昔からラジオがとても好き。(と何度も言っている気がするけど
)中学生ぐらいから深夜もラジオにかじりついてた。ラジオでたくさんの音楽を聴いた。それでは飽き足らず、投稿したり、素人出演したりもした。ネクラなくせに目立ちたがり。やはりタチが悪い自分(笑)。でもさ、引っ込み思案な自分を爆発させるべく、もうひとつの自分を見てもらいたいなんて思いを抱いて芸事を仕事にしている人が案外多い気がする。
話を戻すと、大人になって、いろいろ忙しくなってラジオを聴く機会が若干少なくなったりしたけど、radikoとかで自分の好きな時間に聴くことができるようになったりして、またラジオを良く聴く様になってきたところだった。
このラジオが、昨年秋の入院から現在の病気療養期間に、アツミの中で再びフィーバー
入院していると時間は余っている。通常その時間は主にはテレビを見たり、本を読んだりということになると思うけど、実はテレビを見たり本を読んだりは、ある程度元気じゃなきゃできないことなのである。テレビを見るにはテレビのある方向に顔や身体を向けなくてはいけないし、本を読むには、顔の近くまで本を持ってくることが可能で、本を読むだけの体力があることが必要になる。
それができるようになるまでの間が、一番身体がきつい時であり、心も踏ん張っている時。そんな時、ラジオはもってこいだった。これまでの入院の経験からそれを見越していたので、携帯ラジオを入院時に持ち込んでいた。
入院中は、よく病室でラジオをつけていた。ラジオは番組にもよるけど、バラエティーの要素もありつつ、音楽番組のようでトーク番組で、間にニュースや交通情報も挟まれて、とても幅広い情報を伝えてくれる。そんなラジオに助けられた。その中でも、K-mix(静岡のFM局)に出演の高橋正純さんの番組「モーニングラジラ」は毎日欠かさず聴いていた＆聴いている。
高橋正純さん(静岡では通称「ズミさん」と呼ばれています。)は、静岡では1、2を争う知名度のタレント・DJパーソナリティさんで、「モーニングラジラ」は毎日じわじわと笑わせられてしまっていて、というかもう、リスナーのみなさんもズミさんのキャラクターと、番組に送るメールでの暗黙のお約束を心得た内容のメールを送るため、そこにズミさんがおおいに乗っかって笑いに変わり、番組の大部分が大喜利と化しているような感じなのである。
術後、上しか向いていられずに、痛みをこらえている時でも、そのズミさんの軽快なおしゃべりですごく癒され、毎日の放送を楽しみにしていた。
退院が決まった時、感謝を伝えようと思い切って番組にメールをしたら、そんな暗くなるような話題も、ズミさんは気遣いながらも軽快に笑いを乗せて私のメールを読んでくださった。すごかった。やはりこれがプロなんだと。いつか番組で自分の曲がかかるのが夢だと書いたら「(道のりは)きびしいですよ～！」おどけたようにおっしゃられたので、絶対かかるよう、元気になって音楽やってやるで！と思った。
芸とは、自分にとっては苦しいことのほうが多いけど、そうして誰かの助けになることがあって、誰かの助けになることが自分の大きな力にもなるし、それこそが「やりがい」。それを改めて身をもって感じた。
やっぱり、お金なくても、その中でもなんとか人に迷惑かけないように暮らしながら歌いたいなぁ。。あ、またはなしずれちゃった。
そうして、また月曜日の朝に「モーニングラジラ」でひと笑いするのでしょう。
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