Zaalvoetbal b.m.minami

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バッド・サラブレッド・プライズド 【フロム スッドセントラル (タケイ・アキト)】

2004-12-31 | §コラム§
鳴り物入り

――素材

「ええ、それはもう、すごかったですよ。ただ、ちょっと素行がわるかったな(笑)。
でもプレーはね、ものすごかった。」
エゾ第3中学校のサナ・ダ・ネボスケ先生は目を細める。
彼はB.M.minamiに新入団したN.キナメリンガーの中学時代の恩師にあたる。
「あのネットを見てください。あの子がロングキックの練習をするとね、ボールが校庭から
飛び出しちゃうんですよ。それで私は校長に掛け合いましてね、ネットを張った。
200万エゾドルかけた大工事ですよ(笑)。」

通称キナメリンガーネット・・・。
後にわかったことだが、当時の校長からは資金の都合をつけてもらえず、
サナ・ダ・ネボスケ先生が自腹をきって設置したらしい。

-少し素行が悪かったと言うのは?
「ははは、そうそう、練習試合に遅れて、しかもタバコをくわえて来た事がありました。
まぁ、叱り飛ばしてやりましたが、あの子、その時何て言ったと思います?
で、俺を試合に出すのか出さないのかってこう聞いてくるんですよ。」
-で、試合には?
「出しました。ご想像の通り、一人で4点とって試合をひっくり返して、
またタバコをくわえて帰っていきました。」

――ルート

前述のエピソードの例を出すまでも無く、キナメリンガーは早熟の若き天才である。
B.M.minamiは彼を入団早々に1軍登録した。
しかし彼の年齢を考え、地道にユースから、と言った声も少なくない。しかし、
「プロとして、実力があったから入団させたんだ。当然、1軍としての実力があると私は見ているよ。」
とフセッティ監督。
課題が簡単すぎて、本来の実力より成果を発揮しないことを「天井効果」と言う。
ハードルが高すぎるのも問題だが、低すぎても問題があるということだ。

高いレベルの環境が、成長を加速させるのは当然のことである。
1軍選手と遜色ない実力の持ち主が、いつまでもユースにとどまっていたりする事は、
厳しく言えば、思い出づくりにはなっても、貴重な時間と才能の浪費でしかない。
その意味で、今回のフセッティ監督の判断は讃辞に値するだろう。

得点力不足にも一役買うのでは?という質問に、
「まだ、何ともいえないがね。」
と答えるフセッティの顔は、こころもち、ほころんでいた。

<この項、了> 

タケイアキト/Akito Takei

--b.m.minamiのヒーガ、コウホク年間最優秀自炊選手に選ばれる

2004-12-28 | §スポーツ§
【スッドセントラル(コウホク)28日共同】フットサル コウホク0部リーグ(どシロート)
b.m.minamiのMFヒーガがスポーツ誌『Youichi's Log(本家)』の読者からコウホク
年間最優秀自炊選手に選出された。ヒーガは現在バカンスの為、名も無い島にいるが、
受賞に対して「よくわからない。」とコメントを出しており、昨年の最高の瞬間二つは
コンパイルが通った時とこの報を聞いたときと語った。

--日本人コンビに暗雲

2004-12-28 | §スポーツ§
【Amstelveen(オランダ)24日共同】今シーズン、オランダ2部リーグ
SRAE Amstelveenに練習生として所属しているコキ・イーダ、アキト・タッケーイだが、
6日、チームドクターによる問診でウェイトオーバーを指摘された。

「瞬発力、跳躍力が最も求められる彼らのポジションで、この結果は致命的。」
とチーム関係者は一様にあきれ顔。

「これは俺達の持ち味。ロナウドをみてみろ。うだうだ言う奴には、結果で証明してみせる。」
とイーダはコメントしているが、ウィレブロンク監督は「あの状態では試合には出せない。」
と表情を曇らせる。

[速報]経済:マサキ電子、純利益で世界のトップ企業に

2004-12-26 | §ニュース§
【アールスメール Tetuya tukareta ロイター】人気フットサル選手Y・マサーキ選手の実家
マサキ電子が26日発表した04年12月期の純利益は、主力の半導体事業を中心に好調が
続いたことから、前期比81%増の10兆7867億マサキ(約1兆786億ユーロ)と過去最高を記録した。
75億マサキ(約7730億ユーロ)だった米インテルを上回り、情報技術(IT)関連企業としては
世界最高レベルの利益を稼いだことになる。

愛される理由 【フロム スッドセントラル (タケイ・アキト)】

2004-12-24 | §コラム§
マーチ

――日常

港北地区に住むリョウ・シーグランド君(12歳)にとって、フットサルは何よりの楽しみだ。
但し、彼にとってフットサルは見るものだ。プレイするものではない。
「生まれつき、ココ(心臓を指して)が弱くてさ。
まったく、なんてこったい!って感じだよね。」

