「中学受験」の経済学

2016年02月29日 23時40分20秒 | 中学受験




おすすめです。






「中学受験」の経済学 (わが子の学歴のつくり方)
野田 英夫
日販アイ・ピー・エス






内容紹介
[背景]
ベストセラー『「学力」の経済学』(中室牧子/ディスカバー21)や、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴/角川文庫)など、教育関連書籍が多くの注目を集めている。
社会においても雇用の流動性が高まるなか、学歴(社会人教育)を含んだキャリア形成は重要性を増しており、キャリア形成のスタートは若年齢化する傾向にあるためだ。
現在、子どもの将来を考える父兄は、より現実的になる必要がある。我が子の能力を最大限に活かしたキャリア形成と、長期的にみて最も効率的な学習投資についてである。
都市圏では、大手学習塾がこうした子弟をめぐり広告費の大量投入による競争を繰り広げ、入塾生を増加させている。しかし、こうした大手学習塾では「規模の経済性」による利益確保が優先され十分なサービス提供が行えていないのが現状だ。そうしたなかで、多くの受験生たちが落ちこぼれ、父兄を巻き込んで“塾のための学習"といった負のスパイラルを起こし、家庭の不幸さえ誘発している。
偏差値50未満の普通の子どもたちに現代的で現実的な学習投資を行い、成果をあげるための考え方、手法への理解を深めていくことが、この時代の父兄の使命とも言えるものとなりつつある。

[コンセプト]
本書は、関連書籍にありがちなヒューマニスティックな情緒論や異端児の特殊事例にたよることなく、客観的なデータを検証することで論を進める。「非認知能力」「マシュマロ実験」「ピグマリオン効果」「ラーニングピラミッド」といった教育研究分野の概念をも用いることで、実践的な方法を考えるこれまでになかった「中学受験」論」である。
そのうえで、中学受験について、長期的な視点と短期的な視点を交え、学習投資の効率を論じつつ“相続財産"としての学歴を提案する。著者が塾長を勤める早慶道場の特色である個別授業、早慶8中特化型の中学受験の優位性を考えるなかで、個別授業の有効性と父兄サポートに対する啓蒙と具体的ノウハウを指南していく。
学習塾難民と化した普通の子どもたちの父兄が、よりリアリスティックな判断と選択を行える内容となっている。大手塾では不可能な裏表のない真実の救いを求めている父兄に応える。
著者について
野田英夫(のだ・ひでお)
1967年東京生まれ。学生時代から家庭教師、塾講師として教育業界に携わる。家庭教師時代から受講待ちが出るほどの人気講師として活躍。大手進学塾に専任講師として入社し、支部長を歴任、本部経営企画室にて、経営戦略に携わる。在職中はトップ講師として5000人以上の生徒たちを難関校合格に導く。その後、東京・四谷に早慶中学受験専門塾「早慶道場」を開校。早慶道場は早慶中合格率6年連続全国ナンバー1。著作に『中学受験で夢をかなえる』『夢をかなえる中学受験物語』(ともにKKロングセラーズ)、『名門中学完全合格メソッド』(幻冬舎メディアコンサルティング)などがある。



目次
序章
中学受験のウサギとカメ、本当の強さを身につける学習
第1章
大手塾では〝遭難者〟が続出する中学受験のキケン
〜子どもの頑張りも親の想いも空回りする受験勉強の謎を解く〜
第2章
中学受験は学歴づくりのために最適の始発駅
〜データから中学受験の費用と効果、その価値を読み解く〜
第3章
御三家には向かない。これから伸びる〝普通の子〟のための中学受験
〜早慶8中の特徴と、傾向と対策によって番狂わせを起こすヒント〜
第4章
大手塾のロジックに翻弄され、追い詰められる親たち
〜現実に合わない受験対策が親子のストレスを高め、抜けられない悪循環となる〜
第5章
目標も学習内容も忘れない本当の受験勉強メソッド
〜塾と親と子のトライアングルと自発を生む授業のバランス〜
第6章
「ケアレスミスさえなければ」と言う親が見落とす子どもの実像
〜自立と自律の受験勉強、一人で模試に行ける子とはどんな子か?〜
終章
家族なしでは成し遂げられない子どもの学歴づくり











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。