重測定

2004年11月01日 | コラム
毎日体重を量ることで鳥の健康を把握することができます。体の不調を言葉で訴えることができない鳥たちのために毎日記録をとることを習慣にしましょう。

体重計に乗ることはクリッカートレーニングで教えることができます。
(無理矢理乗せるのは、ストレスになります!)
体重計に乗ったらカチッ→ごほうびで教えてみましょう。
詳しくはクリッカートレーニング 体重を測る をご覧下さい。

体重計は、キッチンスケールで十分です。
小型の鳥は0.5~0.1gまではかれるものを使用した方が良いでしょう。