ウメダ・タローのエンタメな人々

だから、エンタメな話はやめられない。

やがて哀しきピン芸人 その5

2011-02-23 09:52:46 | エンタメ

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小島よしお

 そんなの関係ねぇ!
 でもやっぱり関係ねぇ!
 おっぱっぴ~
 …って、「早稲田大学教育学部国語国文学科卒業」の肩書きを持ちながら、一切のプライドを捨てて(?)ピン芸人になった小島よしお。
 筋肉質な身体にパンツ一丁と、たった一つのギャグだけで、裸一貫一世を風靡したのだから大したものだ。去年までは、お笑い番組をはじめとした映画やドラマに出演し大活躍していたが、今年に入ってその姿は全盛期より見る事が少なくなった。
 たまに持ち前の博識をいかして、クイズ番組に出ているようだが、本職としているピン芸がいま一つパッとしない。
 そんな小島だが、日本能力漢字検定準1級の資格を持っており、いつかはその才能をいかした職業に就くのかも知れないと、私は勝手に想像するのだが、やっぱり小島はパンツ一丁で、
 そんなの関係ねぇ!
 でもやっぱり関係ねぇ!
 おっぱっぴ~
 と言いながら、お茶の間から去って行くのだろうか…、はたまた路線を変更して、タレントとして芸能界に残るのだろうか…?
 そんな事は、誰一人として知る由もない…。

やがて哀しきピン芸人 その4

2011-02-21 12:01:58 | エンタメ

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ムーディー勝山
 右からやあってきたあ~
 いきなりやあってきたあ~
 僕はそれを左へ受け流すう~
 白いタキシードと黒の蝶ネクタイ。そしてコテコテのポマードとキザなちょび髭がトレードマークのムーディー勝山。
 自己流のムード歌謡らしき歌を披露し、昭和のキャバレーステージを想像させる。
 彼こそ、疾風のように現れて、疾風のように去って行った一発屋の中の一発屋だと太鼓判を押せるピン芸人だと思う。
 全盛期は着うたダウンロード数が210万件以上もあり、携帯電話向けのコンテンツで2億円以上の売上げを記録したことがあるという。そんな勝山の近況を調べてみると、昨年100組満員の単独ライブのチケットが、1週間で3枚しか売れなかったのだから、悲惨と言うほかない。
 まさに、
 いきなりやってきた~
 あっという間に去っていった~
 お茶の間の人はそれを受け流すう~
 のだった…。

やがて哀しきピン芸人 その3

2011-02-17 11:21:19 | エンタメ

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ギター侍・波田陽区
 「うしろすがたのしぐれてゆくか」は、かの山頭火の俳句である。心なしか、お茶の間から去り行くピン芸人のためにこの俳句が詠まれているかのように思えてならない。
 着流し姿のギター侍・波田陽区もその一人ではないだろうか?
 波田は、04年に『エンタの神様』(日本テレビ系列)で「ギター侍」のネタを披露してお茶の間の人気者に。しかし、05年の正月にかけてのTV出演がピークだったという。一説によると、全盛期に波田の月収は2800万円だったとか。だとすれば、一年間売れたとして、3億3千600万円の収入になるではないか!年収500万円のサラリーマンが汗水流して30年間働いても1億5千万円にしかならない。そういう意味では、一発屋でしこたま稼ぐだけ稼いだのだから恵まれているではないか!
 就職難のこのご時世、大卒の若者がピン芸人になりたがるのも分かるような気がする。しかし、ピン芸人で成功するのは就職率よりも遥かに高い…。

やがて哀しきピン芸人 その2

2011-02-16 12:15:26 | エンタメ

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ヒロシ
 ピン芸人と呼ばれる芸人のほとんどは、一発屋でその幕を下ろし芸能界から去っている。
 「ヒロシです」で売ったあの人もまた、その類いの人だと思う。
 ある日、ヒロシがお茶の間に登場し、多くの人を笑わせてきたが、お茶の間の人々はこの人はしばらくすれば消えて行くだろうと、誰もがそう思ったに違いない。(しかもそれは人々の潜在意識となって…)
 一発屋は、その言葉通り一発のみで終わるのである。二発、三発とまではいかない。
 その昔、私が子どもの頃に流行った「夢もチボーもないね」の東京ぼん太だって、唐草模様の風呂敷包みを背負ってお茶の間の人気者になったが、いつしか一陣の風のごとく消えていた。
 一発屋で生き延びることの難しさを感じざるを得ない…。

やがて哀しきピン芸人 その1

2011-02-08 12:37:32 | エンタメ

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モンキッキー
 おさるの芸名で、大学の同級生だったコアラとコンビを組み、「アニマル梯団」でお笑い界にデビューしたモンキッキー。最初は確かに人気があったはずだ。そして将来も楽しみにされていた。ところが、コアラが女優の三原じゅん子と結婚し、事務所を移籍したことでコンビを解消。その後おさるはピン芸人として独り立ちしたのだった。最初は持ち前の運動能力のおかげで『スポーツマンNo.1決定戦』や『SASUKE』でかなりの実績を上げて来たはずだ。しかし!である。本業の方が鳴かず飛ばずのおさるに対して、細木数子の助言で〝おさる〟から〝モンキッキー〟に改名。
 これが離れて行くファンの心に拍車をかけたのかどうか知らないが、モンキッキーはお茶の間からご無沙汰しているようだ。
 サルものは追わずとはこの事か…そして戻って来いとは誰も言わない。