会社の会議でとても感動することがあった。
毎月一度ある、営業所での会議。今月は映画の鑑賞のみだった。
感動する映画だった。
それは、VHS家庭用ビデオが開発、販売されるときの実話をもとにした映画だった。
一人の技術者の熱い情熱と信念が240人の従業員の気持ちをひとつにまとめて、
家電業界の波を変えていく様が、すごく地道だけど感動的だった。
思いの深さ、情熱の暑さは、動かす人の数に比例しているように思った。
わが社の創始者が日本で開業しはじめたころのドラマにそっくりだと思った。
良い製品をひとりでも多くのお客様に届けたい・・・。
その思いはこの映画の主人公にも共通している。
「想像してごらん、僕たちのVHSがこの日本中のどの家庭にも届くんだよ、
想像してごらん」その言葉が印象的だった。
映画の最後に、定年を迎えた主人公に松下幸之助からの手紙が届く、
その言葉も印象に残った。
「加賀屋はん、あんた、ええ仲間育てはったなぁ。やっぱり、人でんなぁ・・・。」
夢と信念をもって仲間を育てることで、一人では出来ないことも成し遂げられる。
そんなメッセージを胸に響かせてもらえました。
映画を一緒に観た多くの人たちが涙ぐんで感動をかみ締めていました。
男性も女性も感動を共有しました。それを共に出来る仲間がここにいます。
会社に触れるたびに感動や思いやりや、
人としての暖かさ、優しさを感じさせてもらえます。
私は本当に素敵な会社に出会いました。
人生の財産だと思っています。