一度帰宅して喪服に着替えて、
電車で行くと時間が掛かるから、
原付で行くことにした。
・・・喪服で原付。
すごい格好になってしまったけど、
まぁいいでしょ!
お通夜はすでに始まっていた。
壇家のお坊さんが、説教していて、
それがお婆ちゃんと全く関係ない内容で、
手相とか4とゆう数字が縁起悪いとか信じるな、
今の世の中は、どーのこーの、
バカヤロウを連発していて、
なんだこの坊さんは!と憤慨した。
バカヤロウって言い過ぎだぞ・・・。
斎場に泊まれるようになっていたので、
親戚何人かと従妹と一緒に泊まることにする。
父と従妹と妹と、
コンビニまでアイスを買いに行ったのだけど、
東京とは思えないくらい、
コンビニが周辺になくて凄い歩く。
練馬区!なぜに、コンビニが無い!?
父は、最初父が落胆してたら何て声掛けようと
考えていた私の心配をよそに、
まだ一回も泣いてないぞ、と自慢していた。
そんなの偉くもなんともないから、
こうゆう時ぐらい泣きなよ、と言うも、
妹曰く、ちょっと泣いてたじゃん、って。
私は、父が泣くところを一度も見たことがない。
そういえば。
お棺に入ったお婆ちゃんを、
寝る前に皆で見た。
微笑んでいて、まるで寝ているようで、
その笑顔で、昔のことを一気に思い出した。
また涙が止まんない。
でもこうやって、ゆっくりお別れができるのは
幸せだと思う。
妹と従妹と布団並べて眠る。
子供の頃に帰ったみたいだった。
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