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驚くべき超大作 シャガール 青森県立美術館 青森

2020年10月訪問

 

★驚くべき超大作 シャガール 青森県立美術館 青森

 

予備知識なく『青森県立美術館』に訪問したのですが、思いがけなく巨大な

『マルク・シャガール』の巨大な作品にお目にかかれました。

それも4枚もです。それも大きさはおおよそ9メートルの15メートルです。

それもテンペラで綿布に描いたものなのです。

『アレコ』4作品で、オペラの背景のために描かれた物です。

 

 

『第1幕 《月光のアレコとゼンフィラ》』

とても『シャガール』らしい作品ですね。

抱擁したまま空に浮かぶ二人、鶏がやさしく見つめています。

基調は青ですが、中心の光のため、とても暖かい感じになっています。

 

 

『第2幕 《カーニヴァル》』

 

これもまた楽しい雰囲気が伝わってきます、色彩は明るい中間色です。

動物たちが芸をする様がとてもユーモラスに描かれています。

『シャガール』はとても好んで動物を描きました。

 

 

『第3幕 《ある夏の午後の麦畑》』

 

2幕の燦燦と降り注ぐ柔らかな日の光に比べると、

この作品では太陽は下に沈んできます、それに比して日の光はどぎつくなります。

川の足の茂みのわきに一艘の船が漂い、人が一人乗っています。

『アレコ』と『ロマの娘』の破局の予兆でしょうか?

 

 

『第4幕 《サンクトペテルブルクの幻想》』

 

恋に破局した『アレコ』は『ロマの娘』を刺し殺してしまいます。

娘はこの白馬に乗って、天に昇っていくのでしょうか?

下の街が『サントペテルブルク』なのでしょう。

それにしては何か陰鬱で、茶のモノトーンで描かれています。

教会が遠景に描かれているのも象徴的ですね。

 

この作品は、第二次世界大戦の時に、『シャガール』がアメリカに

非難した際に描かれた物です。

思わぬ大作に巡り合えることができました、それも、『青森県立美術館』が所有しているのは、3幕を除く作品なのです、実は、現在『フィラデルフィア美術館』が改築されているので、3幕の作品が、貸与されているのです、2021年3月までが予定されているそうです、『シャガール』の好きな人は是非この4作の鑑賞をお勧めします。

 

 


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