彼がフットサルのコートに立つ日は無いかもしれない。
だが、彼がフットサルのコートを目にしないことは、ありえないであろう。

――出会い

「小さい頃、あ、今よりもずっと小さい頃ってことだけど、ボクは暗い子だったんだよね。
ほんっとサイアク。」
彼は病気にへきえきしていた。
病院での検査、日常的な発作、苦い薬、胸の痛み、そして、自由に動かない自分の体。
すべてどこかに消えてしまえばいいのに……。

そう、まさに「ほんっとサイアク」だったのだ。彼らに出会うまでは。
「初めてフットサルを見たのは9歳のときかな。父さんに連れていってもらったんだ。
TVでしか見たことないスター選手達、すごいスピードで蹴られるボール、輝く緑のコート、
あそこには全てがあったよ!」

その試合は、B.M.minami vs F.C.FANTOMの試合だった。
「その時はよくわからなかったんだよね、ルールもいまいちだし。で、ボッーと見てたらさ。
コキ・イーダがスッゴイシュートを決めたんだよね!」
以来、シーグランド君のお気に入りチームはB.M.minamiだ。
「あの試合の後、父さんにレプリカユニフォームを買ってもらったんだ!」
-背番号は?
「8!」
-イーダじゃないんだ?
「実はフセッティのファンなんだ。あのヒゲがかっこよく見えたんだよね!」

選手達は、どうしてフットサルをするのか。
勝利の美酒に酔いたいから?
背中に富と名声を背負い、すぐにはずされる為?
そんなはずがない。
フットサルのコートにあるものは、おとぎ話より、イカしている。

<この項、了> 

タケイアキト/Akito Takei

[速報]異物混入 :b.m.minami丼から怠惰成分検出

2004-12-21 | §ニュース§
【スッドセントラル 21日 ロイター】セントラル保健所は、21日に発売された人気弁当
「b.m.minami丼」(エスアールエ)に含まれるタケイやイイダに「やる気が無い」や「眠い」などの
異物が混入していると発表し、同社に対し商品約200万個の回収命令を出した。
同社広報部は「工程内で混入したとは考えにくい。また消費者から苦情もない」と反論し、
商品の回収は行わないとしている。

同社社員への聞き取り調査では「(以前から)やる気の無さを意図的に混入していた。」との
証言もあり、組織的な隠蔽の疑いももたれている。

変革は彗星か花火か 【フロム スッドセントラル (タケイ・アキト)】

2004-12-19 | §コラム§
コマーシャリズム

――渇き

「練習の雰囲気もいい、チーム全体のコンディションも上向いてる。選手個人のガッツも十分だ。
ただ、何かが足りない。」
コキ・イーダ選手兼強化部長はつぶやく。
「何か、そう、核になる何かが足りないんだ。」

プリンスの登場を待ちわびているのは、コキ・イーダ選手兼強化部長だけではない。
熱烈なB.M.minamiサポーターも同様の声である。港北地区の少年は言う。
「学校の皆は、B.M.minamiは地味なチームっていう印象じゃないかな。
ボクはいいチームだと思うけどね。」

バルセロナのロナウジーニョ、ユベントスのデルピエロ、アーセナルのアンリ。
伝統あるビッククラブ(それも実力と人気の備わった!)にはきら星のようなスター選手がいる。
B.M.minamiサポーターの少年は、こういったチームにおけるアイドルの不在を指摘しているのだ。

――坂の向こうへ

B.M.minamiにおけるプリンス候補はもちろんタクティーヌ・イガラションだ。ほかに誰がいるだろう。
「天才がその文化を生むのか、文化が天才を誕生させるのか、、、鶏と卵の話じゃないがね。」
かつての港北サッカーの偉人、タカユキ・シマーダの言葉だ。
スポーツにおいて、ゲームに勝つ為には天才は必要ないだろう。
ただ、そのスポーツが文化として、国に、地域に定着するには時としてカリスマ性が求められる。
シマーダは続ける。
「ペレ、クライフ、ジーコ、彼らは天才だ。そして、イガラションもその例外ではない。」
人には、それぞれ持って生まれた特性がある。
古くは戦国の世の「千の利休」、現代人にまで茶の心を伝え、その道を楽しませる天才だ。
そして、イガラションも、その卓越したプレーで人々を楽しませる天才であることに疑いは無い。

5月27日、B.M.minami広報は記者会見を開き、タクティーヌ・イガラション獲得の意思を表明した。
移籍金約120億港北ドル、年俸約40億港北ドルとの情報だ。
チームの財政状況を考えれば、大博打に出たと考えざるを得ない。
しかし──。

