3月8日土曜日のコンサート、『冴えわたり、光さす bright and clear, the light shines concert』であきのりが演奏するサンプリングミュージックのサンプルを作っています。
以前神戸新長田の今も営業しているアウトレットショップで買った半分壊れかけの大正琴にコンタクトマイクをつけて、あれこれいろんな音を引き出しては録音しました。
大正琴はキーボタンを左手で押しながら右手で弦を弾くという比較的初心者ででも弾きやすい構造になっていて、あきのりもその簡単さから手を出して、サンプル取りに活用しています。
大正琴ならではの繊細な音をいかに分厚いサウンドにできるか、ウォール オブ サウンド(分厚い音)ができるのか試行錯誤してPCで編集して、おもしろい音楽ができればと考えています。
前回の昨年8月2日のコンサート、『ひよめき ひびく -fontanels resound concert-』でのあきのりの演奏ではフィールドレコーディングをメインにしたシンプルなサンプルの連なりで構成して音楽のうねりを作り出しました。その二回目となる今回の演奏ではしっかりとした重さのある音楽を目指します。
冴えわたり、光さすというタイトルには、厄払い的な新しい季節を迎える皆さまに光りを受け取ってもらえるようなコンサートにしたいという思いが込めています。あきのりの演奏が聴いてくださる皆さまに素晴らしい季節の訪れになるように願っております。
冴えわたり、光さす bright and clear, the light shines concert
梅や桜が虫たちがざわめいて春が見え隠れする落ち着きのない弥生の季節に、
冴えわたる音を紡ぎだす新しい音楽のコンサート
date : 03 08 2025 (sat) start : 19:30 ~
venue : environment 0g (Osaka)
大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビル B1F
tickets : ¥2500 +1dr
大上流一
潮流や新奇性にとらわれない極めてプリミティブな即興演奏による音楽的アプローチを実践している。 2004年から2013年まで毎月行われたplanBでのソロシリーズ「Dead Pan Smiles」は、 独自の作業性を追求した定点ソロコンサートとして109回に及んだ。 2015年ソロシリーズ音源からの抜粋『Dead Pan Smiles』5CDboxをファーストリリース。 平行して多様なミュージシャンとの共演を重ねる。 2019年から即興音楽のためのオルタナティブスペース「Permian」を主な拠点に現在も積極的に演奏活動を続けている。
hofli/Takashi Tsuda
1971年「耳の日」生まれ。サウンドアーティスト。「聴くことと奏でることの汀」で演奏および執筆活動を続けている。
90年代より、ソロ名義hofliのほか、游音、ラジオゾンデ、スティルライフ、星形の庭など、様々なユニットでフィールドレコーディングや即興性に基づいた音楽活動を展開。ワークショップ「みみをすます」シリーズを継続するほか、福島恵一とともにリスニングイベント「松籟夜話」ナビゲーターを務める。主なCD作品は『雑木林と流星群』『十二ヶ月のフラジャイル』『木漏れ日の消息』など。編著書『風の人、木立の人』『フィールドレコーディングの現場から』(ともにカンパニー社刊)。
2024年、8年ぶりとなるソロアルバム『RECOMPOSTELLA』をリリース。
https://www.instagram.com/hofli_takashitsuda/
Yoshie Akinori
神戸市出身、大阪在住。
音楽家、舞踊家、美術家。フィールドレコーディングをしつつ大谷大学でトランス状態について研究し能楽、バレエなどを学んだのち2005年から栃本あずさと共にパフォーマンスグループayami yasuyho(アヤミヤスヨ)を結成。国内でダンス作品、音楽作品を上演する。2004年2005年ヴューマスターズ(現音採集観察学会)のフィールドレコーディングで優勝。
2022年からソロ活動を開始。国内外のフィールドレコーディングを使ったサンプリングミュージックを演奏する。
ayami yasuyho名義でアルバム『yaki』、『y/i-』フィールドレコーディング&写真集『project for survival』を発表。
呼吸を使って身体の深みから生み出されるダンスと音楽でヒトの中にある物語やイメージを触発させる。
Facebook イベントページ
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flyer photo : Saë
flyer designs : Kenji Nogami
企画制作 : O-TH