アストンヨーチャンの日常

日々のうまばなしを綴ります

ブラックエンブレム出走、バランシーンの枠順確定

2009-02-17 23:24:46 | 海外競馬
 現地時間20日にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われるバランシーンの枠順が確定しました。

バランシーン(北半球産4歳上、南半球産3歳上牝、G3・芝1777m、発走22時20分=日本時間21日3時20分)
※枠番 馬名 (生産国) 斤量 調教師 騎手
1 Deem (IRE) 58.0 J Barton F Jara
2 Varsity (GB) 57.0 C Swan R Hughes
3 Black Emblem (JPN) 57.0 S Kojima M Kinane
4 Eva's Request (IRE) 57.0 M Channon T Durcan
5 Peace Royale (GER) 58.0 A Wöhler L Dettori
6 Happy Spirit (SAF) 58.5 H Brown R Moore
7 My Central (ITY) 57.0 H Brown J Murtagh
8 Front House (IRE) 58.5 M de Kock K Shea
9 Jalmira (IRE) 57.0 E Charpy P Smullen

 鼻出血でケープヴェルディを回避したブラックエンブレムも無事に調教再審査をパスし、出走の運びとなりました。

 さて、今回は出走馬9頭のうち実に7頭が、そのケープヴェルディからの転戦馬。

 注目はDeemという馬です。この馬はサウジアラビアでデビューし、ダートで3戦していずれも圧勝。初芝となった前走のケープヴェルディも快勝して4戦無敗となりました。父ダラカニ、母の父がサドラーズウェルズという血統ですから芝はまったく問題なかったということですね。無敗のままドバイDFに向かうのか注目です。

 また、同じくレーティング110で並ぶのがFront House。前走はDeemの2着でしたが、約半年の休み明けだったことを考えれば逆転は可能でしょう。

 あとはイギリスのEva's Request(ケープヴェルディ3着)、ドイツのPeace Royale(ケープヴェルディ4着)といったヨーロッパからの参戦馬にも注目です。

 そして日本のブラックエンブレムは3番枠からのスタート。てっきりルメール騎手だと思っていた鞍上はどうやらキネーン騎手のようですね。初の海外遠征だけに何とも言えない部分はありますが、アースリヴィングがあれだけ走ったので、当然この馬にも期待がかかります。

 ちなみに、今回の結果次第ではUAEオークス当日に行われるレーティング100以上のハンデ戦(ダート1800m)へ連闘するプランもあるとのことです。

写真:バランシーンが行われるナドアルシバ競馬場

残念!ダイワスカーレットが引退

2009-02-16 18:33:06 | 中央競馬
 ダイワスカーレットの引退が先程発表されました。とにかく残念の一言に尽きますね。

 僕はどちらかというとウオッカファンなので、3歳の頃はこの馬にだいぶ苦しめられた思い出があります。

 個人的には競馬場でこの馬の走るところを生で見られなかったのが心残り。今年の夏はイギリスまで行こうと思ってたんですけどね…。

写真:ラストランとなった有馬記念(提供:カンパニー野原)

武豊が佐賀にやって来る!

2009-02-10 19:03:14 | 地方競馬
 さて、明日は第36回佐賀記念(JpnIII)。

 スマートファルコンの出走は注目ですが、有名どころはみんなフェブラリーSに出走してしまうため、その他は正直イマイチなメンバーです。

 ところがジョッキーはというと、武豊、岩田康誠、内田博幸、ミルコ・デムーロ、そして地賀出身の川田将雅と、かなり豪華な顔ぶれ。

 たしか去年の佐賀記念は雪で中央競馬の開催がズレて、武豊騎手が乗れなかったんですよね。

 JRAの小倉ではけっこう乗っていますが、武騎手が佐賀で乗るというのはなかなかない機会。この人が来るのと来ないのとでは競馬場の盛り上がりが全然違いますからね。

写真:圧倒的人気が予想されるスマートファルコン(08年浦和記念)

祝100勝達成、三浦皇成徹底分析!