イガラションが加入したB.M.minamiを想像してみて欲しい。
少年だけでなく、誰だってファンにならずにいられない。

<この項、了> 

タケイアキト/Akito Takei

[速報]またもや不祥事:フットサルチーム職員が酔って暴行

2004-12-19 | §ニュース§
【スッドセントラル Soreha Naiyo ロイター】コウホク スッドセントラル署は28日、
人気フットサルチームb.m.minamiの職員ヤクザ・ツチーダボーズ容疑者(33)を
傷害の現行犯で逮捕した。

調べによると、ツチーダボーズ容疑者は同日午後11時50分ごろ、スッドセントラルの
地下鉄駅構内で、同市内の男性会社員(47)に「何処にトイレがあるんだ」などと
どなった上、顔を数回なでるなどの暴行を加え、首に大量のキスマークを負わせた。
ツチーダボーズ容疑者は酒に酔っていたという。

[速報]クリスマス商戦 :PS2 『B.m.mianmi VIII』発売決定

2004-12-17 | §ニュース§
【スッドセントラル 17日 ロイター】スクウェア・エニックスは、PS2『B.m.mianmi VIII 呪われしPK』を
今冬に発売することを発表した。価格は未定。『B.m.mianmi VIII』は、絶大な人気を誇る『B.m.mianmi』シリーズの最新作。

スクウェアエニックスの和田社長は記者会見で「どんな弱い人でも優越感を抱けるようなRPGをお見せできる」と自信を見せている。

ルーキーセンセーション 【フロム スッドセントラル (タケイ・アキト)】

2004-12-14 | §コラム§
ニューカマー

――パフォーマンス

スッドセントラル駅からバスで10分ほど行くと、エッセエッレア・スタジアムが見えてくる。
その裏手にB.M.minamiの練習場がある。
よく整備された緑色のピッチの上に、ツイタテノムコウ国からの新入団選手、H.ヤマチェンコの姿があった。
ときおりチームメイトから「ヤマ!」と声が飛ぶ。
練習後にはボールを片付け、合流1週間で早くもチームの一員になっていた。

ヤマチェンコは、「2、3日で選手の名前を覚えられるわけないよ」と関係者にもらしていたが、
フセッティ選手兼監督の感じ方は違った。
練習2日目には「ホォート・モルヘン!」(港北語でおはよう)とクラブハウスに現れたかと思ったら、
選手には名前を呼んで挨拶している。

さらに練習後にはボールをネットに拾い集めながら、
「エーン、トゥヴェー、ドリー……」(1、2、3)と港北語で数えていたのだ。
フセッティ監督は、ヤマチェンコのチームに入ってこようとする姿勢に、ただ驚いたという。

――話題

さらにチームにとって期待以上だったのが、彼の能力の高さだった。
記者陣に囲まれたとき、マーコートは彼の良さを、こう説明した。
「彼は、2歩も3歩も先のことを考えてプレーしている。こういう選手は、うちにはいなかったんだ。
早くまわりが彼の考えについていけるようにならなくてはいけないよね。」
するとスッド・ブラットスポルト紙の記者が、マジメな顔で言った。
「そういう選手は、港北ではシマーダ以来なんじゃ?いや、もちろんヤマチェンコがシマーダというわけじゃないんだけど……」

ヤマチェンコがシマーダになれるかはとりあえず置いておくとして、
彼は今、港北フットサル界に驚きを与えている。

<この項、了> 

タケイアキト/Akito Takei

--b.m.minami新戦力を獲得か

2004-12-12 | §スポーツ§
【スッドセントラル(港北)12日共同】今シーズン、どシロートリーグで快進撃を続ける
b.m.minamiは1日、記者会見上でチームは新戦力の補強に乗り出す方向にあることを示唆した。

サッカージャーナリストのシマーダ氏によると、チームが白羽の矢を立てているのは話題の
コンピュータウィルス「Blasterワーム」選手(米国)ではないかとの事。

「Blasterワーム」選手はウィンドウズのセキュリティーホールを悪用したトロイの木馬型
不正プログラムで、セキュリティーホールの対策をしていないパソコンにネット経由で感染し、
ネットワーク攻撃をしかけたり、パソコンを異常終了させるなどの症状を引き起こす。

[速報]大抜擢 :国語審議会の新委員決まる

2004-12-10 | §ニュース§
【Amstelveen(NL)imaha dameyo 共同】日本語のあり方について審議・提言する
国語審議会の委員に、人気フットサルチームb.m.minami所属のフセッティが選ばれた。
フセッティは近年、出版や言論などでの活動が注目されており、委員としても独自の視点を
持った活躍が期待されている。記者会見の席で、フセッティは今回委員に選ばれたことにより
自分はインチキな大人たちに喝を入れることになるだろうと述べた。また、終始自分のことを
「麻呂」と言い、語尾には「おじゃる」を付けるなどといった平安風の言葉で記者団に対応した。
フセッティは早くも「ベクトルはウザいので廃止する」と言って鼻息を荒くしている。

