数年前までの私は毎週土曜日は仕事だった。
まあ、職種によって、そういうシフトの人は世の中にはそれなりにけっこういるのではないかと思う。
私の場合、その頃よりもっと若かった頃のシフトでは、土日は基本的に休みだったけれど。
もっとも、若かった頃でも、仕事がある時には出社だったし、へたしたら土日関係なく仕事になることもザラだったりもした時期もあった。かといって平日に休みがあったわけではなかったので、その頃は一カ月で休めたのは1~2日ぐらいだったこともあった。
もうかなり前のことだけどね。若くて泥のように(?)働いていた時期だ。
今そんな仕事状況だと、社会的に問題視されることだろう。
今は若いスタッフの状況は、ある程度改善はされてきているとは思う。少なくても私が若かった頃よりは。
昔よくライブをやっていた時は、私のユニットのライブ出演はたいがい土曜日だった。
それは私だけの都合だけではなく、相方の仕事の兼ね合いもあったからだった。
土曜なら、翌日は日曜。
なので、私が客の立場になった場合も、出演者になった場合も、ライブ終了が多少遅い時間になっても、翌日が休みだと気が楽。
また、ライブのある土曜日が休日だと、夕方からのライブの前に、例えばカラオケ屋などで、本番前のリハーサルや練習、声だしなどの準備ができる。
だが、土曜日が仕事だと、仮に仕事が終わってライブ会場に行って出演するとなると、ほぼ「ぶっつけ本番」になる。
また、仕事の終了時間が「のびる」可能性もある。
その場合、会場に遅刻して入る可能性もある。
ただでさえ普段あまり練習できてないのに、そんな我々が「ぶっつけ本番」でライブをやるなんて、おこがましすぎる。
そんなこともあって、すっかりライブからはご無沙汰になった。
ありがたいことに、そんな時でも「ライブ出演」の依頼はいただいていた。
本当にそれに関しては感謝していた。
だが、そのライブの日程は、土曜日だったり、平日だったりした。
そうなると、以前の仕事シフトではライブ出演は日曜日以外は実質無理だった。
その結果、すっかりライブからはご無沙汰になってしまった。
そして、それは、以前よくライブ会場などで会っていた人とも、ご無沙汰になることにも繋がった。
正直言うと、土曜日に関して言えば、自分がライブに「出演」することは無理でも、誰かのライブが夜19時ぐらいから始まるなら、見に行ける場合もあった。まあ、場所にもよるし、その日の都合にもよるけれど。
翌日の日曜日は私も休みだったから。
だから、ライブの開始時間や、場所、自分の体調や都合・・などいくつかの要素が折り合う時は、たまに見にいくことはあった。頻繁ではなかったけれど。
でも、見に行く回数は、毎週土日が休みだった時期に比べれば、だいぶ減っていた。
その結果、自分自身があまりライブをやらなくなったことも影響してたのか、人のライブへの関心も少し薄らいでいった気がした。
誰かのライブを見ると、自分好みの曲を聴かせてもらう楽しみもあるし、また見ることで刺激をもらって、自身にその刺激をフィードバックすることもできる。
そんな良い点もあった。
思うに・・
いずれ完全に仕事をリタイヤしてしまえば、時間はいくらでもあることになる。
そうなると、また以前のように、自分らなりのペースでライブ出演できるかもしれないし、そうなると他の人のライブへの関心も復活してくるのかもしれない。
だが、その頃は、自身の気力や体力が、ついていけるのだろうか?という問題もあると思った。私自身の体調的にも、家の事情的にも。
ちなみに相方は、私があまり音楽活動をできなくなってから、職場の仲間と草野球をよくやっていた。
よせばいいのに、若い人に対抗して野球の試合で無理をして、寄る年波には勝てず、体力の衰えから大けがをしたりした。
その結果、たまにユニットの練習を私がもちかけても、大けがの影響で音楽どころではなかった時期もあった。
いやはや、そのへんは悪循環だった(笑)。
仕事にも色々あって、むしろ土日が稼ぎ時の職種もある。
そんな人は、土日は休めないことが多い。その代わり、平日のどれかが休みで。
私が毎週土曜日が仕事だった頃があったとは言っても、それでも日曜は休めていた。
なので、土日が休みになりづらい人に比べたら、まだ予定は立てやすかったのかもしれない。
ただ、私の場合は、毎週土曜日が仕事だった頃は、土曜日は絶対に休めなかった。
なぜなら職場に私ひとりしかいなかったからだ。
私が休むと、その部署は無人になってしまう。
せめて交代要員がいれば、事情はだいぶ違ったと思うのだが・・。
交代要員すらいなかったからなあ。
とりあえず、今は土曜日は仕事のほうは休日になっている。
その代わり、今はコロナがある(笑)。
外出そのものが憚られる状況。
中々うまくいかないものではある。
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