輝くベランダへようこそ

 

洗濯機がピーピーと鳴った時から

準備をしているチェスター

洗濯物がたくさんのカゴを

抱えて階段をのぼる私の横を

すり抜けて先に2階へ

 

 

掃き出し窓を開ける時には

スタートゲート前の競走馬のよう

その割にロケットスタートはないんだけど

 

 

私が洗濯物を干す間

気持ちよさそうに休んでいる

気持ちはわかるね

私は時間を忘れて

洗濯物になりたい

 

 

そういえばYumingさんは

夜空を舞い跳ぶ

ビームになりたいって

歌っていたね

都会を見おろす

カイトになりたい

とも

風に吹かれてひなたぼっこの

洗濯物になりたいっていう私と

スケールが違うよね

がんばらなくちゃ私

 

 

そうそう

とにかく気持ちいいよね

洗濯物を干し終えると

恒例の抱っこのおねだりを

今日はおんぶで

 

 

都会を見おろす

カイトじゃなくて

ご近所を見おろす

チェスターです

 

 

 

 

 

 

 

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