決断、あるいは午後6時の想い 【フロム スッドセントラル (タケイ・アキト)】

2004-12-07 | §コラム§
扉の向こうへ

男の夢。リベンジ。それは、どんな代償を払ってでも果たすべきものなのか。
「インターナショナルな舞台で仕事をすること自体はたやすい事だよ。
問題は、そこで活躍できるかどうかなんだ。要は、その土台があるかどうかだよね。」
コウホク人で初めて海外リーグ(オランダ)へ移籍した、フットサル選手タッケーイの言葉だ。

今年末、フットサル コウホク代表でb.m.minami GKのコキ・イーダが、
オランダ・エールディビジのSRAEへ移籍することが決まった。
GK育成不足に悩むチームの必死の制止を振り切っての決断だった。
イーダは記者会見できっぱりとこう言い切った。
「リスクは承知している。だが、今しかなかったんだ。」

――展望、揺らめき、足元

移籍が正式に決まった夜。
久々のアルコールでほおを赤くしたイーダの口からでた言葉はこうだった。
「b.m.minamiには感謝しきれないほど感謝している。
俺はコウホクが好きなんだ。必ず恩返しする。」

一方、送りだすb.m.minamiはどんな気持ちなのだろう。フセッティ代表はいう。
「子供に勝てる親がいるか? ビジネスとして成立するのが前提だが、
本人から『行きたい』と聞いた瞬間にもう答えは出ていたんだ。」

経営者としては失格かもしれない。目前に迫った第2ステージは、
正GK探しに悩む日々が続くだろう。しかし、フセッティ代表はこう続けた。
「クラブの発展のため一番良いのは海外の良い選手を呼んで、若手を向上させること。
だけど、今、海外から選手を呼ぶのは財政的に難しい。
それならコウホク人を海外に送って、良いものを持ち帰ってもらうしかない。」

イーダがオランダで成功すれば、現役中は日本に戻らないこともある。
指導者としてb.m.minamiに戻る保証もない。
しかし、それでも送り出すのは、お互いに言葉で確認しなくても分かるものがあるからだ。
フセッティ代表はイーダが将来的には必ず帰ってくると確信している。
それは日ごろのクラブの姿勢に表れている。

昨季終了後にコウホクリーグが開いたトライアウト(解雇された選手のアピール場)に、
b.m.minamiからは1人も参加しなかった。
昨年は4人を解雇したが、すでに全員の再就職先のメドが立っていた。高校や大学から
獲得した選手を最後まで面倒を見る。他クラブに移籍していた選手も指導者として戻った。
生涯b.m.minamiの図式が、出来上がりつつあるのだ。


「最後の練習の時、彼(イーダ)とPK練習をしたんだ。50本の予定が、結局61本になったよ。
何でかって?50本目、ボクのシュートを彼は止められなかったんだ。
そしたら彼、このまま向こうに行けるかってシュートを防ぐまで練習を止めなかったんだよ。」
b.m.minamiではプライベートでも仲の良かったマサーキからのエピソードだ。
さらに彼は続ける。
「失うものは何も無い、という人間こそ、実に多くのものを背負ってるんだ。君は知ってるかい?
最近、イーダはタトゥーを射れたんだ。」

いつしか少年は育ち、故郷を離れる。しかし誇り高き彼は決して、ふるさとの
風景を忘れることはない。それが、時に厳しく、時に優しく自分を育てた風景ならば、なおさらだ。
そして、いつしか彼も一人の男になる。腕に刻んだ「b.m.minami」のタトゥーと共に。


<この項、了> 

タケイアキト/Akito Takei

--タッケーイ、着信音報道を否定

2004-12-07 | §スポーツ§
【Amstelveen(オランダ)7日共同】フットサル オランダ2部リーグのSRAEに所属する
アキト・タッケーイは記者会見を行い、携帯電話(Euro Telefonica)の着信メロディーが
日本の人気アイドルグループ・プッチモニ「ちょこっとLOVE」であるとする一部の
報道を完全否定した。

--イーダのレンタルでの加入が正式決定=SRAE

2004-12-05 | §スポーツ§
【アムステルフェーン(オランダ)5日共同】もともと話題にはなっていたが、ついに
正式決定に至った。ミドルスブラが所有権を持ち、今季はb.m.minamiでプレーしていた
(どシロートで19試合、438分間出場)コキ・イーダが、レンタルでSRAEに移籍する
ことになった。発表はSRAEが行った。
イーダは1974年生まれのGK。SRAEでは背番号32番を着ける。すでにアカ・マルボロ監督
のもとに到着しており、午後には既にオランダにいるタッケーイら新しいチームメート
たちと一緒にギネスを飲んでいる。