某ネズミの国は、休日ともなると、大変な賑わい。
もともと、子供連れということもあり、絶叫系マシンに乗ることは叶わないわけだが、子供向けのアトラクションやショーなど、それはそれで今までとは違った楽しみ方ができていた。
そんな時、待ち時間の少なそうなアトラクションを発見。
そう、メリーゴーランド。
まぁ、これならさほど待たないし、家族で乗れるのでいいかな・・・。
な~んて思いながら、待つこと数十分、私達の順番。
メリーゴーランドは、一番外側の騎馬が大人と子供の二人乗りが可能で、その他は一人乗り。
三人家族の我が家は、二人乗りの騎馬に相方と子供、その隣の騎馬に私という形で騎乗。
騎乗したところで、二人の写真を取ろうとカメラを向けたところ、相方が「ちょと一度降りて、騎馬の前から全体像を取ってくれ。」と・・・。
正直、「めんどくせぇなぁ・・・」とか思いながらも、騎馬から降り、写真を撮る私。 そろそろ動き出しそうだし、騎馬に戻ろうかと思った瞬間、我が目を疑う光景が・・・。
オレの馬に誰か乗ってる・・・・・・・・・・・・・・。
チョット、待ってよ~。
本来なら、さほど興味もなく、絶対に乗らないメリーゴーランド。
それでも、子供のために・・・と思い、乗ったのに・・・。
結局、家族と離れ、いい大人が単独で乗ってると思われるのがイヤで、一番内側の小さな騎馬にポツリ。
動いている間中、腕を組み、虚空を見つめる私。
「降りて写真を・・・」と言った相方を恨みながらも、頭の中では大黒摩季の「恋はメリーゴーランド、ぐるぐる回るよ~♪」が流れている。
いつしか止まり、騎馬を降りると、私を待っていたのは”爆笑”する相方の姿。
お前が余計なこと言わなければ、こんなことにはならなかっただろが!!!!!!
おわり