2009-02-09 22:18:16 | 騎手
 7日の東京4Rで三浦皇成騎手(19、美浦・河野通文厩舎)が史上最速のJRA通算100勝を達成しました。

 その後も勝ち星を伸ばし、先週の競馬が終わった段階での勝利数は102。ということで今回は三浦皇成騎手がこれまでに挙げた勝利の内訳を探ってみたいと思います。

◆人気別勝利数
1番人気:45勝(勝率34.4%・連対率51.9%・複勝率59.5%)
2番人気:22勝(勝率16.3%・連対率34.8%・複勝率51.9%)
3番人気:17勝(勝率14.7%・連対率26.7%・複勝率38.8%)
4番人気:6勝(勝率5.8%・連対率14.4%・複勝率25.0%)

これまでの勝利の約半分は1番人気馬でのもの。全勝利数の8割以上が3番人気以内でのものです。

◆競馬場別勝利数
札幌:23勝(勝率16.8%)
函館:18勝(勝率11.0%)
福島:17勝(勝率14.0%)
新潟:9勝(勝率10.3%)
東京:12勝(勝率9.6%)
中山:22勝(勝率10.1%)
中京:1勝(勝率9.1%)
京都:0勝(勝率0%)
阪神:騎乗なし
小倉:騎乗なし

札幌の成績がいいですね。京都では未勝利ですが、乗っている数自体が少ないので、特に成績の悪い競馬場というのはないようです。

◆コース別勝利数
芝:41勝(勝率9.1%)
ダート:61勝(勝率14.4%)

ダートのほうが勝率高いですね。

◆東西別勝利数
美浦所属馬:79勝(勝率12.2%)
栗東所属馬:23勝(勝率10.2%)

関東所属なので当然ですかね。

◆性別勝利数
牡馬・セン馬:58勝(勝率10.8%)
牝馬:44勝(勝率13.0%)

これは特に偏りないですね。

◆厩舎別勝利数
河野通文:12勝(勝率10.2%)
加藤征弘:9勝(勝率19.6%)
堀宣行:6勝(勝率35.3%)
相沢郁:6勝(勝率17.6%)
伊藤圭三:5勝(勝率13.2%)

やっぱり所属厩舎がトップ。あと堀宣行厩舎との相性がいいようです。

◆距離別勝利数
1200m:26勝(勝率13.5%)
1800m:21勝(勝率11.7%)
1700m:13勝(勝率10.0%)

これは単純に騎乗した回数の多い順ですね

◆枠番別勝利数
1枠:16勝(勝率18.2%)
2枠:10勝(勝率9.7%)
3枠:9勝(勝率8.7%)
4枠:10勝(勝率10.2%)
5枠:21勝(勝率15.8%)
6枠:6勝(勝率5.2%)
7枠:15勝(勝率14.4%)
8枠:15勝(勝率11.5%)

6枠が若干低め。1枠の勝率がやや高めです。

【レース番号別勝利数】
2R:16勝(勝率:21.3%)
1R:16勝(勝率:19.0%)
8R:10勝(勝率:14.3%)

朝早い時間帯のレースに強い印象です。

みなさんの馬券検討に役立つかは分かりませんが、よかったら何かの参考にしてみてください。

写真:2年目も活躍が期待される三浦皇成騎手

カジノ出るの? フェブラリーS最終登録馬

2009-02-08 23:35:01 | 中央競馬
 22日に東京競馬場で行われる今年最初のGI・第26回フェブラリーステークスの最終登録馬が発表されました。

(出走可能順)
ヴァーミリアン
ダイワスカーレット
カネヒキリ
バンブーエール
フェラーリピサ
サクセスブロッケン
サンライズバッカス
トーセンブライト
エスポワールシチー
キクノサリーレ
ヒシカツリーダー
ビクトリーテツニー
ナンヨーヒルトップ
アドマイヤスバル
オフィサー
カフェオリンポス

(以下除外対象、繰り上がり順)
カジノドライヴ
ロールオブザダイス
エイシンロンバード
セレスハント
トーセンアーチャー
クリーン
サンダルフォン
ワキノカイザー
エスケーカントリー
ガブリン
ヤマノルドルフ
クーヴェルチュール
ロイヤルキャンサー
レキシントンシチー

 まあ、素晴らしいの一言。昨年覇者のヴァーミリアン、GI連勝中のカネヒキリといったダートオールスターズに加え、初ダートとなるグランプリホース・ダイワスカーレットが参戦。今年最初にして今年最高かもしれない超豪華メンバーが揃いました。ちなみに一昨年覇者のサンライズバッカスには三浦皇成騎手が騎乗するそうです。

