かつて存在した私のHP「時代屋小歌」の中の音楽面での記事を復刻している別ブログ「時代屋小歌(音楽編)」の方で、これまで未公開だった自作曲の歌詞を1作、公開しました。
今回公開したのは「北前船 唇悦丸」という自作曲の歌詞です。
こちら ↓
http://blog.livedoor.jp/syunka16-mymusic/archives/43168660.html
これは司馬遼太郎さんの長編小説「菜の花の沖」を読んで感動したのがきっかけでできた曲です。
その小説の主人公である高田屋嘉兵衛は実在の人物で、彼の生きざまを描いた小説や、彼のやってのけた功績に関しては、かつてこのブログでも取り上げたことがあります。
私の尊敬する人物のひとりです。
幕末の一歩手前ぐらいの時代に、一触即発でいつ戦争になってもおかしくなかった日本とロシアの関係を、円満解決させて戦争回避に結び付けた偉大な人物です。政治家ではなく、民間の船乗りだった嘉兵衛がそれをやってのけたのでした。
この曲は全体的にゆったりした曲調で、細かい譜割りや、跳びはねるようなメロディは避けて作りました。
ストリングスを全体的にかけたり、船頭の掛け声みたいなものを取り入れて、演奏してみたい曲です。
とはいえ、中々人前では披露するチャンスはなさそうなのが現状です。
その点、残念。
声がよくのびる、歌謡曲系の歌手に歌ってもたいたい曲ではあります。
ちなみに、唇悦丸というのは、嘉兵衛が乗ってた北前船の名前です。
船の名前をタイトルにされている事から、加山雄三さんによる明朗な行進曲「光進丸」を彷彿させます。
又、曲としては、美空ひばりさんや北島三郎さんが熱唱された演歌調でも似合うのではないでしょうかね?
そのうち1曲は、この「北前舟 辰悦丸」で、曲調はゆったりしてます。
で、もう1曲は、力強い感じの曲で、北島三郎さんのボーカルを想定して作った曲です。
どちらの曲も、自分では気に入ってます。
この「北前舟 辰悦丸」は、加山さんの「光進丸」とは全く違う曲調です。
でも、「光進丸」という曲は私は大好きですよ。