続き・・・
奇形自体に問題はないのですが
これを持っていると出血を引き起こさせる要因となります。
出血すると大変です。
脳の中ですからいろいろな弊害をもたらします。
うちの娘は出血して初めて奇形があることを知らされました。
半年前に頭痛を訴えるのでMRIを撮りましたが
その時は血管撮影をしなかったため発見できなかったのです。
このとき発見していればと悔やまれてなりません。
奇形が出血する確立はほぼ100%に近く奇形が小さければ小さいほど
出血しやすいと聞いております。
出血は繰り返すほどに後遺症も大きくなるといわれております。
治療は若ければ若いほど回復も早いです。
奇形はガンマー治療やいろいろ選択肢はありますが
確実なのは手術で取り除くことです。
いつ出血するか、びくびく生活するよりも、と思い
私たちはもう一度リスクは高いものの確実を選びました。
手術中は血管造影剤を入れ血管撮影をしながら顕微鏡での手術です。
ほぼ17時間かかったと思います。
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娘の病気は・・・
病名:脳動静脈奇形
といいます。
10万人に一人とされる病気です。
すごい確立で我家にやってきました。
先天的に持って生まれた病気です。
今のところ遺伝性はなく、治療方法も確立されています。
奇形をとり、痙攣止めを飲んで術後の経過を見て
のちのち完治という形にはなるということになります。
健常者と変わりなく生活できます。
発見が難しくただのMRIでは発見できず
MRIのときに血管造影剤を入れての血管撮影でしか発見できません。
この検査は検査というより短時間の手術みたいなもので
いろんなリスクを伴いますがしないとのちのちの手術はできません。
先生は位置や大きさなどいろんな角度から検討して
手術計画を綿密にたててスタッフや機材など準備し向かうと聞きました。
当日の説明や術後終わってみるとなるほど!です。
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手術の日です。
今日という日を恐れていました。
本人は簡単な説明だけで納得して手術室に入ってくれました。
娘のものわかりのよさや自分の説明の曖昧さを後悔してなりません。
長い一日が始まりました。 . . . 本文を読む