そんなあやあゆには、記念すべきワーホリ初のバッパーで出会った日本人の
女の子、ユミちゃんというお友達がいるのです!
かれこれもう7か月前になりますね。ええ。
マンリーで初めてバックパッカーに泊まったあやあゆの前にあらわれた
可愛らしい女の子。それがユミちゃんでありました!
マンリーにはサーフィンを習いにやってきたという彼女は
「あやさん あゆみさ~ん!」といつも元気いっぱい笑顔全開の女の子でした。
出会って1、2ヶ月後ぐらいには日本に一時帰国してたんだけど、
またオーストラリアに戻ってきてブリスベンに住んでいるらしいという情報は
手に入れていたあやあゆ。
東海岸北上中。
サーファーズパラダイスのちょこっと上にはブリスベンがあるじゃないですか
ブリスベン自体にはあんまり興味はないけれど
(ブリスベン好きなひとすんません)
ユミちゃんに会うために、ちょっと立ち寄ってみるのもよいのでは!?
連絡をしてみたところ「もちろん来て下さい~!」と快諾してくれたユミちゃん
あいかわらず可愛いのぅ!早く会いたいのぅ
しかも彼氏とお友達のオージーと3人で住んでるお家に泊めてまでくれるとな
そんなわけでちゃっかり再会のお約束をとりつけたあやあゆ、
鼻息を荒げてブリスベンに2泊3日予定で到着
到着。したんですが。。。。
そこにユミちゃんの彼・パトさんから連絡があり
ユミちゃん なんとその日の朝に謎の腹痛に見舞われ
病院へ緊急輸送~~~!!!
ええええええーーーーっっ!
前日に電話でしゃべった時は元気いっぱいだったのにー!
代わりにあやあゆを迎えに来てくれた初対面のパトさんも、
ユミちゃんのことが心配なのでありましょう、顔色悪し。。。
あや:「あぁ、なんとまぁタイミング悪いところに来ちゃったね・・・」
あゆ:「ゆみちゃんパトさんごめん・・・
てか うちらの到着日に突然なんて、これって、これって。。。」
あやあゆ:
「あやあゆ珍事の祟りがユミちゃんにまで及んだのでは」
・・・・
友達をも病気においやる、あやあゆ珍事力恐るべし。
ユミちゃん、巻き込んでほんとにごめんよぉ~~~!!
とりあえずユミちゃん宅におじゃまし、ユミちゃんの帰りを待つあやあゆ。
でも、夕方になっても夜になってもユミちゃんは帰ってこず、結局入院に。。。
ユミちゃーん。。。 と恋しがるあやあゆの横に、妙な至近距離で
同居人のオージーだというマットさんが横に座ってきた。
かと思うと、我らの心配な空気を無視し
「僕はマイケルジャクソンが大好きなんだ」
とずらーり並んだコレクションを見せられたり、
「ジャパニーズガール ナンバーワーン! チョーカワイーイ」
とささやかれたり、
「きれいな髪だねー」と背中を そそそ とさわられたり、
あや:「この方さわやかだけど なんか変ね」
あゆ:「てか距離近いんですけど。
マイケルジャクソンこんなに好きな方みたことないわ」
ここであやあゆ、ユミちゃんのお友達に失礼はいかんと思いつつも
マットさんに不審者扱い開始。
ええ。もちろん彼のわからない日本語で
「気持ち悪い」を連発したことは言うまでもありません
翌日。
午前中にやっとユミちゃんのお見舞いに行けることになったあやあゆ。
あぁ病床でも、やっとユミちゃんに会えるよー!
車に乗り込むパトさん、あやあゆ、お友達のセバスチャン、
そして運転マットさん。
すると。
バイーン! (すぐ止まる)
ギュイーン!(またすぐ止まる)
キュキューン!(やっぱりまたすぐ止まる)
あや:何この運転・・・
あゆ:なんで混んでる道で無駄にとばしてはブレーキ踏むかな・・・
はっ!そうや昨日「僕 車好きなんだ~♪」とかいってたわ。
明らかに走り屋を気取って、ジャパニーズガールにキャーと言わせてやったぜ的な
ほくそえみを浮かべているマット。
うっとおしい~
走り屋気取っても足元がハーフパンツにハンパ丈白ソックスなんだよっっ!
しかも昨日散髪しちゃったせいで少ない髪の毛が
更にさみしくなっちゃってんだよっっ!
