アツミサオリのある日の黄昏時☆日々思う所

拝啓、初恋の嵐サマ。

ど~ん!アツミです。

今日は、渋谷AXに、初恋の嵐のワンマンライブを見に行ってきたよ。

「初恋の嵐」とは、Vo.EG.作詞・作曲の西山達郎さん、Bassの隅倉弘至さん、Dramsの鈴木正敏さんの3ピースバンド。

あれは今から10年前。FMラジオから流れてきた曲にアツミは衝撃を受けた。そりゃもう、どか~ん!ってやられたような感じで。それが初恋の嵐のデビューシングル『真夏の夜の事』という曲だった。

でも、そのデビューシングルが発売された時、メンバーの西山さんは、この世にいないという悲しみを、同時に知ることになった。西山さんは、デビュー直前に天国へと旅立っていたのだった。西山さんはどんなに悔しかっただろうと、アツミはその時とても苦しくなったことを覚えている。

すぐにアツミは初恋の嵐のCDを買った。で、どの曲もほんっとにすばらしくて、それでももっと聴きたいと、インディーズのCDまで全部かき集めた。それでもとまらず、ボーカルの西山さんが以前に所属していたバンド「コモンビル」のCDまで、それこそ初恋の嵐に関する音源を隅々まで集めて、聴きまくった。今でも聴いている。どの曲も本当に素晴らしいというか、衝撃というか、天才の嵐!

その熱は、2006年に出した、アツミのシングル「あい」は、初恋の嵐の「初恋に捧ぐ」という曲のようにしたくて曲作りし、さらにアレンジの後藤康二さんに「初恋に捧ぐ」の音源を渡して、「こんな風なアレンジにしたい」と訴え、できた曲というくらい、熱かった。

そして初恋の嵐がデビューして今年で10年、初めてワンマンライブをやると聞きつけ、今日、喜び勇んで出かけた。

本当に、本当にすばらしかった。

初恋の嵐のお友達のボーカリストが、ゲストボーカルとして次々登場して歌うというスタイル。スガシカオさん、中村一義さん、無頼庵さん、堂島孝平さん、岩崎慧さん(セカイイチ)、曽我部恵一さん、小谷美紗子さん、松本素生さん(GOING UNDER GROUND)が登場。とても豪華なライブだった。

本当に皆さんすばらしかった!!みなさんの初恋の嵐への友情が溢れていました。スガシカオさんは、病をカバーしながら全力で歌っていた。本当に本当に涙が出そうだった。だけどアツミは泣くまいと思っていた。今日のライブはめでたいライブなのだ。初恋の嵐の初のワンマンライブなのだもの。

だけどね、無頼庵さんがこう言いました。

「隅くん、まーくん、音楽やり続けてくれてありがとう。」と。

これは泣いてしまいました。これ、書いてても泣いちゃう。デビュー目前で西山さんが天国へと旅立ち、ここまでの10年間、隅倉さんと鈴木さんの歩いた音楽道は、決して平坦ではなかったと思う。どれだけつらかっただろう。それでも、それでも、自分で道を切り開き、このAXという大舞台へ、天国の西山さんの音楽を連れてやってきたというこの二人の凄さを前に、涙は止まってくれなかった。どれだけ西山さんは喜んでいるだろう。、無頼庵さんのこの言葉は、西山さんの気持ちそのものだと本当にそう思えた。

しかし、初恋の嵐のワンマンライブは、これが最初で最後であるとすでに発表されている。

ワンマンライブは、あと、12/1の神戸公演が本当の本当の最後です。今日のメンバーとまた少し違うゲストボーカル迎えて、西山さんの故郷である神戸で最終公演。

神戸公演へ行かれる方、アツミの分まで楽しんでください。行きたかった!神戸公演!!

神戸公演、チケットまだあるそうです!行くか行かないか迷っている関西方面のアナタ!このライブは行かないと、後悔します。

今日は、奇跡のライブでした。初恋の嵐のみなさん、ゲストボーカルのみなさん、サポートミュージシャンのみなさん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。ステキな夜をありがとう!


そう、今日のライブが始まる直前、アツミの前に立っていた少し背の高いお姉さんが、背の低いアツミを見て「私のほうが背が高いから、前にどうぞ、大丈夫ですよ!私のほうが背が高いから。」と、おっしゃってくれました。本当に申し訳ない気持ちでお断りすると、「いえいえ、大丈夫ですから」と替わってくれました。嬉しかった。帰りにもう一度御礼を言おうと思って振り返ると、お姉さんはもういなかった。お姉さん、ありがとうございました。お姉さんからもらった優しさを、アツミもまた、だれかに必ずお返ししようと思います。
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