気がつくと、全く違った世界に生きていたことに気かつくことがある。
今月11日金曜日にここ神戸で東北関東大震災の一報を聞いたとき、ここまでひ
どいとは思わなかった。特に津波の被害については、明治時代に起こった三陸
沖大津波に匹敵する大きなもので、個人的にかなりショックだった。激しい地
震の後、みるみるうちに海水に飲み込まれ窒息することを考えると身体がしん
どくなってくる。
そんな中いまだ救助される方がいらっしゃる。人ってなんだろう。生きるって
なんだろうと考えさせられる。どうせ死ぬ命をなぜ生きなければならないの
か。僕は今虚無感におちいっている。
そんなある晩に、NHKのFMで大滝詠一をお昼から夜の12時まで流している番組
を聴いていると何だか救われたような気持ちになってきた。
あんまり深い意味のない歌詞は、意味性の地獄にいた僕に救いをもたらしてく
れたかもしれない。
しかし、なぜ生きなければならないのか、まだ答えは分からない。ただ今個人
的に非常に厳しい局面に立たされているように感じる。
自分の存在意義などすべてが今問われているように感じる。
自分を信頼すること、自分と他者との関係を冷静に見ること、頭を使って考え
ること、身体を使って感じること、そのどれもが今の自分に必要だと感じる。
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