マニフィカトの聖母 1481-1485
マニフィカト は 「我が心、主を崇め」は、キリスト教聖歌のひとつです、絵の中の開かれた本に書かれたことからこの名前がとられたそうです。
やはり、聖母とキリストの手には「ざくろ」が握られています、このザクロはこの先イエスが苦難の道を歩むことの象徴といわれています。
この絵でも、聖母は伏し目がちにイエスを見つめています、それに対して、イエスは上を仰ぎ見ています、視線はマリアのほうに向いていないので、やはり、将来の苦難について思いを巡らせているのでしょうか?
ザクロの聖母 1487
画中で天使たちが持っているユリとバラの花は、聖母の慈悲深さを示しているものといわれています。
両脇最前線にいる二人に天使は、『メディチ家』の守護天使の、『聖コマスと聖ダミアヌス』だと思います。
それではまた明日明日は日本からお伝えします。空港検疫にひっかからなければ。