【呪いの原因】
嫉妬が、その人は死んでいるわけではなく、生きているにもかかわらず、その人の表面意識と、もちろん潜在意識の魂のきょうだい等の力もあって、現象化したということでしょう。
【呪い返しの方法① ―「誰の呪いか」を特定する】
- 知られないと思っているからできていることであり、誰がやっているかが分かった段階でできなくなるということですから、これは一つの方法ではあります。
ですから、呪い返しとしては、「誰の呪いか」ということを特定することが非常に大事なのです。
- 「今、自分のことを思って、生霊が来るとしたら誰だろうか。誰が、今、私を呪うようなことがあるだろうか」ということを思えば、普通は分かってくることが多いでしょう。
「誰が強く嫉妬しているか」「誰が逆恨みしているか」「誰が『自分は不当な扱いを受けている』と思っていそうか」などと想像すれば、だいたい絞り込めてくるのです。
そして、相手を特定すると、かなりの部分、呪い返しは進んできます。
【呪い返しの方法② ―鏡に相手の姿を映す】
- 特定したならば、次は、鏡面瞑想ではありませんが、鏡に相手の姿を映すことです。それによって、相手は自分自身を見なければいけなくなります。
【呪い返しの方法③ ―相手と心のなかで対話する】
- 呪いをかけられていると思うなら、できれば、「その相手が誰か」ということを心に思い浮かべてみることです。
- たいてい、一人浮かんでくるか、多くても三人程度、二、三人しか出てこないと思うので、「思いついた人に対して、心のなかで対話してみる」というのは、一つのやり方ではありましょう。
- その際、よくしてくれたことに対しては、感謝することが大事です。ただし、相手が、今、不本意な立場に置かれていて、その人自身に間違いがあったり、勘違いしたりしているような場合は、「ここがまずかったのではないでしょうか」ということについて、言わなければいけないと思います。
- 「相手が誰か」ということを特定するとともに、先祖供養と同じですが、「相手の間違っているところは、どこなのか」ということを、因果の理法に基づいて教えてあげられたら、特によいのではないかと思います。
- 「とりあえず、原因を特定して、理由を説明する」ということは、不成仏な霊を説得する一つの方法ではあります。「ある程度、自分にも親和性があった」と思うような人の場合は、単に「電撃一閃」のような感じで飛ぶかといえばそうではなくて、一瞬離れても、また戻ってくるので、納得させないと無理ですね。
『「呪い返し」の戦い方 』 第2章 質疑応答 Q1