 そしてそしてドバイワールドカップへの直行を明言していたカジノドライヴが、出走順17番目のところに…。あとどれか1頭回避すれば出走可能となるだけに、急遽予定を切り替えてのフェブラリーS参戦の可能性が出てきました。ここ2戦で騎乗したアンカツ騎手がダイワスカーレットに騎乗するため、鞍上は改めて考え直しとなりそうですが、カジノドライヴが出走すれば盛り上がりにさらに拍車がかかりそうですね。

写真:ちょうど1年前、京都での衝撃のデビュー戦

アースリヴィング出走、UAE1000ギニーの枠順確定

2009-02-04 00:54:16 | 海外競馬
 現地時間6日にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われるUAE1000ギニーの枠順が確定しました。

UAE1000ギニー(3歳牝、準重賞・ダート1600m、発走22時15分=日本時間7日3時15分)
※枠番 馬名 (生産国) 斤量 調教師 騎手
1 So Shiny (ARG) 59.5 J Barton M Kinane
2 Sos Brillante (CHI) 59.5 S bin Suroor T Durcan
3 Purple Sage (IRE) 55.0 E Martins R Hills
4 Esta Bailando (CHI) 59.5 J Barton F Jara
5 Ever Loved (USA) 55.0 S Seemar R Mullen
6 Fire Sale (ARG) 59.5 H Brown R Moore
7 Devotee (USA) 55.0 S bin Suroor L Dettori
8 Estrela Boa (BRZ) 59.5 P Bary J Leme
9 India Tiberina (CHI) 59.5 M de Kock K Shea
10 Earth Living (USA) 55.0 M Ogasa C Lemaire

 ハッキリ言ってアースリヴィング以外は聞いたことない馬ばかり…。

 調べてみるとレーティングが一番高いのは、チリ産馬のSos Brillanteという馬のようです。昨年3月のチリでのデビュー戦を11.3/4馬身差で圧勝し、ドバイへの移籍後初戦となった前走のネイエフフィリーズ1400(ナドアルシバ・ダート1400m)も9か月半ぶりのレースながら快勝。2戦2勝と未だ底を見せていません。ビン・スルール調教師も前走の勝利は想定外だったそうで、ひょっとするととんでもなく強い馬なのかもしれないですね。

 レーティング3位のIndia Tiberinaも、チリでのデビュー戦を10.3/4馬身差で圧勝し、前走はドバイでSos Brillanteの2着。こちらも名門・デコック厩舎が送り込む有力馬だけに侮れません。

 一方、日本から出走するアースリヴィングは、レーティングだと6位タイ。ブラジルのG3を勝った馬と同等の評価ですが、いまいちピンと来ません。ただ、昨年11月の新馬戦(東京・ダート1400m)を9馬身差で圧勝すると、続く前走の兵庫ジュニアグランプリでは後に2歳ダートチャンピオンに輝くスーニの2着。胸を張って海外に挑戦できるだけの成績は残しています。今回は大外枠からのスタートとなりますが、頭数もそこそこなので、そこは乗り慣れたルメール騎手が上手く立ち回ってくれることでしょう。

 ちなみにこのレースの斤量は南半球産馬が59.5kgで北半球産馬55kg。有力馬のほとんどが南半球産であることから、この4.5kgの斤量差をどう生かすかがカギとなりそうですね。

写真:UAE1000ギニーが行われるナドアルシバ競馬場

川崎記念レポート

2009-02-01 23:04:53 | 地方競馬
はい、遅くなりましたが川崎記念のレポートです。

結果は御存知の通りカネヒキリがGI・3連勝。史上最多記録に並ぶGI・7勝目をマークしました。

それにしてもこの馬、ジャパンカップダートはアタマ差、東京大賞典はクビ差、そして今回が1/2馬身差と、着差こそ僅かですが、確実に勝利を手にしています。本当に勝負強い馬ですね。

次走はダイワスカーレット、ヴァーミリアンなど史上空前の豪華メンバーが集うフェブラリーステークス。大一番での新記録達成に期待が高まります。

詳しいレポートはこちらで公開してますんで是非ご覧下さい。

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