阿波おどり用品やまぐちのブログ

阿波おどりを大好きな店主が、用品のよいとこはもちろん、全部隠さずご紹介!

鼻緒の話

2019-02-27 08:22:11 | 下駄、足袋のお話


今年もPro利休下駄が
入荷中です。

おかげさまで、全国の踊り子様から
多くのご支持を頂いています。
感謝感激です。

このPro利休下駄
歯の厚み、使用木材の違いを
ご存じのお客様は多いのですが、

実は、鼻緒(Pro鼻緒)にも
当店契約工房、
鼻緒を知り尽くした職人さんの
ノウハウが
たくさん入っています。

強度と肌当たりという
相反する
問題を改善しています。

Pro利休下駄の
あの使用感は、
鼻緒の性能が
とても重要なのです。

そして、
今年はPro鼻緒の進化形
(ハイスペック鼻緒)を開発、
Pro利休下駄ハイスペックを発売します。

5月頃、発売予定です。

下駄に慣れていない方、
もう少し負担を減らしたい方、
ぜひ一度、お試し下さい。


靴底クッション足袋(男踊り用)

2018-03-29 08:06:03 | 下駄、足袋のお話


最初、この足袋を見たとき
正直な感想が、「癖が強い」(笑)

でも、今では当店で扱う踊り足袋の
2大勢力!前にご紹介した雲海と人気を2分します。

従来の足袋の概念を変えた商品と思います。

癖が強いとは、ある意味で特化した個性。
この足袋は、野外使用において圧倒的です。

これは「もう靴じゃ」の世界。

また底面は改良を重ねていますので、
初期モデルとは違い、感じが足袋に近づきました。
当初の違和感は少なくなりました。

スリップ防止効果も高いです。
濡れた側溝の蓋などは、足を滑らしやすく、
子供などは注意が必要。
私の地元では、
靴底の対スリップ効果から
ちびっ子パートの指定足袋にして頂ける連さんが
多いです。

夏の炎天下で焼けたアスファルト、
ゴムをひいただけの足袋では、
かなり熱い(最悪低温やけどもあります)。

この靴底足袋は、底がゴム板ですから
その部分でも効果的です。
(足袋で使う靴下も兼用すれば完璧)

耐久性もあり
価格も安いことから、当店では愛用者が毎年増えています。


さて、悪いところ。。。。。
底板と足袋を合わせたところ(つま先など)に
ゴムを使用しています。
そのため、洗うとベタ付きがでます。
これは乾いたあと、パウダーを塗布すると解決します。
ベタついたまま使用すると、
汚れが付きやすいです。

不向きと思えるのが、
室内営業、ステージ等での使用です。
底が強すぎますので、
旅館等の畳の上は
使用感がいまいちです。

野外使用に特化した足袋、、、
これが店主の解釈です。

ただ、野外使用では
抜群の性能。
車のタイヤと同じく、
用途に合わせて使い分けくださいね。

男踊り用クッション足袋「雲海」

2018-03-27 10:57:00 | 下駄、足袋のお話


男踊り足袋は、底にゴムをひいた物が主流でしたが、
いろいろ改良されて、現在はクッション入りが多くなりました。

当店では、靴底足袋と、この雲海を扱っています。
この二つの足袋、かなり特徴が違いますので、今日は雲海のお話。

この足袋の特徴は、
底クッションはもちろん、
フラットな底で
(足袋)本来の趣があります。

そのため、ステージや室内使用感は、
靴底足袋はこの雲海に遠く及びません。
雲海が優れています。

細やかな足捌きには最高かと(店主の感覚ですが)

それと、あえて伸びる生地を使用していません。

昔、最初にクッション足袋を開発された方から、

サイドにステップしたときや、摺り足で引きこんだときに
伸びる生地だと若干の違和感を感じるから、男踊り足袋に
伸びる素材は不向き

と聞いた事があります。

この雲海も伸びる生地を使用していないので、
その辺りのことを考えてでしょうか?
また
作りは日本製なので、かなり良いです。

さて、悪いところ、、、、
そうですね、
もし靴底足袋のクッションに慣れていれば、
クッション性は雲海が劣ります。
これは、中敷き1枚入れたら解決ですが。

価格は、私は適正価格と思うのですが、
あえて靴底と比べれば
少し高いです。

ただ、最初に書いたように、
うちで扱っている男踊り足袋2つは
特徴(個性)がかなり違います。

ケースバイケースで、使い分け。
これが私の結論です。

女踊り、鳴り物用足袋

2018-03-23 10:29:55 | 下駄、足袋のお話


この商品は隠れた人気があります。

リピート率では、当店一番かも、、、。

女踊り用は、裏地にネルを採用。当たりが柔らかく、当店のPro利休下駄との相性も良いです。

底にはクッションを入れてますので、無い物と比べて疲れを低減します。

もちろん伸びるストレッチ素材を使用しているので、足にフィットしやすいです。

最近、足袋や手甲の素材は、ストレッチ素材が主流。

当店は、ここの素材にこだわり、

女踊り、鳴り物足袋では東洋紡「エスパ」を採用しています。

値段を下げようと思えば、

生地のグレードを下げれば良いし、

良い物だけで考えれば、

高い生地を使えば良いのですが、

お値段と性能が釣り合っていると思えたのが

この「エスパ」です。

洗濯にも強く、フィット感が長続きします。

あと私的には、白発色が良いと感じます。

ぜひ一回使って頂きたい商品です。

26cmからは、あえてサラシ裏を採用しています。

男性の方は、ネル裏よりさっぱりとした風合いの

サラシ裏を好まれるようです。


さて、恒例の(笑)悪い点は、、

最初、ネル裏は足に白い繊維がつきやすいです。

今まで特にクレームは頂いておりませんが、、、、

あえて言うならです。

これも素材ゆえのことなので、

ご理解くださいね。

あと、一般的なストレッチクッション入りの足袋より

少しだけ値がはります。

着物、和装を知っている方からは

「安い」って言って頂けるのですが(笑)

踊りで流通している物よりは、少しだけ高いかな(^^;)

当店のコンセプトとして、

少しの価格差で良い物ができるなら

そちらを選びます。

この足袋は、まさにその商品です。


阿波おどりステージ用利休下駄(Pro利休下駄)

2018-03-22 11:20:12 | 下駄、足袋のお話


うちの取り扱う利休下駄を、ステージ仕様に加工した物です。

なんせベースがPro利休下駄なので、こちらもお勧めの一品です。

歯と前部にタイヤゴムを使用しています。

ステージや、練習会場は下駄禁止のところがほとんど。

昔から、踊り子さんは下駄にゴムを貼ったりして

各自で工夫してきました。

ゴム板を加工して使ってみると、結構早くすり減ります。

また、材質によっては、滑り止め効果が無かったりで(T_T)

大変でした。

そこで、、、タイヤゴムなら

耐久性も、滑り止め効果も、転がり係数も(必要か)全て計算されていると、、、

長年かかって、一番適している物を探しました。

写真は28年仕様のゴム貼りですので、

30年仕様と若干異なります。

踊り子さんの生の声を反映しています。



店主お勧めの使い方

ゴム貼りのおかげで

耐久性が上がっていますので、

外練習でも使用すると、下駄の買い換えが確実に減ります。
(商売泣かせですが、長く使って頂きたいです)


メンテ

地元のお客様には、歯ゴムの張り替えも承っています。

ゴムの端が切れてきたら、張り替え時です。

歯、本体が痛んでしまうと、張り替えられません。



遠方のお客様は、、、

送料考えると割が合いません。すいませんm(__)m

パーツ提供は承っています。