時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

貝掛の湯

2010年02月16日 | 

さて、待ちに待った、貝掛温泉に入る時が来た。

温泉への旅では、やはり温泉に入ることが、旅のハイライトなのだ。

しばらく旅に出てなかったし、天然の温泉にも入ってなかったので、体から温泉の成分はとうに抜けきっている気がする。



ご覧の通りの露天風呂。


内湯もあるが、やはり露天風呂にも入りたい。


しかも、狙い通りの(?)雪見風呂だ。

おあつらえむけの雪見風呂としゃれこもう。



風呂は男性湯と女性湯に分かれており、混浴ではない。

目玉は、この写真に写っている露天風呂だ。

時間帯によって、男性湯と女性湯が入れ替わる。


源泉の湯は、ぬるい。・・とはいっても、人の体温より1度くらい高い。

真冬に入ると、少し寒い。

そんな時は、この露天風呂の隣に加熱した温泉もあるので、そこで体を温め、そしてこの源泉に入る。

最初は寒く感じるかもしれないが、人の体温に近いので、長く入っていられる。

長く入っていると、最初は寒く感じても、だんだん体が内面から温まってくる。

この温度に慣れると、いつまでもいつまでも入っていたくなる。

この絶妙な温度が、実に心地よい。

熱い湯だと、そんなに長くは入っていられないが、この湯は、体温と湯が同化する感じなので、出たくなくなってくるのだ。

このぬるめの湯なら、暑い夏に入ったら、さらに気持ちいいだろう。


こんな気持ちのいい温泉、久々だ。

泉質という意味では、以前入った四国・徳島の祖谷温泉と双璧なくらい、気に入った。

はっきり言って、最高の泉質だ。

祖谷温泉の湯は少しトロみのある、ぬるい湯だったが、貝掛の湯は、それとはちょっと違う。
だが、長時間入っていたくなる・・出たくなくなる・・という意味では、祖谷温泉の湯と良い勝負だ。



そんな温泉だ。



この温泉は、なんでも、上杉謙信の隠し湯だそうだ。


私は過去に、武田信玄の隠し湯には、あちこちで入ってきた。
下部温泉とかね。

ここでは、上杉謙信の隠し湯にも入ったことになるので、上杉・武田のライバルの湯を両方堪能したことになる。

これが戦国時代だったら、考えられないかもしれない(笑)。



貝掛温泉は、目薬のような温泉らしく、目に対して効能があることで有名らしい。

なので、目の調子が悪い人、目を大事にしたい人、日ごろ目を酷使する人、過去に目に何かトラブルがあった人などには、お勧めの湯であろう。

そう、目に良い温泉なのだ。


目薬のような温泉、目に良い温泉・・・そういう温泉って、珍しいような気がする。

そういう意味じゃ、貴重な泉質なのかもしれない。




この温泉、体が温まる・・という意味では、私がこれまで入ってきたたくさんの温泉の中でもトップクラスだ。
それは、風呂をあがって、部屋に帰って時間がたつにつれ、しみじみ思った。

なにせ、全然体が冷えない。深夜になっても。

それどころか、発熱してくるかのように、体内からジンジン&ポカポカし続けている。

「なんだ、この体中がカイロになったような気分は」。


それは・・・おそらく、あの源泉に長い時間入っていたからにちがいない。



真の意味で「良い湯」だ。



それ、ババンバ バンバンバン♪  「目、洗えよ~」





いつかまた入ってみたい。


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