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アメコミブログ

基本的にアメコミの感想書いてます。にわかなのでご容赦を

ウォッチメン(翻訳版)

2018-05-22 21:44:15 | アメコミ



ウォッチメンとその前日譚であるビフォア・ウォッチメンを一昨年ぐらいに買ったはいいのですが、2年間ほどずっと放置していました(笑)

で、最近になってちょくちょく読み進めていました。物凄く重い話なのですが、なんで今まで読んでいなかったのだろうと思うほど面白かった!

ビフォアの記事はまた別で書きたいので、今回はウォッチメンの感想を書いていきたいと思います。


ウォッチメンではスーパーマンなどは創作のヒーローという扱いになっていて、あくまでアメリカにもし本当にヒーローがいたら?というテーマが根底にあります。
なのでヒーローも1名をのぞけば全員人間です。


本作は、政府非公認のヒーローを禁止と定めたキーン条約制定のため解散させられてしまったNYの自警団クライムバスターズが中心となって話が進みます。

主要人物の詳細は別の記事でまとめました→こちら






日誌 ロールシャッハ記
1985年10月12日
今朝、路地裏で犬の死体を見つけた。裂けた腹にはタイヤの跡がついていた。この街は俺を恐れている。表面を覗いた俺を
いまや世界は崖っぷちから地獄を覗き込んでいるも同然だ。
なのにあのリベラルのインテリども。
あの口先だけの連中は…
口をつぐんだ。何一つ言葉が浮かばないとでも言うように


アメリカはロシアとの冷戦下にあり、全人類を巻き込んだ核戦争は避けられないであろう状況に陥っていました。



そんなとき、元クライムバスターズのコメディアンことエドワード・ブレイクが何者かに殺害されます。



それをヒーロー狩りではないかと犯人の足取りを追うロールシャッハ。
仲間はバカバカしいと相手にしませんが、その後もヒーローを狙った事件が相次いで起こるのです。



2番目の被害者はDr.マンハッタン。彼は無実の罪でマスコミに追い込まれ、地球を自ら去ります。



そして更にはロールシャッハも罠にはめられ殺人の容疑で投獄されてしまうのです。




ヒーロー狩りの話を信じざるおえなくなったローリーとダンは、ロールシャッハ脱獄の計画を企てます。


計画は成功。ロールシャッハは無事救出されました。


そしてついに、ロールシャッハとダンは黒幕の真相を突き止めるのです。

ヒーローたちを罠にはめた2つの企業を運営しているオジマンディアスことヴェイト。信じたくはないが、彼が黒幕だろうと語るダン。

ダン「とにかく彼に会う必要がある」



日記 ロールシャッハ記
1985年11月1日
これが最後になるのだろうか?ヴェイトか…思いつく限りで最悪の敵だ
俺たちはもうじき死ぬだろう、今からこの日記を唯一信頼できる報道機関に郵送する。
喜んで影に足を踏み入れるとしよう



ロールシャッハの日記は報道機関に無事届きはするのですが、ヤク中の戯言だと言われクズ記事ファイルにいれられてしまいます。




真相を解明すべく南極にあるヴェイトの別荘に向かうダンとロールシャッハ



2人を前にしたヴェイトは驚くほど冷静に自分の計画を語りはじめます。

ヴェイトの目的を要約すると、
世界が核戦争を始めれば人類滅亡はまぬがれない。それならば宇宙からの侵略者という体でNYに怪物を送り込み市民の半数を殺す。そうすれば人類は協力せざるをえなくなり、戦争はなくなる。
コメディアンには計画を知られたので殺した。Dr.マンハッタンは計画に邪魔だったから追放したというのが真相で、ヒーロー狩りの件はロールシャッハの思い込みにすぎなかった。
ヴェイトに言わせると、それが人類が助かる唯一の道だったというわけだ。

ダン「君には治療が必要だ。とにかく、そんな大惨事になる前に察知できてよかった」

"いつ実行に移すつもりだった?"
"虐殺の予定日時は?"



ヴェイト「予定?35分前に実行したよ」




NYの大虐殺をとめることは、できなかったのです。

未来を知っていたDr.マンハッタンに連れられてNYに戻ったローリーはあまりの惨事に泣き崩れてしまいます。

ローリー「この人たち…ただ…ただチキンを買いに来ただけなのに…」


そしてDr.マンハッタンとローリーもヴェイトの元に向かいます。殺されたコメディアン以外のクライムバスターズがヴェイトの元に集結することになります。




すべてを知ったローリーに撃たれるヴェイト。しかし並外れた身体能力をもつ彼は、銃弾をつかみローリーの腹に蹴りをくわせる。

お前ほんとに人間か?w



ヴェイト「私を罰するか?もし秘密を暴けば人々の犠牲の上で築いたせっかくの平和が水の泡だ。私を殺せば調査されやはり真相を暴かれてしまう、妥協したまえ。」

ローリー「こんなことをしておいて逃げる気?」

Dr.マンハッタン「彼の主張は正しい。秘密を暴けば人類は和平の機会を失い、より悲惨な状況に追い込まれる。沈黙を守るしかない。」

ローリー「誰にも言うなってこと…?でも、でも…
あぁ、確かにその通りよ、彼は地球を救ったのよ。あぁ神様。」

ダン「わかった…誰にも言わない、約束する。」




ロールシャッハ「笑わせるな」

   

「たとえ世界が滅んでも…絶対に妥協はしない」



そう言いヴェイトの別荘を去るロールシャッハ

ここすごく好きなシーンです。




アメリカに戻り真相を伝えると言ったロールシャッハ。Dr.マンハッタンはそれを許しません。

ロールシャッハ「今さら一つぐらい死体が増えても同じことだ、何を待ってる?やれよ、殺せ!」

結局ロールシャッハは身体もろとも吹き飛ばされて殺されます。





「おいシーモア、何をする気だ?」

「えっ?昼メシを…」

「まだだ。記事を2ページ作るんだ。例の腐れ和平のおかげで穴が開いたからな!」

「えと、じゃ、クズ記事ファイルから見つくろってみます、でもどういうのがいいですかね?」

「好きなのを選べばいいだろうが!」



「全部お前に任すからな」


より強き世界となる。
より強き
愛ある世界となる。
我らは
その中にて死す
  ージョン・ケイル


このシーモアという記者がロールシャッハの日記を記事にするのかなーということを匂わせるシーンで終わりです。

最終的にロールシャッハ死んでしまったけど、彼が残した日記がすべてを物語るのかなと思います。

このブログでは最低限必要なシーンだけにまとめていて、セリフもかなり簡潔にしているので原作はさらに濃く、もっと面白いです!ぜひ買って読まれることをオススメします!

ウォッチメン実写映画にもなってるみたいですね!
私は見たことないのですが、この分厚さを2時間でまとめるって結構無理がある気もする(笑)また時間があるとき見てみようと思います!

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