日本語教育をNAFLで学んだときに名前だけは聞いていた、アメリカではオーディオリンガルの代表的な教授法である「ジョーダンメソッド」を初めて知った。
★ジョーダンメソッド・・・オーディオリンガルアプローチ(オーラルアプローチ)を基本とする。
音声・音で覚えるタイプ。
教材である、Japanese,The Spoken Language シリーズの特徴は漢字、カタカナ、ひらがな、つまり日本語が文字として表記されていない点だ。教科書はすべて「英語」で書かれている。
直接法。クラス内では日本語のみ発話する。
文法や説明はすべて英語で行う。独学で授業前に文法事項やその課で使う新出単語を学生が自ら行う(直説法の典型)
音声指導が主。(1に音声、2に音声、34も音声、5はないよ)
★教科書「Japanese,The Spoken Language」を使った授業の進め方
●日本語の音がいくつあるのか説明
↓
B紙に日本語の音声を大きく表記したものを指しながら、リピートアフターミー
↓
一人ずつ「言ってください」と指示して、どんどんまわしていく。(全員が発話→個々に発話でも可
↓
音声全部全員やる。(まず、音に慣れさせようとする)
↓
次のステップとして、各課ごとに会話文をやるが、会話は短いものを利用する。リスポンスも短い。
↓
★とにかく「音」から入って「音」で終わる教え方。この音を聞いたら、この発話をすればいいという、反射による習慣づけを目的にしている。
★気になる問題点:上で書いたように、反射による習慣づけを目的にして、実社会で使えるようにしようとしているから、学んだこと以外は対応できない場合が多いと思う。「使える」ことが目標となっているのに、まだ「音」でのパターンを覚えさせるやりかたは古いというより、いい加減気づいたほうがいいと思う。
★良い点:この教授法で良い点といえば、「音」に十分慣れるところ。言語学習において、自分の母語と違う言語を学ぶ時、「音」に慣れることは大事だと思う。ただ、「音」の習得が目的になってしまうのは、いきすぎだと思う。
最後に・・・・
★どんな教授法も、どんな教え方も、「間違い」はないと思う。その教授法にはそれなりのメリットがあって悪いところやカバーできないこともある。
じゃあ、どんな教授法でもいいのかというと、それは、教える教師によると思う。その教師の目標とする教え方に近い教授法を手にとればいい。でも、手に取るにも、知らなくては手に取りようもない。新しい発見があるかもしれないし。だから、今は色んな教授法を知ろうと思う。それに、突き詰めれば、自分の考えに100%沿った教授法は見つけがたいと思う。じゃあ、自分が教えられる教授法はないかというと、そうでもない。自分が知った色んな教授法の良いとこどりをして、「自分だけの教授法」をつくればいい★
現実には、赴任先の学校の方針に従わなきゃいけないのが本当だが、授業は学生のため。常に還元されるのは学生だから、学校の方針、教授法が間違ってるとかもっと良い方法があると思えば、全体の30%でもいいから、やってみてもいいと思う。ただ、自分が教えられるのもその赴任先の学校のおかげでもあるわけだから、そこは柔軟に対応したほうがいいと思う。どうしても我慢できないときは辞めなあかんし、100%自分の思い通りにやって、給料もほしいなら、自分で学校つくるしかないからね(><)「柔軟」は大切★
★ジョーダンメソッド・・・オーディオリンガルアプローチ(オーラルアプローチ)を基本とする。
音声・音で覚えるタイプ。
教材である、Japanese,The Spoken Language シリーズの特徴は漢字、カタカナ、ひらがな、つまり日本語が文字として表記されていない点だ。教科書はすべて「英語」で書かれている。
直接法。クラス内では日本語のみ発話する。
文法や説明はすべて英語で行う。独学で授業前に文法事項やその課で使う新出単語を学生が自ら行う(直説法の典型)
音声指導が主。(1に音声、2に音声、34も音声、5はないよ)
★教科書「Japanese,The Spoken Language」を使った授業の進め方
●日本語の音がいくつあるのか説明
↓
B紙に日本語の音声を大きく表記したものを指しながら、リピートアフターミー
↓
一人ずつ「言ってください」と指示して、どんどんまわしていく。(全員が発話→個々に発話でも可
↓
音声全部全員やる。(まず、音に慣れさせようとする)
↓
次のステップとして、各課ごとに会話文をやるが、会話は短いものを利用する。リスポンスも短い。
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★とにかく「音」から入って「音」で終わる教え方。この音を聞いたら、この発話をすればいいという、反射による習慣づけを目的にしている。
★気になる問題点:上で書いたように、反射による習慣づけを目的にして、実社会で使えるようにしようとしているから、学んだこと以外は対応できない場合が多いと思う。「使える」ことが目標となっているのに、まだ「音」でのパターンを覚えさせるやりかたは古いというより、いい加減気づいたほうがいいと思う。
★良い点:この教授法で良い点といえば、「音」に十分慣れるところ。言語学習において、自分の母語と違う言語を学ぶ時、「音」に慣れることは大事だと思う。ただ、「音」の習得が目的になってしまうのは、いきすぎだと思う。
最後に・・・・
★どんな教授法も、どんな教え方も、「間違い」はないと思う。その教授法にはそれなりのメリットがあって悪いところやカバーできないこともある。
じゃあ、どんな教授法でもいいのかというと、それは、教える教師によると思う。その教師の目標とする教え方に近い教授法を手にとればいい。でも、手に取るにも、知らなくては手に取りようもない。新しい発見があるかもしれないし。だから、今は色んな教授法を知ろうと思う。それに、突き詰めれば、自分の考えに100%沿った教授法は見つけがたいと思う。じゃあ、自分が教えられる教授法はないかというと、そうでもない。自分が知った色んな教授法の良いとこどりをして、「自分だけの教授法」をつくればいい★
現実には、赴任先の学校の方針に従わなきゃいけないのが本当だが、授業は学生のため。常に還元されるのは学生だから、学校の方針、教授法が間違ってるとかもっと良い方法があると思えば、全体の30%でもいいから、やってみてもいいと思う。ただ、自分が教えられるのもその赴任先の学校のおかげでもあるわけだから、そこは柔軟に対応したほうがいいと思う。どうしても我慢できないときは辞めなあかんし、100%自分の思い通りにやって、給料もほしいなら、自分で学校つくるしかないからね(><)「柔軟」は大切★