きづけばBGMはマイケルジャクソン。
ここであやあゆ、マットのカテゴリーを変なやつ扱いに決定。
そして気づくのである。「変人奇人に出会うのもこの旅の運命・・・」
日本語でまたまたさんざん悪口を(本人の前で)たたきつつ
ユミちゃんのもとへと走るわれら。
やっと会えたユミちゃんは・・・
点滴につながれて、つらそうに寝ておられました・・・・
うえーーーん!!!!!
ユミちゃんはそれでも笑顔で「会えてうれしい~」と言ってくれます。。。
なんっっつーーええ子なんやあんたは!!!!
どうやら土日ということもあり、病院の対応も遅く検査も何個もあったりで、
なかなかストレスのかかる環境におかれてしまっているよう。。。
ううっ見てられないよう
でも看護婦さんが明るく、
「今日のランチを食べて、おなかの痛みが治まったら帰れるからね」
と言っていたので、今日の夜こそおうちでゆっくり会えるかも!
とかすかな期待を胸にシティ観光にでかけることにしたあやあゆ。
ぶらりシティを一周し、
「もうユミちゃん帰ってるかなぁ」とおうちに戻ってみると。
パトさんから「ユミはもう一泊入院することになった」
と言われてしまいました・・・・!!!!
OH MY GOD!
なんてこったい!
うちらの珍事の呪いがこんなに強力だったとは・・・!!
しかもそんなうちらのショックな雰囲気を全く無視して
「彼氏いるの?」とか聞いてくる変人マット。
うっとーしーから早よ寝れ!!!!
すっかり元気をなくしたあやあゆは、マットにも色んな元気を吸い取られ
リビング居候の分際で、
「はよごはん食べにでかけてくれ」
「もー今日は朝まで遊んで帰ってこんでくれ」
またも(本人の前で)日本語で暴言をたたきつつ、
枕を涙で濡らしながら床につくのでありました。
そしてブリスベン最終日。
今日は2時発のバスで次の土地 ヌーサに向かわなくてはいけましぇん。
午前中、ユミちゃん帰ってくるかなぁと期待していたあやあゆ。
朝から仕事にでかけたパトさんから、11時頃に電話があり
「ユミがあともう少しで帰ってくるよ」という連絡が!!!!
神様!ありがとう!
一気にテンションがあがり、
ユミちゃんが帰ってくるまで待つことにしたはいいけれど・・・
30分、1時間、待てど暮らせどユミちゃんは帰って来ません。
さすがに1時を過ぎようとしていたその時。
あや「もうバス間に合わなくなっちゃうね・・・」
あゆ「そうだね・・・残念だけどもうバス停に向かったほうがいいね・・・」
と、重いバックパックを背負い、ユミちゃんのおうちに「ありがとう」を言って
ドアをくぐり抜けたその瞬間。
バタバタバタ~~~~っっ!!!
足音が聞こえたかと思うと。
「あやさん!あゆみさ~~~~~~~~~~~~ん!!!!」
ぎゃーーーーーーー!!!!!
ユミちゃんだ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!
なんてミラクル!
1分遅かったらもう会えてなかったタイミング!
しかも結構元気そう!
お友達セバスチャン(いいひと)が車でユミちゃんを家まで
送ってくれたのだとか。
マットと違ってやるね!セバスチャン!イエイ!
とにもかくにもすごいタイミングで再会できたことに興奮し、
とりあえず記念写真撮り、
親切なセバスチャンの協力もあり、
バスが出るまでユミちゃんとしばしガールズトークタイムを
設けることができました。
ユミちゃんはパトさんともとっても幸せそうで、
相変わらずとってもいい子で、可愛くて、
姉御二人はもう微笑ましいやら感激やらで
「そうなんや~ そうか~ そうか~」と孫に会ったばばぁのように
もう言葉になりません。
おまけに、バスが出るぎりぎりまで、
あやあゆがバスに乗り込んだあとにもちゃんとバスの外で待ってくれていて、
「なんてええ子なんや・・・・嫁にきてくれ」
とあやあゆ共に涙がちょちょぎれたことは言うまでもありません
あやあゆの珍事に巻き込んでしまったことは本当に申し訳ないけれど
再会できて本当にHAPPYでした!
ゆみちゃん、またいつか元気いっぱいなときに会おうね!
そして第2の犠牲者を出さないことを祈りつつ、次の目的地に向かう
あやあゆなのでありました