
木島安兵衛が江戸に帰って八年が過ぎ、遊佐友也は十四才になっていた。 コンビニエンス・ストアで万引きをした後、家に帰らず逃げ続けていた友也だったが、深夜、巨大な水たまり状の穴の中に吸い込まれ、百八十年前の江戸時代にタイム・スリップしてしまう。 そう思って、安兵衛を探し続ける友也だったが、菓子屋「時翔庵」はつぶれており、安兵衛もなぜか消息を絶っていた。 失意の底にいる友也だったが、追い打ちをかけるように周囲の人民から、くせ者として追われる身となるが――。著者: 荒木 源
小学館 / 文庫 / 256ページ / 2010-08-05
ISBN/EAN: 9784094085303
映画化決定!「ちょんまげぷりん」待望の続編
ちょうど、この世界では、安兵衛が菓子屋を営んでいるはず――。