先日二日間の、ボディ&呼吸 特別ワークショップを終えました。ご参加して下さった皆様ありがとうございます。
今回特に取り上げたのは「リアリティ」についてです。
作品を作るということは虚構のものを作るということです。それにどうしたらリアリティを持てるのか。
受講された方々にとっても大変重要な問題だったかと思います。
リアリティを持つことは非常に難しいです。勢いや気持ちで維持できるものではないように僕は感じます。また力みが変なふうに入ると照れてしまったりしてつまらなくなります。
僕は集中力がその鍵を握っていると考えています。
集中する力を自分でまとめ、自分を立ち上げ、リアリティを獲得する。
周りの力(共演者、小道具、セット、関係するものもろもろ)も非常に大きいですが、ワークショップで自分でリアリティを維持する力を付けるには?について主に触れました。そして最後には中世の教会音楽を流してその中で漂うということをやりました。とても難しいですが、参加してくださった方々勇敢にトライしてくれました。
この特別ワークショップの中で何かしら感じてもらえたらとてもありがたいのですが、これからも自分の力でリアリティを獲得する方法を考えていきます。
普段の生活では、『現実』という言葉は、その意味内容が過去のこと、未来のことを差しそうになります。お金、人間関係、人生、健康…、それを人生そんなものよと分かったような言葉になってしまいますが、現実とは「今のリアルタイムで起こっていることに向かい合う」ことだと考えています。
明日もワークショップを開催します。普通のワークになりますが、参加して下さった方々と一緒に、人工的に力強く変化出来るように練習します。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。