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自作PCの記録

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わが家の守護神、Windows Home Serverを晒してみる

2011年01月27日 22時42分21秒 | 自作PC

ちょっとこっちは真面目エントリーのWindows Home Server部門。
管理の手間が少ないのがウリだけど、そこはベースがWindows Server 2003、
手間をかければかけるほど奥の深い使い方ができるわけです。

■応募部門
Windows Home Server部門

■エントリーマシンの構成パーツ
CPU : INTEL Celeron E3200
マザーボード : GIGABYTE GA-5YASV-RH(Express 5800/110Ge)
メモリ : KINGMAX DDR2-800 1GB x2
ビデオカード : XGI Volari Z9s(オンボード)
HDD1 : 日立GST HDS721680PLA380 80GB
HDD2 : Seagate ST31000333AS 1TB
HDD3 : Western Digital WD20EARS 2TB
HDD4 : Western Digital WD5000AAKS 500GB
光学ドライブ : なし(外付USB SuperDriveを使用)
CPUクーラー : リテールクーラー
ケース : NEC Express 5800/110Ge
電源 : 380W TG-6380(ケース付属)
ディスプレイ : なし

■使用OS
Windows Home Server


■エントリーマシンの外観写真


■エントリーマシンの内部写真


■「CPU-Z 1.56」の情報画面



■解説文
ベースキットは格安で名高いNEC Express 5800/110Geを使用しています(80GBのオプション付きで15000円しなかった気が……)。ただのファイルサーバーなら標準のCeleron 430に512MBメモリで十分ですが、常時ログイン状態で各種サービスをストレスなく提供するために、デュアルコアのCeleron E3200を購入、余っていたDDR2 800の1GBメモリx2を追加し、最低限のコストで必要十分な補強を施しました。

あとはできるだけ多くのHDD容量を、と財布に余裕ができたら追加、また追加を繰り返し、500GB、1TB、2TBというドライブエクステンダーの恩恵を十二分に活用した、ツギハギガチャガチャディスク構成になっています。通常のサーバー運用を考えれば、RAID 1ないし5で構築するために大容量のディスクをまとめて複数台買わねばならないところでしょうが、Windows Home Serverはその辺がいい意味でとてもルーズで助かります。

かくして我が家のホームサーバーは全てのPCとコンテンツとデバイスを統べる守護神となりました。

  1. 各種ファイルを保存するファイルサーバー
  2. クライアントPCのバックアップを取るバックアップサーバー
  3. クライアントPCのLive フォトギャラリーで取り込んだ写真を直接保管するフォトサーバー
  4. クライアントPCのWindows Media Centerで録画したデータを保管するTVデータサーバー
  5. iTunesを常時起動して各PCのiTunesに配信、かつiPhoneとシンクするiTunesサーバー
  6. スキャナーで取り込んだPDFを直接保存するドキュメントサーバー
  7. スキャナー→プリンターのダイレクトプリントを媒介するコピー(?)サーバー
  8. リモートからマウントして利用するWebDAVサーバー
  9. リモートから音楽や動画を楽しむメディアストリーミングサーバー
  10. 知人友人と写真やデータを共有するWebサーバー
  11. 各種USB充電デバイスを充電する充電サーバー


このうち5~7はクライアントソフトウェアが起動している必要があるため、我が家のWindows Home Serverは常にAdministratorでログインして画面ロックしている状態です。これが会社ならセキュリティ的に言語道断となるでしょうが、そこが自宅サーバーの気安いところでもあります。


Express 5800に備え付けのUSBポートでは足りないため、7ポートUSBハブをデスク脇に備え付けて、各種USB充電対応デバイスを充電しています。各デバイス付属のUSB-ACアダプタを電源タップにタコ足配線するよりコッチの方が断然スマート!?


CanonのスキャナCanoScan 4400Fにはハードウェアボタンが付いており、Windows Image Acquisitionサービスを自動に切り替えることで有効になります。ハードウェアボタンの操作でほとんどのスキャン操作が済むため、Windows Home Serverの画面はロックしたままスキャンができるのです。スキャナを使うためにPCを立ち上げるのはかねがね億劫だったのですが、常時起動しているサーバー(しかもプリンタ付き)との相性はまさに最高です。


プリンタは省電力設定で自動的に電源を切れるようにし、かつプリントジョブで自動起動するようにしています。遠隔プリントしても紙が手差しでは無意味ですので、A4用紙をカートリッジにストックできるiP4700を選びました。

ちなみに、Express 5800/110Geにはサウンドボードがついていないため、本体に直接ログインしてiTunesを起動するとオーディオデバイスがない、と怒られてしまいます。しかし、WHSの「コントロールパネル」-「管理ツール」-「ターミナルサービス構成」を起動し、RDP-Tcpのクライアントの設定タブで「オーディオマッピング」のチェックを外すと、リモートデスクトップ接続した画面でも音楽再生できるようになります。何がすばらしいって、リモートでWHSのメンテナンス中に音楽を楽しめるという(笑)。

■Windows Home Serverを使って良かったと感じた点
とにかく遊びがいのあるサーバーOSです。そもそもポテンシャルはWindows Server 2003と同等のものを備えておりながら、とっつきやすいWindows Home Serverコンソールでほとんどの管理ができ、アドインの拡張もカンタン。しかし、その気になれば直接ログインして本格サーバーと同等のことができるんですから、1粒で2度オイシイとはこのことです。次期Windows Home Serverではドライブエクステンダーがなくなってしまうらしいですが、Windows Server 2008ベースということでそちらもとても楽しみですね。



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